今月ちょっと出費が多くて、給料の前借がしたいなとお考えでしょうか?

社会人になると、色々な場面でお金がかかりますよね。

 

飲み会・食事・衣服・家賃・結婚式やご祝儀・奨学金の返済など、学生時代には考えられないほど出費事情が変わるものです。

 

給料日まであと3日あるけど、財布の中は500円…という状況も珍しくありません。

そんなとき「給料の前借ができたらなぁ」という考えが頭に浮かぶ人も多いでしょう。

 

そもそも「給料の前借」とは、法律的にどういう制度になるのか。

また従業員から給料の前借を申請されたとき、会社側は必ず応じなければならないのか。

 

この記事では「給料の前借」という制度から、会社に前借を断られたときの対処方法までを詳しく解説します。

 

いまお金がなくて前借を検討している人や、今後前借をお願いするかもしれないと思っている人はぜひ参考してみてください。

■給料の前借って法律的にどうなの?

ひとことに「給料の前借」と言っても、実は2つのパターンがあります。

 

1)これから働く分の給与を先払いでもらう前借

2)これまで働いた分の給与を先払いでもらう前借

 

1の前借は、法律的に「労働の強制」として認識されるため違法になります。

2の前借は、法律的には可能ですが応じるかどうかは原則企業側の判断です。

 

1の前借は事実上の借金と同じで「前借した分は働いて返すから、お金を貸してください」と言っているのと変わりません。

 

逆にいうと企業側の立場は「給与は前借で払ったんだから、嫌でもなんでも働けよ」と言っていることになります。前借でお金を受け取ってしまうと、法律的に「労働の強制」になってしまうわけです。

 

2の前借はその日まで働いた給与の前借なので、労働の強制にはなりません。

例えば30日が締め日だとして、20日まで働いていたとしましょう。

 

この場合、1日~20日までの給与分は前借として受け取ることができます。

受け取れる額に関しては原則日割計算です。

 

ただし、この前借に応じるか否かは企業の判断に委ねられているので、上司や経営者との相談の上で決定されます。

■前借を申請してから支給されるまでの期間

給料の前借を申請して受理されたとしても、その日や翌日に支給されるとは限りません。

前借の可否と同じく、いつ支給するかに関しても企業の判断次第になります。

 

申請した当日中でもいいと会社が判断すれば即日支給されますし、1週間後にしか処理できないと判断されれば、前借の支給は1週間後です。

 

そもそも「給料の前借」を認めるか自体が企業次第なので、それがいつ支給されるかは状況によるとしか言えません。

 

仮に前借の必要性があるのなら、ある程度余裕を持って上司や担当部署に相談しておくようにしましょう。

■給料前借を断られたらどうする?

判断が企業に委ねられている以上、当然断られる可能性もあります。

 

生活費がピンチだからこそ給料の前借を相談しているのですから、断られてしまった場合は別の方法でお金を調達しなければなりません。

 

友達や同僚に借りるというのも1つの手段ですが、相手も自分と同じく金欠である可能性も否めません。ではどうやってお金を工面すればいいのでしょう。

 

■給料の前借を断られたときの対処方法

給料の前借が失敗したときの対処方法はいくつかあります。

数日間のつなぎとなる資金があればいいわけなので、キャッシングやカードローンの利用も有効なのです。

 

カードローンやキャッシングと言うと「お金を借りると金利が…」と心配される人も多いと思います。

 

しかし、金融業者の金利は年単位で借りて18%前後が最高なので、数週間で完済すれば数千円未満の利息しか付きません。

 

もちろん借入する金額にもよりますが、給料日までのつなぎで20万や50万も借りる人はいないでしょう。

 

以上を踏まえて、給料の前借が断られたときの対処方法について代表的なところからご紹介します。

 

◆カードローンを利用する

さきほど触れた通り、つなぎ金の調達源としてはカードローンが有効です。

カードローンには大きく分けて「銀行系・消費者金融系」の2種類がありますが、10万円未満の借入ならどちらでも問題ありません。

 

一般的に銀行系のカードローンのほうが低金利・高額融資に対応していますが、10万円未満で数日~1週間程度の借入なら、利息額にも大きな差はないからです。

 

具体的な金利は業者によりけりですが、銀行なら13%~14%・消費者金融なら18%前後が相場になります。

 

例として、10万円を1カ月借りた場合の金利をシュミレーションしてみましょう。

 

年率14.6%のバンクイック(三菱東京UFJ銀行)の場合

→返済額10万1216円

 

年率18%のアコム(消費者金融)の場合

→返済額10万1500円

 

差額284円

これは1カ月まるごと借りた場合の利息ですが、給料日までのつなぎなら1カ月間ずっと借りる必要もありません。

 

給料が支給されると同時に完済してしまえば、上記例よりも利息額は安くなります。

以上の理由からつなぎであればどこの業者でも問題はないのですが、ここではワカルが普段オススメしている銀行カードローンを挙げておきましょう。

 

以下の銀行は高額融資・低金利の大手企業が運営しているので、信頼性の面でも安心です。

 

・ミスターカードローン(住信SBIネット銀行)

 

・楽天スーパーローン(楽天銀行)

 

・バンクイック(三菱東京UFJ銀行)

 

◆クレジットカードを利用する

カードローンと同じく、クレジットカードも給料日までのつなぎとして活用できるサービスの1つです。

 

食費はクレジットカードで支払えば、引き落としは翌月になります。

キャッシング枠があるのなら、現金を引き出してつなぎ資金にするのもいいでしょう。

 

ただクレジットカードのキャッシングは、総じて銀行カードローンより高金利になりやすいのであまりおすすめはできません。

 

そのあたりを気にしないのであれば、クレジットカードによるつなぎでも問題はありません。

◆質屋を利用する

あまり知られていませんが、質屋でもお金を借りることができます。

質屋は担保となるものを預けておき、その担保に相当する額の現金を受け取れるサービスです。

 

仮に借りたお金を期日までに返さない・返せない場合は、担保に預けた品物が売り場に流されていくので、その他キャッシングのような返済義務はありません。

 

ただし、借りられる額は預ける品物の相場よりも低くなるのが基本なので、流されても構わないと考えて担保にするのなら、いっそリサイクルショップなどで売却したほうがいいでしょう。

◆貯金を切り崩す

できる限り避けたい手段ですが、いざというときは一時的に貯金を切り崩すことも視野に入れなければなりません。

 

生活が最優先なので、給料の前借ができずお金が調達できないのであれば、持っている別の預金を使うしかないのです。

 

いざというときに備えて、社会人ならクレジットカードやカードローンを1枚は持っておいたほうがいいでしょう。

 

持っているだけなら年会費などは発生しないところが大半なので、財布に1枚忍ばせておくだけでも安心感が違います。

◆知人・友人から借りる

身近にお金を貸してくれる人がいるなら、給料日までの間借りておくのも1つの選択肢です。

 

どんなに親密な関係であっても、金銭の貸し借りはお互いの信頼関係に影響を与える可能性が高いため、あまりおすすめはできません。

 

できる限りクレジットカードやカードローンなどのサービスを利用しましょう。

 

◆手持ちのゲームやDVDを売る

ゲームやDVD・ブルーレイ・漫画など、不要になった娯楽品をリサイクルショップや中古買取ショップに売って資金を調達する方法です。

 

売る商品や品数にもよりますが、新しい作品であれば1点で3000~5000円になるケースも少なくありません。

 

査定から買取・現金の受け渡しまでをその場で行ってもらえるため、即金が必要なときは有効な手段です。

 

その他にも「給料日までどうしてもお金が足りない」という人に向けて、以下のようなコンテンツも用意しています。興味がある人は見てみてくださいね。

 

 

■カードローンは給料前借より便利かも

最後に「金利を払ってお金を借りるのには抵抗がある」という人も多いので、カードローンの考え方についても触れておきたいと思います。

 

たしかにカードローンは、言葉を変えても「借金」であることに変わりありません。

無計画に借りれば多重債務から自己破産になる可能性もありますし、実際にそうなっている人も少なくないでしょう。

 

しかし、給料の前借ができなかったから、給料日までのつなぎとしてカードローンを使うというのは無計画な利用方法ではありません。

 

数百円の金利で給料日前の金欠を乗り切れるのですから、便利なサービスと言ってもいいでしょう。金利がかかるのは、業者もビジネスである以上仕方ありません。

 

給料の前借を手数料だけで代用できるだけでなく、その他つなぎ金としても使えるのがカードローンです。

 

1度契約さえしておけば、いつでもATMから借入できるのはカードローンだからこそできるサービスでしょう。

 

多重債務や自己破産が怖いというお気持ちもわかりますが、ひとまず1枚持っておけば、いざというときに役立つかもしれませんよ。

 

■まとめ

給料の前借は企業の判断に委ねられる部分が多い制度です。

もし、給料日までにお金がどうしても足りないというときは、今回ご紹介したいずれかの方法を実践してほしいと思います。

 

なお、カードローン・クレジット・質屋などいずれの手段においても「給料が支給され次第すぐに完済する」という原則は厳守するようにしてくださいね。

 

分割で返済しようと思うと、翌月にまた借りてしまって残高がどんどん増えていくという負のスパイラルに陥ってしまう可能性が高くなるためです。

 

以上の仕組みを知って、上手にキャッシングサービスを活用してください。