
あるいは審査に通る自信がないので、多少金利が高くても消費者金融でしょうか?

少額ならば、昔からある質屋という手もありますね。

実はお金を借りるところはまだまだあり、意外と知られていないお得な融資制度というものが少なくありません。
お金を借りたい=銀行や消費者金融へ行くだけではないことを知ってください。
ひょっとすると、それらよりもはるかに有利な条件でお金を借りられるかもしれません。
目次【移動できます】
- 1 ここでお金を借りられる! お金を借りる場所の比較表
- 2 借りたお金は自由に使える?決められている?事業用資金限定?
- 3 個人がお金借りる融資制度30選
- 3.1 1.銀行、信用金庫(証書貸付)
- 3.2 2.銀行、信用金庫(ネットバンキング)
- 3.3 3.銀行カードローン、信用金庫
- 3.4 4.消費者金融(大手)
- 3.5 5.ビジネスローン
- 3.6 6.中小の消費者金融
- 3.7 7.ゆうちょ銀行(担保自動貸付)
- 3.8 8.クレジットカードキャッシング
- 3.9 9.生命保険(契約者貸付制度)
- 3.10 10.社会福祉協議会(生活福祉資金)
- 3.11 11.社会福祉協議会(緊急小口資金)
- 3.12 12.政府系金融機関(日本政策金融公庫)
- 3.13 13.商工会議所(マル経融資)
- 3.14 14.農協・JAバンク
- 3.15 15.労働金庫・ろうきん
- 3.16 16.【高齢者】年金担保貸付
- 3.17 17.【高齢者】不動産担保型生活資金
- 3.18 18.共済組合
- 3.19 19.小規模企業共済貸付制度
- 3.20 20.中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)一時貸付金
- 3.21 21.母子・父子・寡婦福祉資金
- 3.22 22.女性福祉資金
- 3.23 23.会社からお金借りる!勤務先の従生活サポート基金
- 3.24 24.【学生でお金を借りる】学生ローン
- 3.25 25.奨学金でお金借りる(学生支援機構、民間)
- 3.26 26.「生活サポート基金」の生活再生ローン等NPO融資
- 3.27 27.警察、交番(公衆接遇弁償費)
- 3.28 28.質屋
- 3.29 29.知人、友人、家族から借りる
- 4 お金を借りるメリット・デメリットを知ってリスクがない借り方を!
- 5 借入がワカルサイトとは?
- 6 新着情報
- 7 カードローンの選び方ナビ
- 8 お金借りるQ&Aでワカル
ここでお金を借りられる! お金を借りる場所の比較表
まず、お金をどこで借りられるのか、可能性があるあらゆる場所を比較表にしました。
比較ポイントは
- 金利(高いか低いか、金利自体がないか)
- 資金使途(好きなことに使えるのか、使いみちが決められているのか)
- 審査の厳しさ
- 融資までの速さ(即日か数週間かかるか)
- 社会的信用(そこで借りてもご自身の信用情報に影響するか、社会的に問題がないか)
- おすすめ度(★5段階評価、1~4を勘案した総合評価)
この6点です。
明日お金が必要なのに、審査に2週間かかる融資を申請しても意味がないです。より有利な条件で借りられ、かつ、日程的に間に合うものをぜひ選んでください。これだけメニューがあればきっとふさわしいものが見つかるはずです。
金利 | 年利(数字) | 資金使途 | 審査の厳しさ | 融資までの期間 | 社会的信用度 | 総合おすすめ度 | 特記事項 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
銀行、信用金庫 (証書貸付) |
低い | 0.5%~15% | 決まっている | 厳しい | 2週間 | 高い | ★★★★ | |
銀行、信用金庫 (ネットバンキング) |
中程度 | 3%~14% | 自由 | 厳しい | 翌営業日 | 高い | ★★★★ | |
銀行、信用金庫 (カードローン) |
高い | 2%~14% | 自由 | 中程度 | 3営業日 | 高い | ★★★★ | |
消費者金融 (大手、カードローン) |
高い | 4%~18% | 自由 | 中程度 | 即日可能 | 低い | ★★★ | 総量規制害対 |
消費者金融 (大手、ビジネスローン) |
高い | 4%~18% | 決まっている | 中程度 | 数日 | 低い | ★★★ | 総量規制害対象外 |
消費者金融 (中小) |
高い | 15%~20% | 自由 | 緩い | 即日可能 | 悪い | ★★ | 総量規制対象 |
ゆうちょ銀行 (担保自動貸付) |
低い | 0.26%~0.51% | 自由 | 緩い | 即日可能 | 高い | ★★★★ | 未成年OK |
クレジットカードキャッシング | 高い | 15%~18% | 自由 | ない | 即日可能 | 中程度 | ★★★ | |
生命保険 (契約者貸付制度) |
低い | 1%~5% | 自由 | ない | 3営業日 | 高い | ★★★★ | |
社会福祉協議会 (生活福祉資金) |
低い、無利子 | 無利子~1.5% | 決まっている | 緩い | 1か月 | 高い | ★★★ | |
社会福祉協議会 (緊急小口資金) |
無利子 | 無利子 | 決まっている | 緩い | 2週間 | 高い | ★★★ | |
日本政策金融公庫 (事業資金、教育資金) |
低い | 1.5%~2.5% | 決まっている | 緩い | 2週間 | 高い | ★★★★ | |
商工会議所 (マル経融資) |
低い | 1%~1.5% | 決まっている | 緩い | 2週間 | 高い | ★★★★★ | |
農協・JAバンク | 低い | 1.3%~8% | 自由 | 緩い | 1週間 | 高い | ★★★★ | |
労働金庫・ろうきん | 低い | 1.7%~8.5% | 自由 | 緩い | 4営業日 | 高い | ★★★★ | 未成年OK |
【高齢者】年金担保貸付 | 低い | 2.1%~2.8% | 決まっている | 緩い | 4営業日 | 高い | ★★★ | |
【高齢者】不動産担保型生活資金 | 低い | 3.0% | 決まっている | 緩い | 5営業日 | 高い | ★★★ | |
共済組合 | 低い | 無利子~1.26% | 決まっている | 緩い | 翌営業日 | 高い | ★★★★ | |
小規模企業共済貸付制度 | 低い | 0.9%~1.5% | 決まっている | 緩い | 即日可能 | 高い | ★★★ | |
中小企業倒産防止共済一時貸付金 | 低い | 0.9% | 決まっている | 緩い | 1週間 | 高い | ★★★ | |
母子・父子・寡婦福祉資金 | 低い、無利子 | 無利子~1.0% | 決まっている | 緩い | 不明 | 高い | ★★★★ | |
女性福祉資金 | 低い、無利子 | 無利子~0.5% | 決まっている | 緩い | 不明 | 高い | ★★★ | |
勤務先の従業員向け貸付制度 | 低い、無利子 | 無利子が多い | 職場による | 緩い | 会社による | 高い | ★★★★★ | |
【学生】学生ローン | 高い | 15%~17% | 自由 | 緩い | 即日可能 | 低い | ★★ | |
【学生】奨学金 (学生支援機構、民間) |
低い、無利子 | 無利子~0.2% | 決まっている | 厳しい | 2か月 | 高い | ★★★★ | |
生活サポート基金等NPOの融資 | 中程度 | 12.5%以内 | 決まっている | 緩い | 5営業日 | 中程度 | ★★★ | |
警察、交番 (公衆接遇弁償費) |
無利子 | 無利子 | 決まっている | 緩い | 即時 | 高い | ★★★ | 上限1000円 |
闇金融 (ヤミ金) |
法外に高い | 20%以上 | 自由 | 緩い | 即日可能 | 最悪 | ★ | 身を滅ぼす |
質屋 | 低い | ~109.5% | 自由 | 質種次第 | 30分程度(鑑定) | 中程度 | ★★★★ | |
知人、友人、家族から借りる | 基本的に無利子 | 基本的に無利子 | 話し合い次第 | 話し合い次第 | 人による | 人間関係次第 | ★★★ | 家族でも借金は他人 |



銀行か消費者金融しかないと思っていた方にとっては、ちょっと驚きかもしれません。
借入ができない場合、高利貸し(ヤミ金)等を頼る前にできることがあります。
また、銀行で借りるより有利な条件でお金を借りられるところもあります。
借りたお金は自由に使える?決められている?事業用資金限定?
それぞれの融資について解説する前に、どういう目的でお金を借りたいのか考えてみてください。
遊興費や飲食代、旅行代など好きなことに使える融資と使い道が限定されている融資があります。
資金使途自由なものであれば、それこそ(ギャンブルなども含めて)好きに使うことができますが、資金使途が限定されているものならば「住宅ローン」「公共料金の返済」「医療費の支払い」「やむにやまれぬ生活苦」など、目的に合った使い方が必要になります。
もし、住宅ローンとして借りたのに、住宅を買わず、遊興費に充てていたことがばれれば、全額の即時返金+ペナルティ利息の支払う、さらには訴訟などを起こされるかもしれません。
もちろん、信用情報には大きな「×」がついてしまうので、以後数年にわたり、公的援助(緊急小口資金等)以外の借入ができなくなります。
また、商工会議所のマル経融資や消費者金融のビジネスローンなどは、事業用資金に限定されています。
つまり、経営者や個人事業主、フリーランスの方しか借りられず、会社員や公務員の方は利用できません(副業用ならばOKですが、それも証明する必要があります)。

もちろん、商工会議所のマル経融資を例にすれば、運転資金(仕入や家賃の支払い)、設備資金(機械や車両の購入)に限定されるので、借りたお金で旅行に行くことはできないので注意してください。バレます。
ご自身がお金を借りて使う目的を事前にはっきりされたうえで、以下の各融資メニューを利用できるかどうか考えてみてください。
個人がお金借りる融資制度30選
個人として利用できる融資精度は多くあります。
1.銀行、信用金庫(証書貸付)
我々が最初にイメージする「お金を借りる」方法です。
銀行に申し込みをして、審査の末、その借入目的に合致したローンを組むことができます。
具体的には
住宅ローン | 住宅土地マンションの購入目的 |
---|---|
自動車ローン | 自家用車購入のための |
リフォームローン | 住宅の修繕や改修、増改築目的 |
教育ローン | 子供の教育資金、入学金や授業料など |
ブライダルローン | 結婚式披露宴、新婚旅行などに使う |
事業ローン | 経営者や個人事業主の仕事にかかわる運転資金 |
フリーローン | 「多目的型ローン」と呼ばれ、引っ越しや旅行、インプラント、医療費、美容(整形、エステ等)、家具家電の購入など様々な用途に使える |
などがあります。
フリーローンが「カードローン」に近く、比較的自由に利用できますが、カードローンのようにATMから自由に引き出せるわけではありません。借入限度額の中で自由に借入→返済を繰り返すことはできず、1回借りたら完済しないと次の融資が受けられません。
また、ギャンブルや投資目的はNG、バレると、以後借りられなくなる可能性があります。
2.銀行、信用金庫(ネットバンキング)
オンライン専用銀行や、大手銀行のネットバンクを利用して借入を行います。店舗に行かなくてもすべてオンライン上で完結するので、融資までの審査期間を大幅に短縮できます。
必要書類は郵送ではなく、画像データ等をアップロードしますので、スマホだけでは難しいこともあるかもしれず、パソコンはあった方がいいでしょう。
楽天銀行やイオン銀行など店舗を持たない銀行からの借入は、こちらのカテゴリになります。中には楽天銀行のようにポイント(楽天ポイント)がもらえるものもあり、上手に使えば、借入に加えて得をすることができます。
金利はやや低めで、気軽に借りることができますが、店舗窓口で手続きしないので、誰も教えてくれません。しっかり、HPを読み込み、書類にミスがないようにしましょう。
証書貸付と同様、目的別のローンとフリーローンがあり、目的が決まっている場合、金利は低めになります。

3.銀行カードローン、信用金庫
ローンカードを受け取り、設定した限度額の範囲内で自由に借入ができる便利なローンです。ATMなどから返済もでき、お財布感覚で利用できます。一度借りても、完済しなくても限度額の範囲であれば、再度借入をすることもできます。
審査は消費者金融のカードローンに比べると厳しめで、審査の時間もかかりますが、社会的信用度は高く、銀行や信金のカードローンを借りているからと言って、以後の別の借入や「信用スコア」が不利になることはありません。
金利は消費者金融のカードローンよりも低く抑えられており(高くて14%程度)、借入に多少時間がかかってもよいという人は、銀行系のカードローンに申し込んでみましょう。
また、銀行のカードローンは「総量規制」の対象外であり、銀行の審査さえ通過できれば、年収の3分の1を超えた金額の借入や限度額の設定が可能です。また、総量規制が適用されない=本人の年収要件がない、というわけで、年収がない人、例えば専業主婦の方も配偶者の年収を審査基準として、カードローンを借りることが可能です。
- 銀行系カードローンは即日融資ができない
- 銀行系カードローンの利率は消費者金融のカードローンより低い
ここを押さえておきましょう。
4.消費者金融(大手)
ご存じプロミス、アコム、レイク、アイフルといった消費者金融のカードローンです。かつての武富士のようにネガティブなイメージはなくなり、気軽にお金を借りられる選択肢として重宝されるようになりました。
店舗に行かなくても、街中にあるATMや自動預払機でも手続きができます。最大の特徴は「即日融資」が可能なことで、書類さえそろっていれば融資を申請したその日のうちにお金を借りることができます。
審査が銀行ほど厳しくない分、支払金利は高めで、利息制限法上限の18%ぎりぎりに設定しているものが多く、不要不急な借入を慎んだ方が、金利の支払いに追われることはなくなります。「カード破産」しやすいのもデメリットとして挙げられます。
返済も、口座引き落としだけではなく、ATMから振り込むことができ、利息がかさむ前に前倒し返済が可能です。
いくら稼いでいて返済能力があっても、借入の上限は年収の3分の1までとなります。
複数の消費者金融から借りても、合計で年収上限の3分の1を超えることはできません(信用情報照会でバレます)。また、本人が働いていて年収があることが不可欠なので、専業主婦、無職、ニートなどは消費者金融のカードローンを利用することはできません。
かつてに比べるとだいぶ世間的なイメージは良くなりましたが、借入していることがバレると、他の金融機関からの借入の際や、各種契約時にマイナスに働くことはあるので、その辺も理解したうえで、計画的に最小限に利用することが大切です。
5.ビジネスローン
経営者や個人事業主の方で、運転資金や設備資金が必要な場合、銀行ではなく消費者金融から借入をすることも可能です。これが消費者金融のビジネスローンになります。
カードローンとは違うので、銀行の証書貸付に近く、借入額は完済することが必要です(借換も場合によっては可能です)。審査は銀行の事業者ローンよりも緩く、融資の実行までの期間も短いので、急に事業継続のために資金が必要になった、銀行や信金では融資が難しいと断られてしまった、こうした場合には消費者金融のビジネスローンを頼ることになります。
やはり、ATMなどからの返済もでき、借りやすさ、返しやすさは銀行よりも優れています。
ただし、金利は高く、カードローンと同程度だと思ってください。
もちろん、世間的なイメージが良くなく、「銀行で借りられない経営状態だから消費者金融に頼った。倒産間近かも」と思う人もいます。
大きなポイントとして、消費者金融からの借入ですが、ビジネスローンについては「総量規制」の対象外になります。
つまり、年収の3分の1を超えての借入も制度上は可能なので、消費者金融側で返済能力あり、と判断されればかなり多めの金額の融資も可能になります。
手続き的にも、銀行のように来店して様々な書類や事業計画書の提出が不要なところもあります。
- 登記簿謄本
- 決算書、確定申告書
- 税金の納税証明(所得税、法人税、住民税・・)
- 事業計画書(開業当初の場合)
これらは銀行の事業者ローンでは必須ですが、消費者金融のビジネスローンの場合いらないケースもあり、利便性の面では優れています。もちろん、経営状態を偽るのはNGです。
6.中小の消費者金融
消費者金融の「サラ金」というイメージはかなり改善されましたが、上で書いたように、まだまだ偏見が残る部分があります。プロミスやアコムなどの大手消費者金融のイメージはそこまで悪くないのですが、そうではない中小の消費者金融は、「ヤミ金か?」と勘違いされることもあります。
しかし、貸金業の認可を得ているわけで、中小の消費者金融でも法に背いているわけではありません。小回りが利き、大手以上に審査が緩く、過去に信用情報に×が付いた人でも、今の状況(年収や安定収入)を見て、プラス評価してくれるのは中小の消費者金融のみです。
したがって、過去に返済トラブルを起こし、銀行や大手消費者金融で借りることが難しくなった人でも、中小の消費者金融でお金を借りると借入が可能になるケースがあります。
やはり、総量規制の適用は受けますし、金利はかなり高めです。実質年利20%という本当の利息制限法の上限に設定しているところもあります(10万円未満の場合、上限利息は18%ではなく20%になります)。
- 少額(10万円未満)の借入が可能
- 他社で断られた人の最後の砦
- 金融ブラック(過去に返済事故や信用情報に×がある人、多重債務者、自己破産経験者等)でも場合によっては融資可能
- 審査が大手消費者金融よりもさらに緩い
- 世間体はとても悪い
- ATMや自動預け払い機がない(振込や口座振替になる)
これらを理解していただいたうえで、他に頼るところがない場合の最後の手段として、中小の消費者金融を考えてください。決してヤミ金には手を出さないようにしましょう。
7.ゆうちょ銀行(担保自動貸付)
郵便局(ゆうちょ銀行)にお金を預けている人は多いですが、そういえば、ゆうちょ銀行からお金を借りている人はあまり見かけません。銀行のようにお金を積極的に融資することはないのですが、郵便局でもお金を借りることができます。
それが「担保自動貸付」と呼ばれるものであり、簡単にいうと、預けている貯金や、郵便局で購入している国債の80%~90%の枠内で融資を受けることができる、というものです。
支払いが滞った場合、返せなかった場合は、貯金や国債を清算して充当します。貯金や国債が土地や建物と同じように担保になると思ってください。18歳から契約できるので、18歳、19歳の未成年の方も、ゆうちょ銀行に口座があり残高があれば、この制度を利用できます。
金利は非常に低く、預けている金利+0.25%~0.5%です。ゼロ金利政策が続く中で、ほとんど預入金利がないですよね。したがって、担保自動貸付で借りる場合、元の金利が限りなく0なので、+0.25%~0.5%でも超低金利で借りることができます。
郵便局に口座があり、ある程度の残高がある人は、こちらの制度の利用を検討してみてください。
8.クレジットカードキャッシング
クレジットカードはショッピングの際に現金が必要なく、カードだけで買い物ができるだけではなく、一定の枠内でお金を借りることができます。
詳しくはリンク先の記事にありますが、クレジットカードを持っていて、ショッピングの返済ができている「信用」を利用して一定額の借入を行うことができます。したがって、キャッシングの審査はありません。
全国各地の銀行やコンビニATMですぐに現金を引き出すことができ、とても便利です。
ただし、金利が非常に高く(ほぼ利息制限法上限の18%)、借入メインで考えた場合コスパが悪いです。
普段はショッピングに利用し、何かあったときのお守り代わりに考えておくとよいでしょう。
返済はショッピングで使った分の返済と一緒に行います。
9.生命保険(契約者貸付制度)
契約者貸付制度とは、生命保険の「解約返戻金」の範囲内でお金を借りるシステムです。掛け捨ての保険ではなく、満期になると一定額が戻ってくる保険で、その戻ってくる額の範囲内でお金を借りることができます。

申請から支払いまで3日ほどなので、比較的急な借入も可能です。利率も低く、結構使い勝手がいいのですが、返済が滞ると掛けている保険金から充当され、いざというときの保険金が受け取れなくなってしまい本末転倒な結果になってしまいます。
詳しくは以下のリンク先記事を読んでください。
10.社会福祉協議会(生活福祉資金)
障害者の方、低所得世帯・住民税非課税(相当)世帯の方、高齢者の方がいる家庭が利用できる、使途が限定された公的融資です。
保証人がいれば、原則的に無利子、保証人がない場合も1.5%という低利でお金を借りることができます。
詳しくはリンク先の記事を読んでいただければと思いますが、市区町村の社会福祉協議会がお金を貸して、一定期間後返済が始まります。
使い道が決まっているので、遊興費や健康で文化的な最低限度の買い物以外のショッピングに充当することはできません。
審査は緩く、信用情報照会もないので、過去に返済事故や自己破産等を起こした方でも借りることができます。
貸す方は営利目的ではなく、福祉政策の一環であるので、なるべく利用者に有利になるようにがんばってくれます。
申請から約1か月かかるので、急な用途の場合、本制度は利用できませんし、健康な会社員は対象外になるので注意してください。
11.社会福祉協議会(緊急小口資金)
生活福祉資金と似ていますが、さらに緊急でこのお金を払わなければ生活が詰んでしまう、という方向けに10万円まで非常用の緊急資金の貸付を行います。
当面の生活費、水道代(払わないと止められる)、医療費が支払えないなど、やむにやまれぬ事情がある方に、生活指導や就職指導などを合わせて、緊急の貸付を行います。
世帯月収が一定以下の方のみが対象になり、当然ですが遊ぶお金等に使うことはできません。
無利子で2か月後から返済をしていきます。
誰でも利用できる制度ではないので、低所得者の生活保護一歩手前の最後の融資、と考えていただくとよいでしょう。
12.政府系金融機関(日本政策金融公庫)
銀行でも信金でもなく、政府系金融機関の日本政策金融公庫の融資です。基本的なイメージとしては、次に挙げる商工会議所のマル経融資から、指導を除いたものと考えてください。
事業を営んでいる人の運転資金、設備資金、あるいは開業資金がメインですが、一般の方の教育ローンも行っていて、こちらはお子さんがいる家庭ならば利用することができます。
利率も1%で非常に低く、教育ローンを考えた場合、民間金融機関を選ぶメリットはほとんどなく、日本政策金融公庫一択になります。
事業資金の借入の場合、商工会議所のマル経融資よりもやや高めで、それは指導を受けないことのリスクが上乗せされていると考えてください。政府系金融機関なので、つぶれることはなく、社会的信用度も極めて高いです。
各地に支店があるので、事業用資金の場合、まずこちらの店舗で聞いてみることを強くおすすめします。
13.商工会議所(マル経融資)
事業用の運転資金と設備資金のみですが、商工会議所や商工会を窓口にした「マル経融資」という制度があります。
開業して1年以上事業を行っていることが条件になりますが、金利が非常に低く、あらゆる事業用融資の中でも最も低金利で借りることができます。
商工会議所の指導を受けることが条件ですが、だからこそ問題がありそうな事業者でも、指導がつくから融資を出す、ということになります。
金利はわずか1%ちょっと、利用しない手はありません。商工会議所の指導をすでに受けている(会員である)ことが表向きの条件ですが、いきなり行っても大丈夫です。
商工会議所の会員になる必要はありません。
非常にコスパがいい優位ですが、個人の方(会社員や公務員等)のプライベート資金として借りることはできないので、その点は注意してください。
詳しくは以下のリンク先記事を読んでください。
14.農協・JAバンク
農協、JAでも加盟員向けに融資制度を設けています。自宅で農業を営んでいなくても、加盟金を支払えば会員になることができるので、お近くにJAがある人は加入を検討してもよいでしょう。農協ストアで買い物もできるようになります。
融資は住宅ローンから、銀行や消費者金融のようなカードローンまで様々なメニューがあります。
利率としては
住宅ローン | 1.35%~2.475% |
---|---|
自動車ローン | 1.70~2.30% |
教育ローン | 2.10% |
カードローン | 7.10~7.80% |
300万円まで上限額が設定でき、農協は貸金業ではないので総量規制の対象外でカードローンを組むことができます。
いいことばかりに思えますが、JAの金融部門「JAバンク」はすべての都道府県にあるわけではなく、JAバンクがない府県にお住まいの方は利用できないので、ご自身の居住地とJAバンクの有無を確認してください。
無理せずツカえるローン、あります。|サクッとわかるJAバンク|JAバンク
15.労働金庫・ろうきん
経営者や個人事業者向けの特別な融資だけではなく、会社員や公務員の方向けのお得な借り方もあります。それが労働金庫、ろうきんでの借入になります。
ろうきんについて詳しくは、下記リンク先をお読みいただければと思いますが、職場の労働組合がろうきんの会員であれば有利な条件でお金を借りることができます。職場の組合が加入していなくても、ろうきんの営業エリアに在住在勤であれば利用できます。
18歳、19歳の未成年の方でも、1年以上働いていれば利用でき、貸金業ではないので総量規制の対象外です(ただ働いていて年収150万円以上ないと利用できないので注意してください)。
住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、カードローンなどがあり、特にろうきん加盟の労働組合の構成員の方だと、カードローンの金利が年3.875%~年7.075%と、他の様々なカードローンと比較しても非常に低くなっています(上のJAバンクよりもさらに低利率です)。
会社員や公務員の方は、銀行へ行く前に(もちろん消費者金融に行く前にも)、まずお近くのろうきんで借入の相談をしていただくのを強くおすすめします。
16.【高齢者】年金担保貸付
年金生活をしているお年寄りで働いていない人は、通常の金融機関ではお金を貸してくれません。しかし、独立行政法人福祉医療機構が運営している「年金担保貸付」のみ、ご自身の年金を担保にしてお金を借りることができます。
利率も低いのですが、使用使途が決まっていて生活必需品以上のし好品、贅沢品の購入はできないことになっています。また、ここで使いすぎてしまうと、もはや返済する方法がなくなってしまうので、よく注意して借り入れることが大切です。
借入の際は年金証書の原本を金融機関に預けることになり、証明書の代わりなどに年金証書を使うことができなくなります。デメリットもあるので気を付けてください。
17.【高齢者】不動産担保型生活資金
こちらも高齢者向けの融資で、年金ではなくお住いの不動産を担保に入れてお金を借ります。65歳以上ならだれでも利用できるわけではなく、その中でも低所得者に限定されます。
リタイアした富裕層などはこの制度を利用できません。
返済できない場合、亡くなった後に不動産を競売にかけて回収します。
不動産の評価額に応じて借入可能額が決まるので、上限(毎月30万円)まで借りられないこともあるので注意してください。
不動産担保型生活資金とはどのような貸付制度ですか。また、借入申し込みはどのようにすればいいのですか。/千葉県
18.共済組合
地方公務員の方、教職員の方などが加盟している共済組合では、お金を借りることもできます。
- 市町村職員共済組合
- 都市職員共済組合
- 公立学校共済組合
- 警察共済組合
- 地方職員共済組合
- 都職員共済組合
- 指定都市職員共済組合
これらの組合(労働組合ではなく共済組合)に加入している人は、使途が限定されていますが、住宅ローンや教育ローンを1%ちょっとという低利で借りることができます。カードローンはなく、遊興費に充てることはできませんが、銀行や政府系金融機関と比較してもさらに利率が低く、ぜひとも利用したいものです。
19.小規模企業共済貸付制度
個人事業主や零細企業の経営者が年金代わりに加入し、積み立てをする公的制度の小規模企業共済ですが、加入している人は掛金の範囲内(掛金納付月数により掛金の7~9割)で、10万円以上2,000万円以内(5万円単位)の借入を行うことができます。
小規模企業共済に加入していて、一定期間積み立てていないと、大した額を借りられませんが、書類さえそろえておけば即日融資も可能で、いざというときに役に立ちます。

もちろん、事業用資金のみの用途ですが、このままでは期日に口座から落ちない、不渡りになってしまう、そういう時にはとても役に立ちます。
お守り代わりに同制度について知っておくとよいでしょう。
20.中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)一時貸付金
中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)は、中小企業の取引先が倒産した時に、資金がショートし連鎖倒産することを防ぐための緊急融資を行うものですが、取引先が大丈夫でも、経営上緊急融資を受ける必要がある場合、掛け金の95%まで借入を行うことができます。
実際に使えるのはある程度の規模の会社の経営者の方のみなので、一般の方やフリーランスの方には馴染みがなく、この融資を受ける機会も少ないと思いますので、詳述は避け紹介にとどめておきます。
21.母子・父子・寡婦福祉資金
ひとり親家庭の経済的支援のため、生活資金や教育資金の融資を自治体が行います。窓口は各市区町村の福祉事務所になります。
学費、入学金、結婚資金、事業資金など多岐にわたって利用でき、父母がいない子供は法定代理人の許可を得れば、自身が借りることができます。児童養護施設の子供たちもこの制度で高校や大学に行くことができます。
また、子供が成長したあとの「寡婦」(夫がいない女性)もこの制度を利用できますが、「寡夫」(妻がいない男性)は利用できません。子供が成長するまでのシングルファザーは利用できます。

22.女性福祉資金
未婚で子供がいない女性のうち、家族を扶養していて(女手で家族を養っている)、他の金融機関から借入が難しい場合、市区町村が融資を行う制度です。シングルマザーやシングルマザー家庭は、これではなく母子・父子・寡婦福祉資金の対象です。
また、男手で家族を養っている未婚で子供がない男性はこの制度を利用できません。女性の場合収入が低く、生活が困難なケースが多いから、ということでしょう。

23.会社からお金借りる!勤務先の従生活サポート基金
企業の中には、緊急にお金が必要になった従業員向けに独自の小口資金貸付を行っている会社があります。まず、ご自身の職場の就業規則などを確認してください。家族が倒れて実家に帰る必要があるが、口座に残金がない、家に泥棒が入ってカードごと盗まれた、銀行のシステムがダウンして下せない、などやむを得ない事情があれば大丈夫です。
営利目的ではないので、おそらく無利子の場合がほとんどだと思います。返済は毎月の給料から天引きになると思います。
理由が納得できるものであれば、評価が悪くなることはありません。
24.【学生でお金を借りる】学生ローン
18歳や19歳の未成年でも借りられる学生ローンは、早稲田などの学生街に多くあり、アヤシイところも多く、あまり信用できない会社ではあります。
利息は17%前後のところが多く、安定した収入がない学生向けに、毎月の利息だけ返済すれば、元金は余裕があるときに返済すればよい「元金自由返済方式」をとっているところが多いです。
<代表的な学生ローン>
- 大手消費者金融の学生プラン
- イーキャンパス
- トーエイ
- ベル
- 学灯社
- 学協
- ニチデン
- アミーゴ
- カレッヂ
- フレンド田
- 友林堂
- アイシーローン
- マルイ
軽めのアルバイトで返済できる金額にしないと、借金返済のため学業がおろそかになってしまうリスクもあり、よくよく考えて利用してください。
学生ローンについては以下の記事も参照してください。
25.奨学金でお金借りる(学生支援機構、民間)
大学生の場合、利息が高い学生ローンで借りるより、日本学生支援機構や民間の団体、大学が運営する奨学金を借りるのが一番コスパがいいです。
無利子の奨学金であれば、就職後に少しずつ返済すればOK。繰り上げ返済できれば多少戻ってきます。有利子の奨学金も高くて0.2%なので、雪だるま式に返済利子が増えることはなく、どこの金融機関で借りるよりも経済的です。
もちろん、貸与ではなく給付の奨学金に採用されれば、返済義務はありません。学業成績や人物評価も影響するので、羽目を外しすぎず奨学金を有効活用しましょう。
奨学金.Net(あらゆる奨学金をまとめたサイト)
奨学金借りていてもローン審査には通るのか?実体験を交えて徹底解説! (当サイトの記事)
26.「生活サポート基金」の生活再生ローン等NPO融資
一般社団法人 生活サポート基金が運営している、「生活サポート基金」は、経済的な問題で悩んでいる人の生活再生をサポートしています。生活クラブ系のNPO団体で、営利目的ではないのですが、貸金業の許可を取って営んでいるので、利息はいただいています。
それでも
- 消費者金融からの債務整理をするための資金
- 諸事情により税金、公共料金、家賃などの滞納したケース
- 個人信用情報などにより金融機関から借り入れできない場合の生活資金
- 債務整理後、生活再建、自立支援のための資金を貸付
など訳ありの人向けに比較的低利で融資を行っています。
同様のNPOや社団法人が似た融資を行っているかもしれませんので、探してみてください。
27.警察、交番(公衆接遇弁償費)
外出先で財布をすられたり落としたりして家に帰れないなど、トラブルに見舞われた場合、近くの交番に駆け込むと「公衆接遇弁償費」といって、1000円程度貸してくれる制度があります。
貸付とは違うので詳述しませんが、真に必要な(家に帰る)お金のみですし、虚偽の報告はできません(まさか警察でうそをつきませんよね!?)。
28.質屋
銀行や消費者金融を使わないでお金を借りたい場合、昔ながらの質屋を利用することもできます。質屋は換金性のある現物を質種に入れて、万が一返済できない場合、それを質屋が売って返済に充てます。
さっさと、利息をそろえて返済するのがいいのですが、実はコスパがすごく悪いんです。
ただし、無職や主婦、学生であっても質種さえあれば誰でもお金を貸してくれますし、信用情報に×がある人も、質種さえあれば問題ありません。預けるもの=担保になるので、過去の返済履歴は関係ないんです。
もし、金融機関から借りれない、しかしお金を借りないといけない、そういう人は、質屋を頼ってもいいと思います。
29.知人、友人、家族から借りる
最後は知人、友人、家族から借りるという方法です。これについては、当事者間の人間関係次第、としか言えません。
「家族でもお金の貸し借りは他人」という言葉もあるように、親しき中にも礼節をもってお願いしなければなりません。
利子や期限などの定めがないので、本当に好意で貸してくれるのであれば、金銭的なリスクは少なくても済むのですが・・。これについてはケースバイケース、それぞれの人間関係によるので答えがなく、このくらいにします。、
闇金融(ヤミ金)は絶対に借りてはいけない
これについては絶対にやめてください、としか言えません。
ここに手を出すくらいならば、早々に自己破産した方がマシです。人生踏み外してしまい再建などできるはずもありません。
街中の捨て看板で「即日融資 080-●●●●-▲▲▲▲」といった固定電話ではないものは、まずヤミ金です。絶対に電話をせず、それよりも公的な援助や相談窓口を頼ってください。
20%以上の金利は違法です。絶対に契約してはいけません!
お金を借りるメリット・デメリットを知ってリスクがない借り方を!
当サイトでは、主にクレジットカードキャッシングや消費者金融からの借入、様々な融資制度について深堀りしています。
一番いいのは借りずに済むことですが、そういうわけにもいかない方のために、それぞれの借り方のメリット、デメリットについて様々な記事で解説していきます。
ぜひとも参考にしていただき、みなさまご自身に最適な借り方を探してみてください。そのための一助になれば幸いです!
様々なお金借りる方法一覧
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