カードローンやクレジットカードを知らないうちに不正利用されたときって、パニックになりますよね。まずは落ち着いてください。

この記事では下記の疑問や不安を解消できるように構成しています。

 

これらの問題でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事で解説しているポイントさえ守れば、カードを不正利用されたときでも満額補てんしてもらえる可能性が高くなります。

■不正利用された場合の支払い義務はあるのか

結論から言うと、不正利用された分の支払い義務については、金融機関によって異なります。

◆クレジットカードやキャッシュカードの場合

クレジットカードの場合は、クレジットカード会社に不正利用の連絡をしてから過去60日分に対して保険が適用されるので、不正利用されたとしても、その期間の支払い義務は原則発生しません。

ただし、クレジットカードの裏面に署名をしていないと保険適用外になる可能性があるため、取得したクレジットカードにはしっかりと名前を記入しておきましょう。

また署名をしていたとしても、利用者にいくつかの落ち度がある場合は保険適用対象外となり、不正利用であっても支払い義務が生じてしまう場合があります。

利用者の落ち度とは主に以下のようなことです。

 

クレジットカードを落としたり、違法スキャニングやハッキングされたりして情報が盗まれた場合は、基本的に全額盗難保険の保障対象となります。

しかし、中にはクレジットカードが暗証番号を入力されて利用されていた場合、保険対象外とするケースもあるのです。

もちろん状況によるのですが、暗証番号まで入力されて利用されていた場合、利用者の暗証番号管理義務の問題として責任を問われてしまう可能性も0ではありません。

例えばクレジットカードを入れた財布ごと落としてしまい、カードと一緒に暗証番号をメモした紙なども一緒に入れていたりすると、拾った人は暗証番号を使って不正利用することができます。

あるいは暗証番号を安易な誕生日に設定していると、解読される確率が高くなるのは明確です。

これらのケースでは利用者の管理不足によるところが大きいとされ、不正利用された分の返済も求められるかもしれません。

また不正利用したのが家族の誰かであった場合も、支払い義務が発生してしまう場合があります。

それ以外の盗難・紛失・IT被害などによる不正利用については、ほぼ間違いなく保障対象となるので、まずは管理義務問題となる上記のようなケースに注意しておくようにしましょう。

◆カードローンの場合

クレジットカードには盗難保険が標準的に付与されていますが、ローンカードは金融機関によっては保障自体ほとんどしていない場合があります。

まず、ローンカードが盗難にあった際に利用者に重大な過失があった場合は高確率で支払い義務が発生してしまうでしょう。

重大な過失とは、利用者本人が第三者にローンカードの暗証番号を教えたり、暗証番号をカードに書き記していたり、カードを他人に貸していたりした場合です。このような悪用される可能性が極めて高い行動をしていた場合は、本当に悪用された場合もすべて自己責任となり、高確率で支払い義務が発生してしまいます。

その他、暗証番号が誕生日など想定されやすい数字であったり、暗証番号を記したメモをローンカードと一緒に保管していたなどの場合は、重大な過失とまではいかなくとも「過失」として処理される可能性が高いでしょう。

過失として処理された場合は、不正利用された70~80%ほどの金額が補填され、残額は利用者負担となります。

ただこれらの割合や規約については、カード会社や保証会社によっても差が大きいので、今後カードローンの利用を検討している人は、紛失・盗難時の対応や保障内容について詳しく聞いておくようにしましょう。

■ローンカードやクレジットの不正利用が判明したときの対処

使った覚えがないキャッシングの請求などによって、自分のクレジットやローンが不正利用されたときの対処方法は、第一にカード会社への連絡です。基本的に不正利用に対する保障は、カード会社に連絡してから60日間となっています。

そのため、不正利用されてからカード会社への連絡が2カ月以上遅くなると、それ以前の被害額の補填がしてもらえなくなる可能性があります。

ほとんどのケースではカード会社に連絡すると、そこから警察に被害届を出すように案内されるでしょう。

そして警察から受付番号を知らされるので、その番号をカード会社に提出。

盗難・紛失・不正利用の補填を受けるために必要な書類がカード会社から送付されてくるので、間違いがないように記入して返送しましょう。

その書類が受理されれば、新しいカードが再送付されてくるので、支払い用の引き落とし口座を登録すれば、これまで通り利用が継続できるようになります。

◆不正利用されたときの手順

 

クレジットカードかローンカードかによって多少順序や手順は違ってきますが、最初にカード会社へ連絡をいれるのはどちらも共通です。

あとはカード会社の指示に従って動き、もし支払い義務の話が出てきたら、まずは弁護士に相談しましょう。

カード会社が補填不可と言っていても、交渉や裁判次第では補填を受けられる可能性があります。

ただいずれにしても長期戦になることが予想されるので、被害額によっては負担してしまった方が総合的な労力は削減できるかもしれません。

被害額が自己破産しなければならないほどの額であるのであれば、弁護士に相談してみる価値は十分にあると言えるでしょう。

■カードローンを不正利用されない方法

ローンやクレジットなどのキャッシングを不正利用されないためには、何よりもカードと暗証番号の徹底した管理が重要です。

スキャニングやハッキングなどによる不正利用は、カード提供側が管理するべきセキュリティの技術的不足部分なので、利用者に落ち度はありません。全額補てんの対象となります。

しかし、暗証番号とカードは利用者側が管理すべきポイントです。

カードローンやクレジットカードが不正利用されたとき、確実に補填を受けられるように注意するべきポイントは下記のような部分になります。

◆カード・暗証番号管理のポイント

 

これらのポイントを徹底しておけば、カードローンが不正利用される確率を大きく下げることができます。

また万が一不正利用された場合でも、カード会社からの補てんを受けられる可能性も高くなるでしょう。

カードローンが不正利用される状況はさまざまなので、絶対に大丈夫とは断言できませんが、上記のポイントを守っているか否かで、その後の待遇はほぼ間違いなく違ってきます。

自分だけは大丈夫と過信せずに、しっかりと不正利用防止対策を行っておきましょう。

■不自然な利用履歴があるとカード会社から連絡が入ることもある

カードローンやクレジットが不正利用されても、意外と気づきにくいものです。

カード会社によって違いますが、クレジットカードなどではあまりに不自然な高額商品の購入が続くと、カード会社から確認の連絡が入ることがあります。

普段の利用状況にもよるので「これくらい使ったらカード会社から連絡が来る」というものではなく、あくまでこれまでとは明らかに違う使い方が続いた場合です。

クレジットカードを不正利用する人は、ネット通販などで同じ高額商品を大量に購入します。

それをネットオークションなどで転売して利益を出そうとするのです。

犯人も何を売ればどれくらいの利益になるかを計算しているので、盗んだクレジットカードでできるだけ多くの利益が期待できる同一商品を大量に購入します。

これらの購入履歴はカード会社にすべて残るので、その情報管理を担当している人が「変だな」と感じれば、利用者に本人が利用しているかどうかの確認連絡を入れるのです。

クレジットカードはこのような管理においては徹底しているので、ある意味ではローンよりも安心と感じる人もいるかもしれません。

■まとめ

ローンカードやクレジットカードを落としたり、不正利用されたりするとパニックになる人も少なくないと思います。

筆者も財布を失くしたと思ってパニックになったことがありました。(家の中にあったという落ちですが)

ですが、各カード会社ではそれらの状況も想定してサービスを提供しているので、何よりもまずはカード会社に連絡を入れましょう。すでに不正利用が発覚しているのであれば、すぐにカードを停止して、その後の手順についてカード会社と相談してくださいね。

クレジットカードやローンカードが不正利用されたときの被害者は、カード利用者ではなく代金を立て替えているカード会社なので、落ち度さえなければ利用者に責任が問われることはありません。