お金、節約に関する寄稿

お江戸の金貸し!武士がブラックだった?バイトまでして借金とかマジ?

お江戸でお金に困ったらどうする?

  • ① アルバイトをする
  • ② 借金をする
  • ③ 泥棒

① 江戸時代も口入れ屋というアルバイトや仕事を紹介してくれるハローワークのようなものがあったのですよ。

② いつの時代にも悪徳高利貸しがいるんですよ。
ご利用は計画的に。

③ 10両盗むと死刑です。キツい。

今すぐお金が欲しいと思ったら、借金が一番手っ取り早い。

江戸時代の借金のイメージというと、やっぱりアレでしょうか。

借金のかたに娘は頂いていくぜ!

そこに「おとっつぁぁぁぁぁん」と叫ぶ娘みたいな。

しかし、病気の父親の薬代の為に吉原に売られていく娘は孝行娘と褒められたりしていたのです。

さて、江戸時代には様々な金融屋が存在していました。
紹介していきましょう。

そして本当にお金に困っていたのは武士だったという事実を知ってください。
借金だらけの禁欲生活をしていた武士の生活には学ぶところが沢山あります。

 

お江戸金貸し【座頭金etc…】

江戸市中にはさまざまな高利貸し業者がいました。

1番ビックリする高利貸しは「座頭金」という盲人が営んでいた高利貸しでしょう。

江戸時代は盲人保護に手厚かったのです。
政府が認めていた高利貸しなんですよ。

盲人は一切の税を免除されて、妙加金という名のさまざまな寄付を受け取ることができました。
更に盲人「座頭金」からの借金は他の借金よりも重要視され、真っ先に返すように指導されていたのです。

貸し倒れが少ない!

ただ、かなりの暴利でした。
25日の借金で利息は1割や2割は当たり前、更に返済期限を過ぎれば、利息は雪だるま式に増えていく仕組み。

返済させる方法も容赦が無かったようです。
チンピラを雇うのは勿論、「盲人相手に酷い!」と泣きわめいたり座り込んだり。

なるべく借りたくない金融屋ですね。
その他の金融屋はこちら。

日済金(ひなしがね)

返済期限を決めて、毎日決まった金銭を払って返していくもの。
利息は1割位。

月済金(つきなしがね)

返済期限を決めて、毎月決まった額を返していくもの。
利息は1割位。

烏(カラス)金

今日借りて明日返すというもの。
利息は2%から3%くらい。
一夜明けて、カラスが「カァー」と鳴くと返さなければいけないから烏金と呼ばれていました。

百一文(ひゃくいちもん)

朝に百文を借りたら、夕方に百一文を返すというもの。


天明5年(1785)7月3日
鰺ヶ沢の山形屋勇助が安井長次郎から銭300匁を借りたときの証文

雨が降れば仕事が無い大工、行商人、屋台などの商売人が利用しやすい金融屋。
働けば返していけるのです。

お江戸は仕事が沢山あったし、長屋は家賃が安いので働けば働くほど稼げる町。
博打や大きな失敗での余程の借金でなければ、頑張れば返していける夢のある生活をしていたのが町民です。

働いても働いても借金だけが増えていく職業が武士なんですよ。

貧乏なのは武士

時代劇で侍が「このどサンピン!」と罵られる場面を観たことがありませんか?

これは最下級の武士の俸給が年に三両だったことからです。
三両一人扶持、「三一(さんぴん)奉公」からの呼び名ですね。

三両は今の三十万円だと考えれば、1年に三十万円で生活ができる訳がないっ!

お米はまた別に貰えたのですが、現金はこれだけです。
そして、ほとんどの武士は給料が上がることはないのです。

服も草履も刀も自己負担だし、武士たるもの「給料あげて」ともいえず。

傘貼りや金魚の養殖、提灯作りや房楊枝作りなどなどのアルバイトをして凌いでいました。

武士は堂々とアルバイトができないのも辛いところ。
作った品物を納品するのもコッソリ。
辻番にマージンを払って換金して貰っていました。

でも、武士の仕事もあるからアルバイトばかりもできません。
おまけに武士には厳しい門限もあったのです。
外泊なんかもってのほか!

主君のための武士ですから、いつ主君から呼ばれても対応できなければならない!
門限を破ると厳しく処罰されました。
門限は18時とか20時とか。

お金は無いし、門限はあるし、武士たるものは悪いこともできないし、ストレスが溜まりますね。
参勤交代でお江戸にいるのなら奥様にも会えない。

お江戸にはあの吉原が!
女と遊びたいでしょうね(笑)

でも、武士たるものは品格がなければいけません。
武家諸法度でも色々と取り決められていました。
例えば立ち食いをしてはならないとか、湯屋(銭湯)に行ってはならないとか。

ストレス発散は吉原を冷やかすこと(高いから見るだけ)、春画を借りて(高いから買えない)見ること、誰かにご馳走してもらうこと(たまに有り)、何か趣味を見付けること。

我慢に我慢をして、アルバイトに精を出し、倹約しても生活費が足りないという可哀想な武士の方々。

そんな武士を食い物にするのが「札差(ふださし))」

借金帳消しで吉原が下火

武士は給料とは別にお米を支給されていました。
このお米を現金に換えてくれるのが札差です。

これですね。
このお米を売って現金にしなければならない程に武士達の生活は窮乏していたのです。

武士は給与の米をかたに札差に借金をしていきました。
しかし、借金をしても返せるめどもなく・・・・・・。

三年先、四年先までの給与米までかたにいれてしまう始末。
ちょっとした旗本の武士までもこの有様でした。

なんて可哀想な貧乏武士達。
武士は食わねど高楊枝なんてセリフを言ってる場合じゃないっ!

見兼ねた幕府が札差の借金をチャラにするするという「棄捐令(きえんれい)」を発動!

これに怒ったのは札差ですね。
貸したものが戻ってこないのですから当然ですが。

羽振りよく吉原で散財していた札差達が窮乏して、今度は吉原も不況になってしまいました。

武士達は借金がチャラになって喜んでいると思いきや、給料が上がった訳じゃないですから貧乏は変わらず。

変わらないどころか、もう札差が借金をさせてくれないから前より困った生活になってしまいました。
安易に借金をチャラにするのも考えものですね。

なんとなく現代の自己破産にも通じるところがあります。
もう借金が出来なくなるのは同じだし。

金融政策って難しい!

結局「棄捐令」の後に幕府が札差達に助成金を出し(発令から二十日後)、その後も話し合いと助成金を払って、また武士が借金を出来るようになりました。

貧乏が悪いのか、金貸しが悪いのか。
ブラック企業のような武士仕事をさせる主君が悪いのか。

なかには賄賂を受け取ったり、悪いことをして稼いでいた武士もいましたが、殆どの武士は武士たるものの誇りをもって生活をしていたんですよ。

どうですか。
武士は誇り高い男だと分かっていただけましたか?
借金だらけなのは置いといて(笑)

まとめ

どうしてもお金がいる。
しかし持ちあわせがない。
そんなときはどうするか。

江戸時代ではお金を貸してくれるところがあったのですね。
様々な高利金融があったお江戸。

したたかに生きてる町民がいる一方、清貧に苦労しながらも武士たるものの生き方をしていた武士達。
当然お金持ちの武士もいましたが、ほんの一握りです。

お金を貸してくれる札差がいなければ生きていけなかった武士の生活。
時代劇を観るときの参考にしてください。

現代のサラリーマンは門限がないだけ幸せかしら?

会社にいつ呼ばれてもいいようにスマホがあるのは同じかも。
給料が上がらないのも同じかも?

武士は誇り高かった!
サラリーマンの皆様も誇り高く頑張って!
給料が上がりますように。

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この記事を書いた人

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面白い話やネタを探して高度な笑いを追求するブログを書いていま す。
江戸時代がマイブーム。美女が書く笑えるブログ