借金返済計画の立て方の手順!自分の状況から逆算する借金完済までの計画書

借金返済計画の立て方の手順!自分の状況から逆算する借金完済までの計画書

ワカル編集部
銀行や消費者金融からの借入が多くなり、首が回らない、このままやっていては自己破産してしまう、そうした危惧がある人は、落ち着いて借金の返済計画を立ててみましょう
首が回らなくなる前に返済計画ですね!
ワカル編集部
自分の借入を把握し、そのうえで現実的に達成可能な返済計画を立てて、返済計画書に落とし込み、実際に数年かけて返していく。「借りたものは返す」ということは当たり前ですが、その当たり前ができず、破産して悲惨なことになってしまう人も少なくありません。

今回は、ご自身の借入状況を把握し、借金を完済するまでの返済計画の立て方について解説したいと思います。

<この記事の要点はざっくりこれ!>

  • 借金返済のための返済計画を立てる方法が理解できます
  • 元金均等返済と元利均等返済の違いが理解できます
  • 返済計画を立てても返済が難しい場合の方策を知ります
  • 信用を失うとリスクが甚大であることが理解できます

借金返済のための6ステップ

借金の返済計画を立てるためには、まず以下の流れでご自身の借金を把握し、整理していかなくてはなります。

その1 現在の借金を把握する

現在の借金を把握する

まず行わなければならないのは、いったい今の自分にどのくらいの借金があるかを把握することです。銀行や消費者金融からの借入だけではなく、カードローンやクレジットカードのキャッシング、ショッピングの支払いも一種の借入です。

また、住宅ローンや自動車ローン、お子さんの教育ローンも借入に含めます。それらを一度、紙に書き出すなりエクセルの表にまとめるなりしてみましょう。

あと注意していただきたいのが、税金です。住民税や固定資産税、自動車税など決められた期日までに支払わなければならないものがあります。これを滞納していると、新しく融資ができないばかりか、支払いのために「強制執行」をかけられる可能性もあります。

それぞれの金利も把握します。税金も支払いが遅れた場合、「延滞税」「延滞金」がかかるので、それらもわかる範囲で把握しましょう。

以下のような表(エクセルでもOK)で今の借金や支払い義務があるものを把握します。

例えば、以下のように表にすると、総借入額と毎月の返済額、金利(支払利息)がわかります。

借入先 借金額 月々の返済 金利 毎月の利息 返済期限
A社
85万円
3万円
14%
9,000円
2020年8月
B社
100万円
2.5万円
10%
8,000円
2020年4月
C社
70万円
2万円
16%
7,500円
2021年3月
住宅ローン
1,200万円
10万円
2%
16,000円
2033年8月
住民税
10万円
一括
2019年10月

この表を作ることにより

  • 毎月返済しなければいけない金額
  • 返済の優先順位
  • 支払利息が高いのか低いのか

を客観的に把握することができます。

その2 家計の収支を把握する

家計の収支を把握する

返済額について理解したとことで、次に現在の家計の収支を把握します。無駄な出費はないか、もっと減らせるものはないかなど、「主婦」(主夫)になり切り、家庭の支出と収入のバランスを把握します。

固定費の無駄はありませんか?スマホを高いプランで契約していませんか?電力自由化で、電気代は他の公共サービスと一緒にできるようになり、その場合、割引になります。

また、変動費として外食や交際費はどうでしょうか?収入があればそれらを潤沢に使うことができますが、そういう余裕がないから借金をしているはずですよね。減らせるところは減らしてきましょう。

収支バランスを把握し、できれば「収入>支出(返済含む」)に持っていくのが理想です。最近はスーパーのレシートを読み込めるスマホアプリで家計費のチェックが自動的にできるようになりました。

ぜひ無駄な出費、不必要な出費がないか見直してみてください。

その3 具体的に支出を減らす

具体的に支出を減らす

収支バランスについて理解できたら、実際に支出を減らしていきましょう。

電気やガス、電話代などは、自由化に基づき支出を1つの会社に集約でき割引を受けることができます。

スマホはプランを見直してみましょう。Wi-fiがあるのに、本当にこの容量は必要ですか?いらない有料アプリに入っていませんか?見直す余地はたくさんあるはずです。

交際費や食費については言うまでもなく見直しましょう。贅沢をするなというわけではありませんが、外食の単価を少し下げてみる、交際範囲を見直してみる、などの余地はあるはずです。

借入がなければいくら贅沢しても構わないのですが、そうではないですからねぇ・・。

その4 「おまとめローン」を利用し金利を下げる

おまとめローンで金利ダウン

複数の銀行や消費者金融から借入がある場合、1つにまとめて借換をする「おまとめローン」が使えるかもしれません。

おまとめローンの金利は、通常の借入よりも低く設定されていることが多いので、支払利息分の負荷を減らすことができます(だいたい18%⇒15%くらいになります)。

また、複数借りていてそれぞれの返済日や返済額がわからなくなってしまい、どこかにいくら返済すればよいのか、よくわからない状態が、返済口が一本化されることでわかりやすくなります。これで返済が滞るリスクを減らすことができます。

その5 返済期限を3年~5年に定める

返済期限を3年~5年に定める

住宅ローンなど超高額、かつ一生ものの買い物をした時のローンは別ですが、プライベートの使途で、消費者金融やカードローンにより借入をした場合は、遅くても5年以内に返済できるはずです(「総量規制」などで無理な借入はそもそもできないはず)。

1年で返すのはかえって日常生活に支障をきたしてしまいます。したがって3年~5年を目安に完済できるよう、返済計画を考えてみましょう。逆に5年以内に完済できる見通しが立たない場合、現在の借入が多すぎて、かつ収入の見込みが立たない、無謀な借入だったということになります。そうなると、返済ができないというリスクが生じます。

その6 借入相手に交渉してみる(条件変更、過払い金請求の可否)

借入相手に交渉

お金を借りた金融機関等に交渉して、返済期間を延ばすことができないか」、一時的に猶予が得られないか交渉をしてきましょう。返済開始までインターバルを置くことができるかもしれません。条件変更(返済額を減らす、返済回数を増やす)は、以後借入する場合、大幅なマイナス査定になりますが、当座をしのぐためには仕方ない手段です。

また、しっかりしたところ(銀行や大手消費者金融)から借りている場合は違法な金利なケースはまずありませんが、中小の消費者金融や闇金(ヤミ金)から借りている場合、いわゆる「グレーゾーン金利」や、違法な高利で契約しているかもしれません。

法律上の利率を超えているものは、違法、無効なので「過払い金請求」をすることで、お金が返金されたり、借入残金が減ったりする可能性もあります。ただ、個人で訴えるのは難しいので、弁護士等に相談することになります(弁護士費用もかかります・・・)。

以上1~6を行うことで、借入を整理し、いったい1か月にどのくらい返済すべきなのか、そのための返済余力、返済資力があるのか客観的に把握できます。

  1. 借入額、返済額の把握
  2. 借入の一本化
  3. 収支の把握と支出の見直し
  4. 条件変更の可否
  5. 違法な金利等がないか調査し相手と交渉

これらによって、自分がどのくらいで返済できるのかわかります。ここから新しく借入をするのはよほどのことがない限り自殺行為であることを、肝に銘じておいてください。

元金均等返済と元利均等返済の違い

借金の返済について、ご自身の借入額等について理解し、返済能力を高めることをしてから、具体的な返済計画を立てます。

ワカル編集部
実は返済方法には「元金均等返済」と「元利均等返済」という2種類があり、それぞれ返済額が異なるので注意してください。

元金均等返済とは?

元金均等返済とは?

毎月の返済について、元金(利息を抜いたもともと借りたお金)の金額が一定になるような返済方法です。

50万円借りて毎月2.5万円ずつ返していく場合、当初は50万円に金利がかかりますが、返済を続けていけば、10か月後には25万円への金利になります。

つまり、返済期間の経過とともに、毎月の返済額が減っていきます。後になればなるほど楽になる返し方です。

50万円を金利:年利15%で借りて、毎月元金25,000円ずつ20回で返す元金均等返済の場合の返済額は下記の表のとおりになります。

回数 返済年月 返済額 うち元金 うち利息 借入金残高
1
2019年8月
¥31,250
¥25,000
¥6,250
¥475,000
2
2019年9月
¥30,938
¥25,000
¥5,938
¥450,000
3
2019年10月
¥30,625
¥25,000
¥5,625
¥425,000
4
2019年11月
¥30,313
¥25,000
¥5,313
¥400,000
5
2019年12月
¥30,000
¥25,000
¥5,000
¥375,000
6
2020年1月
¥29,688
¥25,000
¥4,688
¥350,000
7
2020年2月
¥29,375
¥25,000
¥4,375
¥325,000
8
2020年3月
¥29,063
¥25,000
¥4,063
¥300,000
9
2020年4月
¥28,750
¥25,000
¥3,750
¥275,000
10
2020年5月
¥28,438
¥25,000
¥3,438
¥250,000
11
2020年6月
¥28,125
¥25,000
¥3,125
¥225,000
12
2020年7月
¥27,813
¥25,000
¥2,813
¥200,000
13
2020年8月
¥27,500
¥25,000
¥2,500
¥175,000
14
2020年9月
¥27,188
¥25,000
¥2,188
¥150,000
15
2020年10月
¥26,875
¥25,000
¥1,875
¥125,000
16
2020年11月
¥26,563
¥25,000
¥1,563
¥100,000
17
2020年12月
¥26,250
¥25,000
¥1,250
¥75,000
18
2021年1月
¥25,938
¥25,000
¥938
¥50,000
19
2021年2月
¥25,625
¥25,000
¥625
¥25,000
20
2021年3月
¥25,313
¥25,000
¥313
¥0

返済総額 ¥565,625

ワカル編集部
この表のように、最初は31000円超の返済額だったのが、最後にはほぼ元金のみの25313円に減らすことができます。

元利均等返済とは?

元利均等返済

続いて元利均等返済です。こちらは、クレジットカードのリボ払いのように、毎月の返済額を一定にする返済方法です。返済余力が限られている人は、その上限を把握して、毎月同じ額を返済していきます。

元金均等返済と比較して、最初の返済額は少なめですが、最後まで返済額が一定なので、だんだん楽になるということがありません。

50万円を金利:年利15%で借りて、20回で返す元利均等返済の場合の返済額は下記の表のとおりになります。

回数 返済年月 返済額 うち元金 うち利息 借入金残高
1
2019年8月
¥28,410
¥22,160
¥6,250
¥477,840
2
2019年9月
¥28,410
¥22,437
¥5,973
¥455,403
3
2019年10月
¥28,410
¥22,718
¥5,693
¥432,685
4
2019年11月
¥28,410
¥23,002
¥5,409
¥409,683
5
2019年12月
¥28,410
¥23,289
¥5,121
¥386,394
6
2020年1月
¥28,410
¥23,580
¥4,830
¥362,814
7
2020年2月
¥28,410
¥23,875
¥4,535
¥338,939
8
2020年3月
¥28,410
¥24,173
¥4,237
¥314,765
9
2020年4月
¥28,410
¥24,476
¥3,935
¥290,290
10
2020年5月
¥28,410
¥24,782
¥3,629
¥265,508
11
2020年6月
¥28,410
¥25,091
¥3,319
¥240,417
12
2020年7月
¥28,410
¥25,405
¥3,005
¥215,012
13
2020年8月
¥28,410
¥25,723
¥2,688
¥189,289
14
2020年9月
¥28,410
¥26,044
¥2,366
¥163,245
15
2020年10月
¥28,410
¥26,370
¥2,041
¥136,876
16
2020年11月
¥28,410
¥26,699
¥1,711
¥110,176
17
2020年12月
¥28,410
¥27,033
¥1,377
¥83,143
18
2021年1月
¥28,410
¥27,371
¥1,039
¥55,772
19
2021年2月
¥28,410
¥27,713
¥697
¥28,059
20
2021年3月
¥28,410
¥28,059
¥351
¥0

返済総額 ¥568,204

最後まで28410円で毎月の返済額は一定になります。

元金均等返済と元利均等返済を計算するエクセルシートのDLアドレスを以下に貼っておきます。適宜利用してみてください。

返済予定表:元金均等返済

返済予定表:元利均等返済

元金均等返済と元利均等返済 どちらが得!?

両者の返済を模式図に表すと以下の通りになります。イメージしやすいと思います。

借りた金額が50万円の場合、総返済額は元金均等返済が565,625円、元利均等返済が568,204円それほど変わりませんが、金額が高くなればなるほど、返済回数が増えれば増えるほど、総返済額は「元金均等返済<<元利均等返済」になります。最初返す金額が高くても大丈夫ならば、元金均等返済の方が得です。

元本均等返済のメリット・デメリット

  • メリット
    利息支払い額が少なくなるので、総返済額が少なくできる
  • デメリット
    最初の方の返済額が多くなるので借入時の審査に必要な(審査に求められる)収入が高くなる

元利均等返済のメリット・デメリット

  • メリット
    返済額が一定なので返済計画を立てやすい
  • デメリット
    総返済額が元金均等返済よりも多くなる

それぞれのメリット、デメリットとご自身の毎月の返済能力をよく勘案して、返済方法を決めてください。

返せなかった場合は・・・債務整理の方法

ワカル編集部
返済計画を立てたが、返す見込みがない、返せそうにない場合、返さないで放置するわけにはいかないので、法的にできることをしなければなりません。
それが「債権整理」になります。
具体的には以下のような方法になります。

弁護士等に依頼しての任意整理

弁護士等に依頼しての任意整理

個人での交渉で期限を延ばしたり、返済日を待ってもらったりするには限界があります。弁護士に間に入ってもらい、現実的に返済可能な条件を設定してもらいます。

信用情報は悪くなりますが(5年くらい新規の借入やカードの作成ができなくなります)、自己破産するわけではないので致命的ではあるません。「泣きの一回」を、弁護士を代理人として、債権者(銀行や消費者金融)にお願いする方法です。

借入残金が200万円~300万円までならこの「任意整理」が使えるかもしれません。

債権者もそのまま返済事故になり、貸し倒れになるよりも、時間がかかっても返済してもらった方が得なので、法的にしっかり条件変更の契約をすれば、当初の返済条件よりも緩いものに変えることができるかもしれません。

個人再生

個人再生

弁護士の代わりに裁判所に仲介してもらい、債務(借金)を減らすことができます。例えば、500万円の借金が100万円くらいに減らすこともできます。これなら返せるという人もいるでしょう。

しかし、任意整理以上にリスクがあります。個人再生を認められると「官報」に掲載され、裁判所などに公示されます。「○○氏は借金が返せない人です」ということを誰でも見られる状態に貼り出されるというわけです。

もちろん、金融やカードのブラックリストに載るので、借入は非常に厳しくなります。

自己破産

自己破産

最後は自己破産です。自己破産すると、債務(借金)そのものがなくなります。

しかし、その代償は大きく、個人所有の財産(土地、建物、車等)は接収され競売にかけられます。財産を失い「無一文」に近い状態になる代わりに、借金をチャラにできる最後の手段です。

当然、官報に掲示され広く第三者の知るところになります。

話題になった「破産者マップ」のようなものがまたできれば、有形無形の嫌がらせを受ける可能性もあります。

「破産者マップ」閉鎖、「関係者につらい思いさせた」

さらに2度目の自己破産は1度目から7年以内ではないと認められません。自己破産した人にお金を貸す金融機関があるとは思えませんが、個人から借りた借金についても、7年経過しないとチャラにできず、最悪刑事罰を受ける可能性があります。

ワカル編集部
完全にブラックリストに載るので、本当に最後の手段で、安易に自己破産を選ばないようにしてください。

計画通り借金を返すためにしっかりした返済計画を

借金を返済できなかった場合、さまざまな方法がありますが、それは努力をして返そうとしてそれでも無理な場合です。

ワカル編集部
まず、ご自身の借入総額を把握し、家計の収支を見直し、出費を減らし、できることをすべてして、確実に返せる方法を選びましょう。返済が大前提で、返済金額が増える「元利均等返済」を選んででも、計画通り返済することが何より大切です。

単に信用情報に×が付き、お金が借りられなくなるだけではないかもしれません。

今の中国のように、あらゆることが「信用スコア」で管理され、信用がない人の自由も人権も奪われる未来が日本に来ないと言い切れるでしょうか?

中国で浸透する「信用スコア」の活用、その笑えない実態

だから、借りたものは計画的に返すことが何より大切です。

借金返済計画の立て方の手順!自分の状況から逆算する借金完済まで まとめ

  • 借金を把握し返済計画を立てるまでの6ステップを実践する
  • 元金均等返済と元利均等返済の違いを理解する
  • 個人再生や自己破産は最後の手段である
  • 信用がなくなると生活上大きな不便や差別を受けるリスクがある
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