アコムからバンクイックへの借り換えを検討中でしょうか?

カードローンの利用を考える人の中には、このようなことを思っている人がいます。アコムで審査に落ちると、バンクイックの審査にも通らないのではないか?そう思ってしまうのも、無理はありません。それは、バンクイックの保証及び審査を行っているのがアコムだからです。

しかし、実際にはそのような心配はありません。アコムのカードローン審査に落ちたからといって、バンクイックの審査に通らないということはありません。逆に、アコムの審査に通ったからといって、バンクイックの審査にも通るとはいえません。

この記事では、バンクイックとアコムの関係性について解説させていただきます。同時に、カードローンとしてのスペックや長所短所について詳しく比較・解説します。アコム・バンクイック間での借り換えや、審査などについてお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

カードローン借り換えの注意点については、こちらで詳しく解説しています。
カードローンの借り換えガイド※損、失敗しない為に知っておくメリット・デメリット

 

■三菱東京UFJ銀行(バンクイック)とアコムは同じグループ企業だが、別会社

バンクイックとアコムの関係について書く前に、三菱東京UFJ銀行とアコムの関係について書いていきましょう。

アコムの公式サイトには「三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)」という文字があります。同社は、MUFGのグループ企業です。バンクイックを取り扱っている三菱東京UFJ銀行も、またMUFGのグループ企業です。そういうところから、関係性について気になる人も出てくるのではないでしょうか。

実は、アコムとバンクイックを運営している「三菱東京UFJ銀行(MUFG)」は元々別会社でした。

しかし、当時の三菱東京フィナンシャルグループ(MTFG)などと共同出資して、東京三菱キャッシュワンを設立するなど協力関係にありました。そうした縁で、2004年にMTFGと資本・業務提携を行いました。

そして、消費者金融業者の過払い金返還請求などで財務基盤が悪化したことに伴い、2008年にMUFGがTOB(株式公開買い付け)を発表。
株式を買い増して同社の筆頭株主となったことで、MUFGの連結子会社(持分法適用会社)となったわけです。

そして、同じ時期に三菱東京UFJ銀行はカードローン商品として、「バンクイック」の取り扱いを開始。その保証会社として、MUFGの連結子会社でもあるアコムが信用保証業務・審査を行うようになりました。

その他にも、MUFGグループじぶん銀行常陽銀行など地方銀行カードローンの信用保証業務を行っています。

アコムにとっては、信用保証業務を行うことで保証手数料が入ってきます。MUFGにとっては、同社に信用保証業務を委任することで、消費者金融業務の安定性がアピールできる。こうした効果を狙っているのです。

以上が、バンクイックの保証会社がアコムである理由になります。これらの経緯から、バンクイックに申し込んだ人の審査、および債務債務保証を行うのはすべてアコム。アコムが審査を行い、その審査に通過することで、晴れてバンクイックが利用できるわけです。ここまでで、アコムと三菱東京UFJ銀行(バンクイック)の関係性がお分かりいただけたかと思います。

ただ、利用者からすると、以下のような疑問と不安が生まれるのではないでしょうか。

疑問

「アコムが自社のカードローンとバンクイックの審査を行っていることは分かった。
ということは、いずれかの審査に落ちたとしたら、もう一方の審査にも通らないんじゃない?」

つまり「アコムのカードローン審査に落ちた場合、バンクイックの審査も通らないのではないか」ということですね。

女性オペ

確かに、バンクイックの審査及び保証を行っているのはアコムです。

しかし、商品管理については別です。

バンクイックはあくまで三菱東京UFJ銀行の商品なので、アコムの商品ではないのです。そのため、アコムが自社で行っているカードローン審査は関係ありません。とはいっても、信用情報機関同士で信用情報が共有されています。そのため、信用情報に問題があれば、両方の審査に落ちる可能性があります。

逆に、信用情報に問題がなく、アコムの審査に通っていても、バンクイックの審査には落ちる可能性もあるのです。結論として、審査基準や借入についてはアコムとバンクイックは別物として考えて問題ありません

◆アコムは手軽さで、バンクイックは金利や借入額で優る

審査は同じ会社でも、アコムのカードローンとバンクイックでは別基準であることがわかりました。次に気になるのは、これではないでしょうか。

バンクイックとアコム、どちらのほうがカードローンとして優れているの?

 

結論としては、以下の通りです。

  • 金利や借入額ならバンクイックがおすすめ
  • 手軽さと無利息期間重視ならアコムがおすすめ

バンクイック

金利 限度額 審査時間 収入証明書類
1.8%~14.6% 500万円 最短即日 限度額200万円まで不要
保証人 パート・アルバイト 融資スピード 来店の必要
不要 審査対象 審査後即時 なし・WEB完結

アコム

金利 限度額 審査時間 収入証明書類
3.0%~18.0% 800万円 最短30分 50万円まで不要
保証人 パート・アルバイト 融資スピード 来店の必要
不要 審査対象 審査後即時 なし・WEB完結

 

銀行カードローン全般で消費者金融より優位な点は、次の2つがあげられます。

  • 低金利で借りられる
  • 借入できる金額が多い

ここで、アコムとバンクイックの限度額を比較してみましょう。

バンクイックは最高500万円、アコムは最高800万円となっています。

単純に数字だけで見ると、アコムのほうが高いですね。しかし、消費者金融と銀行を比較する場合、単純比較は禁物。なぜかといいますと、アコムは貸金業に分類されるためです。他のページでも説明していますが、貸金業者には貸金業法が適用されます。

つまり、同法改正後に制定された「総量規制」の対象になるのです。貸金業者は、この総量規制の対象となります。総量規制では、利用者の年収の3分の1以上の金額を貸し付けることを禁じられているのです。アコムはこの総量規制の対象となるため、どんなに属性のいい人でも年収の3分の1以上は貸すことができません

例えば、アコムの最大限度額でもある800万円を満額借りたい人がいるとします。最高限度額の800万円を満額借りたい場合、年収2,400万円が必要になります。

しかし、銀行の場合は銀行法によって規制されています。バンクイックは三菱東京UFJ銀行が運営しているカードローンです。そのため、総量規制の対象にはなりません。

確かに、バンクイックの最高限度額は低めかもしれません。しかし、両者を比較する場合、総量規制の影響を考えることが必要です。そのことを考慮にいれると、実際に借入できる金額は、アコムよりバンクイックのほうが大きくなるでしょう。

総量規制については、こちらで詳しく解説しています。
カードローン、お金借りる時に総量規制の対象&対象外をチェック

 

■低金利なのはバンクイック、無利息期間があるのはアコム

金利についてはバンクイックのほうが圧倒的に低いです。

アコムの金利は3%〜18%、バンクイックは1.8%〜14.6%になります。

仮にもっとも高い上限金利を設定されたとしても、スタート時点でバンクイックのほうが3.4%ほど低金利です。

女性オペ

一例として、借入限度額が50万円の方が、50万円を借りて30日後に一括返済した場合の利息を計算してみましょう。

バンクイック: 50万円×14.6%×30日÷365日=6,000円
アコム: 50万円×18.0%×30日÷365日=7,397円

このように、50万円借りた場合で比較した場合、約1,400円バンクイックの方が安くなります。

金額が大きくなれば、その分利息の差が大きくなっていくことは言うまでもありません。

金利を重視するのであれば、間違いなくバンクイックのほうがいいでしょう。

しかし、アコムには初回借入限定になりますが、30日間の無利息期間があります。30日以内で返済できるのであれば、アコムのほうがいいかもしれませんね。

■限度額が高いのはアコム。しかし、総量規制に注意

アコムの最大限度額は800万円。

一方、バンクイックは500万円になります。

単純に比較すれば、最大限度額はアコムに軍配が上がります。しかし、先述したようにアコムは消費者金融。貸金業法上の総量規制対象となり、申込者の年収によって最大限度額が変化します。

銀行の場合は、銀行法が適用されるため、総量規制の対象外です。銀行でも、審査の際は年収や信用情報などの要素が加味されるのは言うまでもありません。しかし、実際の借入額はバンクイックのほうが高くなるケースが多いです。

■申し込み対象範囲はバンクイックの方が広い

申し込み対象者は、バンクイックのほうが広く設定されています。アコムの申し込み条件は「20歳以上で安定的かつ継続的な収入がある人」です。例えば、正社員や契約社員、パート・アルバイト、派遣社員がこれに該当します。

申し込み条件の基本的な部分はバンクイックも同じです。しかし、専業主婦(主夫)に対する対応が両者の間で異なります。専業主婦(主夫)は、本人の収入は0円です。

バンクイックでは配偶者に安定的な収入があれば、専業主婦(主夫)でも借入可能です。しかし、アコムの場合は、ここで総量規制が関係してきます。総量規制では、申込者本人の年収の3分の1以上の借入ができません。そのため、本人の収入が0円の専業主婦(主夫)は、申し込むことができません。

なお、学生については20歳以上で収入があればどちらも借入可能です。

■審査は、一般的には消費者金融のほうが通りやすい

審査の通過基準は、銀行・消費者金融業者ともに公表していません。そのため、具体的な審査通過率は不明です。ちなみに、一般的には銀行よりも、消費者金融のほうが審査に通りやすいと言われています。

しかし、消費者金融の審査に落ちたけど銀行の審査は可決したという人もいます。審査については、申し込みする人の信用情報や属性などの要素によって異なるといえるでしょう。

■上限金利で50万円借りた場合の金利はバンクイックの方が低い

アコムとバンクイック、それぞれで50万の融資を受けたと仮定します。その場合の利息と返済額を比較してみましょう。

当然ですが、返済回数によっても支払う利息は違います。ここでは24回払い(均等払い)としてシュミレーションします。

シュミレーションをした結果、バンクイックのほうが35,652円安かったです。純粋にバンクイックの金利は低いので、当然の数値ともいえます。

 

比較表 月々返済額 利息合計 総返済額
アコム 49,924円 19万4765円 119万4765円
バンクイック 48,296円 15万9113円 115万9113円
差額 35,652円

 

アコムとバンクイックの公式サイトには、シュミレーションをするためのシステムが設置されています。

シュミレーターでは、借入額・金利・返済回数を入力するだけで返済計画の表示が可能です。

 

アコム公式サイトのシュミレーター

 

バンクイック公式サイトのシュミレーター

 

両者とも、月々の返済額から計算するシュミレーターもあります。
お好みの方式で算出してみてください。

■借入に必要な書類は、両者ともほぼ同じ

カードローンの契約に必要な書類は、ほぼすべての金融機関で共通しています。

  • 本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)
  • 収入証明書類(源泉徴収票・納税証明書・確定申告書写しなど)
  • 印鑑

なお、収入証明に関しては、一定の限度額まであれば原則として不要です。

 

アコムは50万円までなら収入証明不要

バンクイックは200万円までなら収入証明不要

 

借入予定額が少額であれば、本人確認書類と印鑑だけで契約することができます。その他、契約する際の保証人や担保などは基本的に必要ありません。

ここまでアコムとバンクイックの主な違いについて解説してきました。

疑問

「結局、私はどっちで契約したほうがお得なの?」

と感じる人もいるのではないでしょうか。

 

同じ三菱UFJフィナンシャルグループのカードローン、バンクイックとアコム。それぞれ、どんな人が向いているかについてご紹介します。

■金利や借入額を重視するなら、バンクイックがおすすめ

まず金利や借入額を重視する人は、バンクイックを選びましょう。総量規制の対象外であることもありますが、その他の面でもアコムより融通が利きます。また三菱東京UFJ銀行には「テレビ窓口」が設置されている店舗があります。そこに足を運べば、申し込んだその日にカードを受け取ることも可能です。

土日祝日も18時まで営業しているので、営業時間内に審査が終了すれば、即日審査・即日融資・即日カード受取のすべてに対応。申し込み対象も幅広く、配偶者に安定した収入があれば、専業主婦の方も申し込みが可能です。

■緊急でお金が必要な人、無利息期間を重視する人はアコム

アコムは、契約から30日間の無利子期間があります。

<適用条件>

  • 初めて借り入れを行う場合
  • 返済期日「35日ごと」で契約した場合

この条件に該当する場合は、アコムを利用するといいでしょう。

ただし、無利息期間の30日が経過してしまうと、バンクイックより優れた部分があまりありません。どうしても緊急でお金が必要な方、上記条件に合致する方で30日以内に完済できるめどがある方に向いています。

その他、バンクイックで審査を受けたけど、落ちてしまったという人も検討してみるといいでしょう。

■目的が明確であれば、目的型ローンがおすすめ

カードローンは大きく分けて、下記2つのうちいずれかのみです。

  • 銀行
  • 貸金業者(消費者金融)

利用目的は、事業性資金以外であれば原則として自由。限度額内であれば、自由に入出金できるのがカードローンの魅力です。銀行カードローンは、貸金業者よりも金利が低くなっています。

しかし、利用目的が明確なら「目的型ローン」の利用を考えてみるのもおすすめ。目的型ローンとは、その名の通り特定の目的でのみ利用できるローンのことです。

一例として、下記のようなものがあります。

  • ブライダルローン(結婚式費用)
  • 自動車ローン(車の購入費、車検費用など)
  • 教育ローン(入学金、授業料など教育費)など

これらの目的型ローンの場合、カードローンのように自由に入出金することはできません。しかし、金利については、銀行カードローンよりも低金利に設定されています。また目的が決まっているので、新規契約であっても高額融資をしてもらえるのも特徴の1つです。

こうした点から考えると、非常用としてカードローンを持っておくのも賢い方法といえます。また、目先の資金な場合は、目的に応じて目的型ローンも視野に入れておくといいでしょう。

■まとめ

継続的な臨時資金として利用する場合、利息や借入額から考えてアコムよりもバンクイックのほうがお得です

しかし、借り入れるのは今月だけ。それ以降に利用する予定がないのであれば、無利子期間があるアコムでもいいでしょう。

状況と目的に応じて、自分に最適なカードローンを選ぶことが大切です。カードローンを利用する目的は人それぞれ。いずれにしても、無理なく返済できるように計画的な返済スケジュールを組んでくださいね。