車は、色んな人の名義にすることができます

自動車の名義は、いろいろな人に設定することができます。夫が購入した車を妻名義にしてローンを組むこともできますし、たとえば、会社の社長さんなんかが、愛人名義で車を購入し、社長さんの会社がローンを払っていく、なんてこともできるのです。

ですが、基本的には、家族で車を購入する場合、働いている夫名義のローンにしたほうが審査に通りやすいでしょう。基本的に、本人の収入に関係してローン融資額が決まりますので、家族の中でも収入の多い人が名義人かつローンの支払人になっておいたほうが有利なのです。

さまざまな理由で、自動車ローンをパートの妻の名義にしたいという人もいると思います。その場合、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。

できる限り、安定したシフトを入れてもらう

まずはパートの妻のシフトを安定させましょう。

定期的に収入を得られるように、固定のシフトで入っても良いですし、一ヶ月の労働時間を固定して、シフトを調整するなど、雇用先と相談して、シフトを調節してもらうと良いでしょう。

「自動車ローンを私名義で組みたいのですが、やはり収入が安定していないと審査に通りづらいため、シフトを安定させたいのですが」などと、妻が勤務先と直接交渉すると良いでしょう。

自動車ローンの審査は、おかしな借金ではありませんので、隠し事する必要のないローンの一つです。パートの妻名義でローンを組みたいと思っているということを雇用先に伝えて、シフトを安定させましょう。

シフトの安定が難しい場合

それが難しい場合、新たなパートを探すことになりますが、基本的にローンを組む際の雇用先は、半年以上勤めていることが望ましいのです。そのため、安定したシフトを得られないからと言ってホイホイと勤務先を変えてしまうのはおすすめできません。

最低でも半年は勤務して、それでも不安定なシフトと収入なのでしたら、それでも構いませんので、いちど審査に出してみましょう。

落ちてしまったら落ちてしまったで、新しい勤め先を探して、また半年後に自動車ローンを申し込んでみるなど、考えられる手はありますので、諦めないようにしましょう。

シフトが不安定で、収入が安定していない場合は、収入証明を求められた場合、確定申告書を提出しましょう。

夫に信用情報の傷(ブラックリスト)がないか確認する

本来ならば、収入があるほうの家族が自動車ローンの名義人になるのが、一般的です。ですが、さまざまな事情で夫のローンが組めない場合があります。

もう一杯いっぱいまで借りてしまっているとか、過去に延滞を起こして、ローンの新規契約に不安が残るとかの場合です。

信用情報やブラックリストに傷があるか確認する方法

その場合、夫のブラックリストが確定していないのであれば、まずは簡単にでも確認してみる必要があります。たとえば、審査が簡単な楽天カードやアコムマスターカードなどのクレジットカードを作ってみます。

楽天カードは、CMでやっている楽天のクレジットカードですが、信用情報が使われますので、発行可能かどうかがわかります。楽天カードやアコムマスターカードで審査に落ちる場合、かなりの確率で信用情報に傷がついていますので、夫の自動車ローンは苦しくなります。

そのため、その場合は妻が代わって審査を受けることになるでしょう。SMBCモビットの10秒簡易審査を受けてみても、信用情報がブラックリストになっているかどうかはわかります。

もちろん、ブラックでないのに落ちてしまうケースもありますが、楽天カード、アコムマスターカード、SMBCモビットの10秒簡易審査などで落ちる場合は、かなり怪しいといえるでしょう。

ブラックリストに入っている場合

夫の信用情報がブラックリストに入ってしまっている場合、5年から10年は自動車ローンを組むことができません。その場合は、妻が自動車ローンを組むことになります。

また、CICなどの信用情報機関を、自動車ローンの貸し手である銀行は参照しますので、CICなどに問い合わせて、1000円支払って、夫の信用情報がどうなっているか確認してみると良いでしょう。

基本的に、申請書と身分証明書の写しと1000円の定額小為替で自分の情報に関して開示請求が可能です。
また、同時に、妻自身の信用情報も同時に開示請求してみましょう。自分が金融機関から見てどのように見えているのかを確認することができます。

妻はパート先を辞めないこと

妻の名義で自動車ローンを組む場合、勤務先があることが必須になります。

そのため、パート先を辞めないようにしてください。無職の専業主婦になってしまうと、ローンに通りづらくなりますし、返済にも苦しむようになってしまいます。自動車ローンの審査に通ってからパート先を辞めるのは自由ですが、それでも、家計が苦しくなるため、新しいパート先を見つけるのをおすすめします。

勤め先がない場合のデメリット

また、クラウドソーシングでライターをやってみたり、ヤフーオークションやメルカリなどで家の不用品を売ってみたりなど、何かしらの「稼ぐ行為」は必要となるでしょう。

車を購入すると、車両本体のお金だけでなく、パーツやタイヤ、ガソリン代、車検代、日々のメンテナンス代、駐車場代などが必要です。数万円であっても、パート勤めをしているのとしていないのでは、家計へのインパクトが異なりますので、勤め先は辞めないようにしましょう。

むしろ、ちょっとシフトなどを工夫して仕事を増やすとか、かけもちで他のパートも探すとか、時給の良いパート先をみつけて転職するなど、考えてみましょう。

夫婦の間で隠し事をしないこと

自動車ローンは、カードローンと違って、「家族に内緒でこっそり」と借りるものではありません

なぜなら、自動車というものが存在するからです。勝手に自動車を買ってくるような人は問題ですが、たいていの場合、家族で話し合った末、自動車を決めていることでしょう。自動車を購入して妻名義でローンを組む場合、たいてい車は家族のものになります。

そのため、返済などが苦しければ相互に相談し、夫の残業を増やすとか、副業するとか、妻のパート時間を伸ばすかなどの対処が必要です。かならず家族で話し合って、対策を講じていきましょう。家族の間に隠し事は不要です。

夫が働いて、妻が家事で家庭を支えてパートしている場合、家族で稼いだお金は双方のものです。家族みんなの財産ですので、合算して考えましょう。

できれば、夫名義にできないか考えてみる

たとえば、夫のローンがもうそれ以上通らないとかの特殊な事情がない限り、収入が多くて安定している夫の方で自動車ローンを組むべきでしょう。そのほうが審査もスムーズに行きますし、何より審査に通りやすく、希望の車を買える可能性が高まります。

ですが、家庭ごとにさまざまな事情があります。

たとえば、夫の方のカードローンが多すぎる、夫が信用情報でブラックになってしまった、また、財産を妻名義にしてあげたいなどの夫側のリスクヘッジの面が強い、離婚前提でその後、妻が車を乗ることが決まっているなどなど、人生のさまざまな事情によって、夫の名義よりもパートの妻の名義でローンを組みたいと考えることがあると思います。

自動車ローンが組めるかディーラーと相談

そんなときは、まずディーラーと相談です。ディーラーは車を売るためにできるだけ協力的になってくれますので、名義人と異なる自動車ローンや、パートなどで収入が少ない妻の名義での自動車ローンが組めるように、何かとはからってくれますので、まずはディーラーと相談してみましょう。

夫が保証人になることで、妻名義でローンが組めるかもしれない

ひとつの手として、夫が妻の自動車ローンの保証人になることが考えられます。この場合、夫がブラックのケースでは保証人になることはできませんが、ブラックでない場合は、保証人になることで妻の自動車ローンの融資額を引き上げることができます。

たとえば、妻単独では50万円までの自動車ローンしか組めなくとも、夫が保証人になることで、200万円までローンが可能になるなど、さまざまな利用方法が考えられます。そのため、まずはローンを組む銀行に相談してみましょう。

その前に、ディーラーでもローンについて相談してみると良いでしょう。一部を現金で払うなどして、残額を自動車ローンにすることで、自動車ローンの負担を下げることが可能です。いずれにせよ、妻がローンを組む場合は、信用力が低いですので、何らかの形で夫が返済を補填していくという形が望ましいです。

夫が保証人になるためには

そして、夫が保証人になる場合は、住民票など、夫婦関係を示す書類が必要になるケースがあります。この場合、事実婚でもいけるケースもありますが、事実婚では認められない銀行もありますので注意が必要です。
必要書類としては、身分証明書、給与明細、住民票などです。

夫がブラックの場合、夫の信用情報までチェックされるの!?

夫がブラックリストに入っていてどうしても車が必要な場合、パートの妻の名義で自動車ローンを組むケースが想定されます。ですが、この場合、妻の審査があるのはわかりますが、夫がブラックかどうか確認されるのでしょうか?

実はそれは銀行によります。銀行によっては、「旦那さんの名前を教えてください」と聞いてきて、夫の名義で信用情報をチェックして、ブラックでないかどうか確認するケースもありますし、銀行でも、妻の信用が高い場合は、それほど違和感を覚えずにスムーズに妻だけを審査してくれる場合もあります。

 

夫がブラックリストである場合、同じ家計をあずかっている妻の名義でローンが組めないこともあります。ですが、基本的に、夫の信用情報と妻の信用情報は別のものです。

まとめ:自動車ローンをパートの妻名義で組む場合の注意点!

基本的には、夫の名義で組むのが望ましいでしょう。ですが、それができない場合、パートで働く妻の名義で自動車ローンを組むことになります。

その場合の注意点として、

  • できる限り、安定したシフトを入れてもらう
  • 夫に信用情報の傷(ブラックリスト)がないか確認する
  • 妻はパート先を辞めないこと
  • 夫婦の間で隠し事をしないこと
  • できれば、夫名義にできないか考えてみる
  • 夫が保証人になることで、妻名義でローンが組めるかもしれない

などが挙げられます。

パートタイムでも自動車ローンを組むことは可能ですが、50万円が上限であるなど、制限がある場合があります。その場合は、現金を一部入れるなどして、限られた範囲内で自動車ローンを有効活用しましょう。

自動車のグレードを下げるとか、中古車にしてみるなど、自動車そのものの購入計画も無理がないかどうかを確認し直す必要があります。基本的には、夫名義で組むのがセオリーですが、パートの妻でも自動車ローンを組むことはできます。

妻本人の信用情報がブラックでないことが条件ですが、パートの収入を安定させるなど、仕事をがんばることで、より返済しやすくなり、銀行も自動車ローンの審査に好意的になります。

ワカル編集部ワカル編集部

いちばん大切なのは、妻自身の収入がどのぐらいあるか、ということになります。