カードローンの借り換えについてお調べでしょうか。

赤 左 なるほど

金利が高い業者から低い業者に借り換えることで、その分金利は安くなります。

どれだけ安くなるかについては、元の業者と借り換え先業者との金利差にもよって変わります。
しかし、人によっては利息の負担が5万円以上軽減される場合もあるのです。

数社のカードローンを利用したことで、金利負担が嵩んできたという人も多いかもしれません。
そのような場合、金利の低い業者に借り換えることでその負担を軽減させることを強くおすすめします。

この記事では、カードローンで借り換えを行う方法について書いていきます。
その他、損や失敗をしないためのテクニックなど、借り換えのメリット・デメリットについて徹底的にガイドしていきましょう。

利息ばかりで元金がなかなか減らないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

カードローンの利息を減らしたい時の対策は、ここでも詳しく紹介されています。
出来る限りカードローンの利息を減らしたい時にデキる事まとめ

■カードローンの借り換えとは?

カードローンの借り換えとは、金利の高い業者から低い業者へ借り換えることで支払う金利を削減する方法です。
例えば年率10%の業者から年率5%の業者にお金を借り換えると、1年で5%の金利が削減できる計算になります。

消費者金融や銀行では、借入額に対して設定される金利の幅があらかじめ決められています。

カードローンの上限金利について

元金 金利
10万円未満 年20%まで
10万円以上100万円未満 年18%まで
100万円以上 年15%まで

上記の表は、利息制限法に定められた上限金利です。

表を見れば分かるように、借入限度額が低くなると金利は高くなります。
逆に限度額が高額になると、その分低金利になります。

業者によっても異なりますが、一般的には消費者金融より銀行のほうが利率が低く設定されています

消費者金融業者の金利一覧

会社名 金利
SMBCモビット 年3.0%~年18.0%
プロミス 年4.5%~年17.8%
アコム 年3.0%~年18.00%
ダイレクトワン 年4.90%~年20.00%
セントラル 年4.80%~年18.00%

消費者金融業者の場合、上記表のように下限金利と上限金利が表示されているのみです。
限度額ごとの適用金利は公開されていません。
初めて利用する場合は、利息制限法の上限金利付近の利率が適用されていると考えられます。

一方、銀行の金利は、利用限度額ごとに細かく設定されています。
例えば、イオン銀行カードローンの場合、金利は以下のとおりです。

イオン銀行カードローン金利

借入限度額 年率
10万円~90万円 年11.8%~年13.8%
100万円~190万円 年8.8%~年13.8%
200万円~290万円 年5.8%~年11.8%
300万円~390万円 年4.8%~年8.8%
400万円~490万円 年3.8%~年8.8%
500万円~590万円 年3.8%~年7.8%
600万円~790万円 年3.8%~5.8%
800万円 年3.8%

 

銀行の場合、信用度や利用実績などに応じて金利が下がることもあります。
しかし、消費者金融の場合は利用実績を積み重ねても下がりにくいのが実情です。

利息の支払いを負担に感じる場合、たいてい複数の業者から少額の借り入れを行っています。

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例えば、10万円~100万円未満の借入を3社で行っている場合で考えてみましょう。
ほとんどの業者は、上限金利ギリギリの16%台後半~18%で設定しています。

仮に3社から150万円借り入れているとすると、借り換えには150万円~200万円の限度額が必要です。
イオン銀行の場合では、100万円~190万円と200万円~290万円の金利が該当します。
それぞれの上限金利は、11.8%と13.8%になります。

単純に比較はできないものの、金利で見ると4%~6%銀行のほうが低いことが分かります。

では、どうして限度額が低ければ利率が高く、限度額が高くなれば利率が低くなるのでしょうか。

まずは利率から考えてみます。

業者側の立場になって考えてみましょう。
借入限度額50万円の人が、50万円を借り入れているとします。
これを1年(12回)で均等額返済した場合、取れる利息は5~6万円前後です。2年(24回)で完済した場合は10万円前後、半年(6回)であれば3万円前後になります。

※上限金利の年率18.00%を適用した場合

元金が少額だとその分返済期間が短くなるので、取れる利息も小さくなります。
逆に元金が高額だとその分返済期間も長くなるので、取れる利息も大きくなります

今度は、借入限度額500万円の人が、500万円を年利5%で借り入れていると仮定しましょう。
あくまでも単純計算ですが、500万円の5%は25万円です。
元金が大きいとその分返済期間も長くなる傾向にあるので、3年かけて均等額返済するとします。
返済が進むとその分利息も少なくなっていくものの、取れる利息は総額で約40万円前後になります。

※上記利息計算は、あくまでも毎月均等額を返済した場合です。
ボーナス月の増額など随時返済を併用した場合は、これとは異なる場合があります。

ここまでの説明で、借入枠の多少によって取れる利息が大きく異なることがお分かりいただけたかと思います。
このような理由から、業者は借入枠が少ない人ほど高金利に、借入枠が大きい人ほど低金利に設定しているのです。

あなたが現在、低い限度枠で数社から高金利で借りている場合はチャンスです。
限度額が高く、金利の低い他社カードローンに借り換えることで、大きく金利を削減できる可能性があります。

借り換え時の金利については、こちらでも詳しく解説しています。
カードローンの借り換え時の金利差を計算する方法と返済方式を紹介

■借り換えの仕組み

借り換えに失敗しないためには、この前提条件を満たしているかどうかが大切です。

現在借入している業者よりもよい条件で契約できるかどうか

「よい条件」とは何かを、金利という点で考えてみましょう。

複数業者から100万円未満単位で借り換えている場合、上限金利は18%になります。
上限金利近辺の業者を3社利用していたら、金利負担だけでも重く感じられることでしょう。

これを現状の金利より低く借り換えられたら、返済も楽になるのではないでしょうか。

例えば、100万円未満の限度額で3社から借り入れを行っているとします。

★現在の状況

A社から30万円 金利18%

B社から40万円 金利18%

C社から80万円 金利16%

借入合計150万円
1年の金利合計25万4000円

★内訳

A社・B社 70万円 金利18%(1年の金利合計12万6000円)

C社 80万円 金利16%(1年の金利額12万8000円)

A・B・C社からの借入はいずれも100万円未満の少額融資になります。
そのため、年率16%~18%前後とほぼ上限金利での借入です。。

上記の3社分について、三菱UFJ銀行のバンクイックでまとめるとしましょう。

バンクイックで上記を借り換える(おまとめする)場合、最低でも150~200万円の枠が必要です。


バンクイックの限度額と金利

150万円~200万円の限度額となった場合の上限金利は12.6%になります。
200万円以上の限度額となった場合では、9.6%が上限金利です。

A社・B社・C社を全てバンクイックでまとめると、以下のような計算式となります。

A社+B社=70万円(+金利12万6000円)

年率18%から9.6%になると、金利12万6000円が6万7200円となり、58,800円削減。
年率18%から12.6%になると、金利12万6000円が8万8200円となり、37,800円削減。

C社=80万円(+金利12万8000円)

年率16%から9.6%になると、金利12万8000円が7万6800円となり、51,200円削減。
年率16%から12.6%になると、金利12万8000円から10万800円となり、27,200円削減。

A社+B社+C社の金利合計25万4000円。
バンクイックに乗り換えた場合の削減額は、下記のとおりです。

年利9.6%の場合は11万円削減、年利12.6%の場合でも6万5000円削減されます。

 

実際は返済が進むと同時に利息も少なくなるため、削減利息は今回の例より少なくなります。
その他、ボーナス月などの随時返済の有無によっても変わってくるでしょう。
それでも、4万円~6万円以上は削減することができると考えられます。

利用している業者よりも低金利で借り換えできる銀行があれば、借り換えを検討した方が良いかもしれません。

ここでは、毎月均等額を返済した場合の利息をシュミレーションしてみました。

文中でも触れたように、ボーナス月の増額返済の有無によっても変わってきます。
その他の月でも随時返済の有無によって、大きく違います。

こちらの記事も参考にして、返済額をシュミレーションしてみましょう。

銀行カードローンの毎月返済額はいくらになる?利息、元金シュミレーション

■カードローンの借り換え審査は厳しい?

カードローンの借り換えって審査が難しいのでは?と不安を抱く方も少なくないでしょう。

借り換え時の審査は、新規で申し込むときよりも容易であると考えられます。

 

明確な基準はどの金融業界も公表していないため不明確です。
しかし、借り換えの場合返済能力に関しては明らかに有していると考えられます。

 

返済能力や意思があるからこそ、金利を安くしたいと考えて借り換えを申し込むわけです。
そのため、借り換え先の金融機関も安心して受理することができます。

 

また、いずれの銀行・消費者金融は借り換えによる顧客をどんどん増やしたいと考えています
借り換えの場合、すでにカードローンの利用経歴があって返済意思や能力もあると判断されます。
そのため、高確率で金利の回収ができると判断される可能性があります。

結果として、新規で申し込むよりも高い限度枠を設定されやすくなるのです。

その他、カードローン借り換えについて、こちらで詳しく紹介しています。
おまとめローンって何?カードローンの借り換えの審査、金利を解説

■借り換えに向いているのはどんなカードローン?

借り換え先の金融機関を選ぶ前提条件として、2つの要素があります。

  • 借り換え先候補の金利と限度額が希望を満たしているかどうか
  • 総量規制にかからないかどうか

最初に考えなければならないのは、現在の業者よりも低金利で借り換え可能な限度枠をつけてもらえるかどうかです。
特に、限度枠が現在の借入額と同額以上になっていないと、借り換えた意味がなくなります。
また、現在の返済額と同額を返済するとして、利息が低くならないと意味がありません。

金利については、加重平均で判断します。


加重平均とは、全体の利息合計を借り入れ合計で割った利率のことです。

下記の3社で借り入れていると仮定しましょう。

A社 30万円 金利18%(利息54,000円)
B社 40万円 金利18%(利息72,000円)
C社 80万円 金利16%(利息128,000円)

この場合、借入合計額が150万円、利息合計が254,000円です。
254,000円を150万円で割ると約16.93%。

上記の例では、利息の加重平均は16.93%になります。
16.93%より低い利息かどうかが、借り換えの判断基準です。

金利と限度額の条件を満たしている中で、より条件の良い銀行や消費者金融を吟味しなければなりません。

とはいっても、借り換え合計以上の限度枠を付けてもらえなければ、借りる意味がありません。
審査を受けるときには、必ず「借り換え目的です」と伝え、希望限度枠を伝えるようにして下さい。

そうすれば業者側もその条件を前提に審査を行います。

2つ目に注意してほしいのが総量規制です。

総量規制とは、貸金業法で定められた借入額に関する規制のことです。
貸金業法では、「全体の借入額合計が年収の3分の1以下でなければならない」と規定されています。

消費者金融を利用する場合に、総量規制の対象となります。
これは、借り換えであっても同様です。

例えば、Aさんが現在3社から100万円の借り入れを行っていると仮定しましょう。
より金利の低い消費者金融業者での借り換えを検討している場合、100万円以上の限度額が必要です。現在借入100万円
借り換え100万円合計200万円消費者金融を利用すると、200万円全額が総量規制対象となります。

この場合、年収の3分の1という規制があるので、年収600万円以上が必要です。
もしもAさんの年収が450万円であれば、総量規制により150万円が上限となるため、借り換えは却下されます。

この条件に引っかかる場合、借り換え先には銀行カードローンを選んでください。

銀行は銀行法が適用されるので、総量規制は関係ありません。

基本的に消費者金融よりも銀行カードローンの方が金利も低いので、問題はないでしょう。

 

◆借り換え先を選ぶ条件

・現在の金融業者よりも低金利かどうか

・借り換えやおまとめができるだけの限度枠があるかどうか(総量規制に要注意)

・総量規制を避けるためには、銀行カードローンがおすすめ

■借り換えでおすすめのカードローン

借り換えを検討する人の多くは、現在利用しているカードローンの「金利が高い」と感じている人ではないでしょうか。
あるいは、今以上に安い金利で融資をしてくれる銀行があることを知っている人だと思います。

そのような人たちに向けて、おまとめや借り換えに向いているカードローンをピックアップしました。

すでにご存じのところも多いと思いますが、金利・限度額・条件なども含めて、参考にしてみてください。

◆三菱UFJ銀行「バンクイック」

バンクイックの強みは、2点あります。

  • 金利が低く、負担が少ない
  • 即日審査・即日融資に対応している

三菱UFJ銀行の支店窓口には、無人契約機となるテレビ窓口を設置されているところもあります。
テレビ窓口を利用すると、郵送物なしで即日カードを受け取ることも可能です。

下限金利1.8%、上限金利14.6%ともに、カードローンの中でも優秀な数値です。
金利負担が重たいと感じている人にとっては、有力な選択肢の1つとなりえます。

ただ限度額が500万円とやや低めなのが弱点。
これ以上の額でのおまとめや借り換えを希望する場合、限度額の高いカードローンを検討する必要があります。

◆楽天銀行「楽天スーパーローン」

楽天の楽天スーパーローンは、金利と限度額のバランスの良さでおすすめのカードローンです。

金利1.9%~14.50%は下限上限ともに、金利負担の軽減につながります。
また、限度額も最大800万円なので、高額のおまとめ・借り換えを希望する人にも対応しています。

バンクイックと比較しても遜色ないカードローンで、どちらを利用するか悩むところ。
ただ、審査や融資開始までのスピードがやや劣る点が欠点です。

審査は原則当日回答です。
ただし、融資されるまでに数日を要する場合があります。

◆りそな銀行カードローン

都市銀行の1つであるりそな銀行のカードローンです。

下限金利は3.5%と銀行カードローンとしてはやや高めです。
しかし、上限金利は12.475%と低く、他のカードローンと比較すると低金利になる可能性があります。

審査も早く、最短で即日審査・即日融資も可能なので、人気のあるカードローンの1つとなっています。

上限金利が他と比べても低いので、借入希望額によっては他よりも低金利になる可能性も多いでしょう。
しかし、下限金利は3.5%と消費者金融に近い水準となります。

ご利用を検討中の方は、借入希望額や借り換え元の金利を比較した上で検討してみるといいでしょう。

■借り換えの手続き方法と必要書類

基本的には借り換えと新規申し込みで、手続きや必要書類に違いはありません。

◆借り換えに必要な書類

・本人確認書類(運転免許証・健康保険証・パスポート・個人番号カードなど)・収入証明書類(金融機関や借入条件によっては不要ですが、求められた場合に備えて用意しておくといいでしょう)

・他社借入状況がわかる書類(返済予定表など)

申し込みの際は、目的を借り換えとして希望限度額を伝えるだけです。

銀行や消費者金融によっては多少の違いがありますが、ベースとなる部分は変わりません。

■借り換え時の注意点

借り換えやおまとめは、今現在借りている金額よりも大きな金額を低金利で融資してくれる業者を見つけることが大切です。

おまとめや借り換えが目的と伝えると、業者側もそれを前提として審査してもらえます。
しかし、だからといって期待に応えてくれる保証はありません。

借り換え目的の場合は、新規申込時と比べて審査に通りやすくなる可能性があります。
とはいっても、消費者金融と比べると審査は厳しめと考えられます。

他での借入状況や信用度などによっては、審査落ちしてしまう可能性も残されています。
そこは理解しておきましょう。

カードローンの返済方法などについての詳細は、こちらでも紹介されています。
カードローンの返済方法の種類とお金の返し方【一括、おまとめ、借り換えetc…】

■まとめ

カードローンやクレジットカードの金利は、業者によって意外と相違点も多いもの。
金利が2%変わるだけでも、返済が楽になるケースも珍しくありません

もちろん返済を計画的に行い、確実に返済することが大切です。
しかし、金利の負担が重たいと感じられるなど、状況に応じて返済先を変更することも選択肢に入ってきます。
いろいろな情報を元に検討を行うことが、上手にカードローンを利用するコツです。

多くのカードローン会社では、返済シュミレーションを行っています。
借入額と借り換え後の利息、返済金額を入れるとおおよその返済プランを把握することができます。
こちらの記事を参考にして、借り換え前のシュミレーションを行ってみて下さい。

カードローンの返済シュミレーションとその機能がついてる消費者金融&銀行紹介