銀行カードローンって年収の何倍も貸してくれる?

銀行カードローンですが、広告などの宣伝を見ていると、「最大限度額1000万円!」など、書いている場合があります。
また、「銀行カードローンは、年収の制限がないため、年収以上の借り入れが可能」と書いてあるサイトも多数見かけます。

これは、消費者金融において、年収の1/3までしか借り入れできないという改正貸金業法の総量規制という縛りがあるのですが、銀行には総量規制は適用されません。総量規制は貸金業法で、銀行は銀行法のため、法律が異なっているのです。

そのため、銀行では、年収の1/3までという規制がないのです。
カードローンは、銀行にとって大きな利益をもたらしてくれるため、積極的に貸し出している傾向がありました。ですが、最近では過剰な貸出が問題視され、銀行も自主規制に乗り出しています。

そのため、最近ではあまり高額の借り入れはできなくなってきました。

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では、銀行内部の貸付条件などはどのようになっているのでしょうか。

年収の1/3までというルールは、銀行でも健在

消費者金融は、すべて年収の1/3までしか借り入れできません。では、収入の確認はどのように行うのでしょうか。

銀行も同じなのですが、金融機関の年収確認は、源泉徴収票や確定申告書の写しなどの提出で行われます。スマートフォンのカメラなどでそうした書類を撮影し、アップロードしてもらうことで、金融機関側で、あなたの年収の確認がとれます。

公的な税金(所得税)関係の書類や、給与明細でも、確認を取ることができます。給与明細の場合は、会社の印が押してある必要があります。最近は、紙の節約のために電子版で配布されているケースが多いですので、その場合は、会社に他の形で証明書を出してもらう必要があります。

そして、年収の確認が取れたら、年収の1/3程度までの貸付が可能となります。
1/3というのは、返済率が33.3%ということです。年収の1/3までであれば、破綻することなく返済が可能だと国が定めたルールなのです。

昔、武富士などが活躍していた頃は、消費者金融でも貸付が過剰で、自己破産や債務整理、最悪は借金苦で自ら命を断ってしまうなどのケースが社会問題となりました。それを問題視した国が、法律上の規制に乗り出し、カードローンは年収の1/3まで、という縛りになりました。

これには、銀行もならっています。銀行法には年収の1/3までというルールはないのですが、銀行も自主規制的にカードローンを制限し、あまり多額の貸付はできないようになっています。

そのため、最近では銀行カードローンでも年収の1/3程度までしか借り入れできませんし、一定の額に達したら、収入証明を出してくださいと言われるようになります。
最近はあまり多額のキャッシングを行うことはできなくなりました。

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2017年6月現在、銀行カードローンを規定する銀行法には、総量規制がありませんが、そのうち銀行カードローンの過剰貸付が問題となれば、制限がつけられる可能性は大いにあります。

あまり借り過ぎは良くないと考えられますし、もしも銀行でまとまった金額を借りたいと思っているのであれば、早めに借りるのがおすすめです。

とはいえ、借りてる人もいる!?

制限があるとはいえ、銀行カードローンで多額の借り入れをしている人もいます。たとえば、転勤が多いものの、元のベースとなる給与が手取り10万円台で、引っ越し貧乏、という若手公務員や準公務員のケースなどが考えられます。実際に、そうした方々は借り入れが年収をオーバーして行われており、過剰な貸付が懸念されています。

実際に、条件が良ければ、年収以上の借り入れができてしまうのは事実です。
とくに、若手公務員の場合は、解雇がない、多額の退職金がある、これから給与の伸び幅が大きい、などの理由で、条件がかなり良いと判断され、銀行カードローンでは、最高限度額である1000万円近くのローンが組めてしまいます。

その他、大手企業の正社員で勤続年数が長いとか、かなり会社に安定性があるとか、その人の将来の収入がかなり見込める場合は、銀行側も多額のお金を貸し付けるケースがあります。

銀行も、今は法律で縛られていませんので、利用者の求めに応じて、銀行カードローンを年収の1/3以上貸し付けるケースがあります。ですが、それでは過剰融資につながってしまうおそれがあり、問題視されています。

銀行カードローン、年収の1/3程度が限度でしょう

いくら銀行のホームページに、「最高1,000万円まで!」と書かれてあっても、最近では特に金融を取り巻く環境が厳しくなり、1,000万円などの貸付は難しくなりました。実際に借り入れることができる金額は、年収の1/3程度が限度だと考えたほうが良いでしょう。

それでは、銀行カードローンと消費者金融でどちらも借りれば、合わせて年収の2/3まで借り入れできるのでは!?と思われるかもしれません。

ですが、カードローンの審査には「他社借入額」「他社借入件数」を審査する項目があり、他のカードローンにおける借り入れはすべて記録されています。そのため、他社で借り入れていることは、信用情報というデータベースにすべて登録されているのです。

信用情報機関には、過去の借り入れ履歴がすべて登録されていますので、どこでいつ、どのようにクレジットを切ったか、ローンを組んだか、割賦販売での分割の支払状況はどのようなものかがすべてわかります。そんのため、他社の借り入れと合計して、カードローンの限度額が決まるのです。

消費者金融ですでに年収の1/3程度借りている場合は、新たにカードローンを借りることは、たとえ銀行であっても難しくなります。銀行カードローンの場合、かならずしも年収の1/3と厳密に決まっているわけではないので、裁量で年収の1/2程度に枠がアップすることもあるのですが、それでもあまり多額の借り入れは難しいと考えたほうが良いでしょう。

銀行カードローンは年収の何倍も貸してくれない

銀行カードローンは、年収の何倍も貸してくれるわけではありません。銀行カードローンとは、担保も保証人もなしで、あなた個人の“信用”だけをベースにして、お金を貸し付けてくれるものです。そのため、どうしても借り入れには限界があります。

どうしても、高額の借り入れをしたいと考えるのであれば、不動産を担保に入れたローンを組むなり、保証人をつけるなりして、銀行から別のやり方でお金を借りると良いでしょう。銀行には、さまざまな金融商品がありますので、カードローン以外にもお金を借りる方法があります。

また、事業者ローンなどの場合は、年収よりも多くの金額を借りることができますので、ビジネスにおけるキャッシュフローを改善したいと考えている場合は、カードローンではなくビジネスローンがおすすめの場合もあります。

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カードローンは金利も高いですし、ビジネスローンや不動産担保ローンなども健闘してみても良いかもしれません。

おまとめローンなら、年収の何倍も借り入れできる

カードローンは、消費者金融の場合、総量規制という縛りがあり、年収の1/3程度しか借り入れできないとお伝えしました。そして、銀行カードローンはその規制にならって、同じく年収の1/3程度しか借り入れできません。

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ですが、こちらの総量規制には例外があります。それが、おまとめローンなどの場合です。

総量規制は、そもそも、利用者の不利益にならないように配慮されたものです。そのため、仮に利用者の利益になるのであれば、それは総量規制の例外としてカウントされるのです。
そのひとつの例が、カードローンのおまとめローンです。すでに何社かで借り入れをしていて、返済が苦しい場合に、カードローンの返済をまとめることができます。

おまとめローンなら、返済日がまとまってひとつになり、他社での借り入れをそのおまとめローンでの融資を受けて返すことによって、余計な利息を払わなくてすむようになります。全体的に返済額もおさえられ、ローンの返済における金利の割合も減るので、おまとめローンには大きなメリットがあります。

おまとめローンは、現在の借り入れが多すぎて困っている人には、非常におすすめのカードローンです。

おまとめローンは、法律によって総量規制の例外と定められていますので、年収以上のローンを組むことができますので、安心しておまとめローンを申し込んでみて下さい。
おまとめローンは、他社の借り入れをまとめるものですので、現在の借り入れが年収を超えてしまっていても、問題なく借り入れることができます。

おまとめローンは、消費者金融でもローンを組むことができるのですが、そもそもの金利が高いため、借り換えはしないほうが良いケースがあります。そこで、金利の安い銀行カードローンが最適なのです。銀行カードローンはとくに、借り入れの総額が増えれば増えるほど、金利がそれに比例して安くなりますので、優遇された状態でカードローンを借りることができるのです。

そのため、現在ブラックでなく、順調に返済をしていってるのであれば、おまとめローンなら年収の何倍もの金額をカードローンで借りることができます。ただし、おまとめローンには2種類あり、そのまま返済していって、あまった枠を再度借り入れできるおまとめローンと、返済だけしかできない返済専用のおまとめローンがあります。

再度借り入れできるタイプのおまとめローンですと、年収の何倍ものお金を実質的に借りることができます。ただし、あまりの借り過ぎは、返済不能になるおそれがあり、危険です。おまとめローンを使う場合は、もう自分にできる借り入れは限度額いっぱいなのだと心に念じて、上手にカードローンと付き合っていきましょう。

まとめ:銀行カードローンでも、年収の何倍もの額を貸してはもらえない

銀行カードローンの場合は、広告では年収の何倍も借り入れできるかのように書いてあっても、実際のところはそううまくはいきません。借り入れにも限度があり、それは消費者金融と同程度の、年収の1/3程度までに収まってしまう傾向があります。

中には、年収の1/3を超えた借り入れができるケースもありますが、勤務先や自分自身の年収や、その他の属性が非常に良好な場合に限られています。
銀行カードローンで、年収の何倍も借り入れできると書いてあるホームページは数多くありますが、そうしたサイトは、実際に借り入れることができた上で、書いているわけではないので、注意が必要です。

銀行カードローンで借り入れができた人をリサーチしてみると、せいぜい100万円といったところでしょうか。あまり年収を大きく超えた借り入れはできていないのが現状です。それでも、消費者金融では、10万や50万円までの借り入れしかできないことを考えると、銀行カードローンは非常に有利な借り入れだといえるでしょう。ご利用の際は、銀行カードローンを検討してみて下さい。