カードローンの下限金利と上限金利の意味合いについてお調べでしょうか?

カードローンやクレジットカードなど、お金を借りるサービスを利用するときに必ず目にするのが「金利・年率」です。

 

実質年率●%で低金利!などのキャッチコピーを目にすることも多いと思います。

金利は「3%〜18%」のような形式で記載されますが、小さい数字が「下限金利」、大きい数字が「上限金利」です。

 

融資を受けるときに設定される下限金利と上限金利は、借りる人や金額によって異なります。

この記事では上限金利と下限金利の仕組みと、借入時にどのような見方をすればいいのか、表などを使いながら解説していきましょう。

 

少しでもお得にお金を借りたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

■金利とは何か

カードローンや住宅ローン・クレジットカードなど、銀行や消費者金融から融資を受けるサービスには総じて「金利」が発生します。

 

金融機関からお金を借りると、返済時には借りた金額+金利を上乗せした合計額を支払わなければいけません。

銀行・消費者金融の主な収益源が「金利」なのです。

 

そのため利用者としてはできるだけ金利が低い方がいいのですが、業者側は少しでも多くの金利を回収したいと考えています。

金利はお金を貸すことで発生する手数料のような認識で問題ありません。

■下限金利と上限金利の仕組み

金利は借りた金額に対する一定のパーセンテージで加算されます。

このパーセンテージを年率と呼び、最高でも20%までと「貸金業法」という法律で定められているのです。

 

貸金業法は消費者金融や信販会社など、貸金業に分類される業者にのみ適用されます。

銀行には「銀行法」という法律が適用されるので、上記の数値の影響は受けません。

 

そもそも銀行の金利は消費者金融よりも低く設定されているので、最高20%の年率を超えることはないのです。

最高金利と最低金利は業者別に設定されており、金融業者を選ぶ際の判断材料になります。

 

この業者別の最高金利と最低金利を言い換えると、上限金利と下限金利になるのです。

各社の下限金利から上限金利の間でどの金利を設定するかは、借入を行う金額によって決定されます。

 

審査・判断基準は業者別に異なりますが、例えば楽天銀行が提供している「楽天スーパーローン」の金利・年率設定基準は下記の表の通りです。

楽天銀行「楽天スーパーローン」金利表

 

表の見方は非常に単純です。

左の「ご利用限度額」が借入する金額であり、右側の「お借入利率」が借入した金額に対して設定される金利幅になります。

カードローンは原則として限度額枠が大きくなるほど、低金利になるのが一般的です。

 

上記の表を例にすれば、600万円から800万円未満の限度額枠だと3.0〜7.8%の間で金利が設定されます。

原則に従うと800万円に近いほど、低金利になる可能性が高くなるという理屈です。

 

しかし、この表はあくまで基準であり高額融資なら必ず低金利になるとは限りません。

最終的な判断は楽天銀行の審査によって決定されます。

 

初めてカードローンを利用する場合は、高確率で最高金利に設定されるでしょう。

■下限金利と上限金利どちらを優先するべきか

金利と限度額の関係はわかったけど、実際借入するときは上限金利と下限金利のどちらを見ればいいの?

と疑問に感じる人も多いと思います。

 

初めてカードローンを利用する人は、下限金利か上限金利のどちらかに目が向きやすいです。

しかし上限と下限の金利は人によって意味合いが違ってきます。

 

利用目的によって優先順位が変わるのです。

■初めて利用する人は上限金利

カードローンを初めて利用する人は、公務員や年収1000万円以上の人でもない限り高確率で最高金利が設定されます。

そのため、限度額枠に対する上限金利の低さを優先すべきです。

 

勤続年数や職業・年収や家族構成などによっては、初期段階で高額融資・低金利になることもありますが、可能性としては低いでしょう。

逆に他社からの乗り換えで金利額の負担を削減したいと考えている人は、上限金利を見てもあまり意味がありません。

■おまとめや借り換えなら下限金利

すでに消費者金融や銀行から借入を行っており、少しでも月々の金利負担を抑えたい人はカードローンの下限金利に注目しましょう。

例えばA社から金利8%で借りているお金が、B社なら金利6%で融資してもらえるとします。

 

そうすれば、借り換えるだけで月々の金利負担が2%削減できるのです。

たかが2%と感じるかもしれませんが、300万円の年率8%は約24万円になります。

 

6%なら約18万円です。カードローン会社を乗り換えるだけで、1年の負担が6万円も安くなります。

これがもっと大きな金額なら尚更です。

 

例として消費者金融のアコムと楽天スーパーローンの年率金利を比較してみましょう。

アコムの限度額と年率表

楽天スーパーローンの限度額と年率表

どちらも同じ800万円が最高限度額の金融機関です。

仮に800万円を借りる場合、アコムなら下限金利で3%ですが楽天なら1.9%になります。

 

アコムは消費者金融なので総量規制の対象にもなりますが、それらの前提条件は無視しての例題です。

 

 

単純な計算で800万円の年率3%なら、年間で約24万円の金利が発生します。

これが1.9%だと約15万2000円です。

 

つまりアコムで800万円借りる場合と楽天スーパーローンで800万円借りるのとでは、年間で約9万円の差額が生まれるということになります。ただしこれは両社で最低金利を設定された場合の話です。

楽天で4.5%、アコムで3.0%の年率を設定されれば楽天の方が総支払額は多くなります。

■低金利な業者でまとめた場合の金利変動

例として既存で借入している業者よりも、低金利な業者に乗り換えた場合の金利変動を上げておきましょう。

★A社貸付条件

A社から1000万円

金利は下限で4%。

年率金額40万円

 

仮に1000万円を下限金利4%で借りていたとします。

年間の金利額は約40万円です。

 

これを下記のような業者に乗り換えれば負担を少なくできます。

★D社の貸付条件

1000万円の下限金利1.9%

年率金額19万円

借入金額1000万円

年率4%→1.9%

年率金額40万円→19万円

約21万円の削減

 

既存で借り入れている業者の下限金利よりも、低い金利で融資してくれる銀行に借り換えるだけで年間21万円の削減です。

 

すでにA社から1000万円を借りているという実績があり、それの借り換えが目的ということなら、D社の審査に通る確率も高くなります。

以上の理由から借り換えで月々の負担額を減らしたい人は、貸付条件の下限金利に注目しておきましょう。

■上限・下限ともに低金利のオススメカードローン

最後に下限金利と上限金利が、相場よりも低く設定されているおすすめカードローンをご紹介しておきます。

◆三菱東京UFJ銀行「バンクイック」

バンクイックは最大手の三菱東京UFJ銀行が、直接発行しているカードローンです。

実質年率1.8%~14.6%と低い水準を維持しており、銀行カードローンでありながら即日審査・即日融資・即日カード発行の全てに対応しています。

 

また正社員に限らずアルバイトやパート、フリーターでも申し込み可能なカードローンです。

 

◆住信SBIネット銀行「ミスターカードローン」

三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資して設立されたネット銀行のカードローンです。

カードローン内でも1200万円というトップクラスの限度額を設定しています。

 

金利は一定の条件を満たせば0.99%から14.79%。

上限金利はやや高めな印象ですが、下限は住宅ローン並みの水準です。

 

◆楽天銀行「楽天スーパーローン」

楽天グループの楽天銀行直轄のカードローンです。

SBIネット銀行と競争するように、他の銀行と比較しても低水準の金利を打ち出しています。

1.9%~14.50%という金利はカードローンの中で非常に優秀な数字と言っていいでしょう。

 

■まとめ

上限金利と下限金利の意味合いや、表の見方はご理解いただけたでしょうか。

純粋に金利や限度額の高低で判断してもいいのですが、場合によっては損になる可能性もあります。

 

借り換えや新規・おまとめなど、ご自身の状況に合ったカードローンを選択して無理のない返済計画を組んでくださいね。

 

カードローン借り換えの注意点については、こちらで詳しく解説しています。
カードローンの借り換えガイド※損、失敗しない為に知っておくメリット・デメリット