親が自己破産した場合

親が自己破産してしまった場合や、すでに自己破産していることを知らされた場合、子供である自分に影響があるかは悩むところです。実は、親が自己破産した場合は、子供に影響がある場合とない場合があります

たとえば、奨学金。

奨学金は、子供が自分名義で借りるものですので、親が自己破産していても自分の信用とは関係ありませんので、奨学金を借りることは可能です。ですが、奨学金には、保証人を付ける必要があります。その場合は、親は自己破産しているので保証人にはなれないので注意が必要です。
機関保証をつけるとか、自己破産していない方の親に保証人になってもらうなどの注意が必要となります。機関保証だと、毎月の奨学金から保証金が惹かれるのですが、保証人をつけなくとも奨学金を借りることが可能ななります。

続いて、携帯電話・スマホです。

親が自己破産していても、こちらは子供の名義で借りることができます。携帯電話やスマホの分割払いには、保証人は必要なく、個人の信用のみで借り入れすることができますので、安心して携帯電話・スマホを持つことができます。
ただし、安易に延滞してしまうと、今度は自分自身がブラックになってしまいますので、注意が必要です。携帯電話とスマホの分割払いは、個人の信用に関わってくるものですが、意外と学生時代などに安易に延滞してしまってブラックリストになり、その後、結婚しても住宅ローンが組めないなどのケースが後を断ちませんので注意してください。

そして、カードローンです。

カードローンは、親が自己破産している場合、組める場合と組めない場合があります。まず、親と同居している場合は注意が必要です。親がカードローン会社Aでカードローンを借りていて、自己破産したとします。その場合、カードローン会社Aには、親の住所等が登録されています。そして、お子さんが同じ住所で申し込んだ場合、住所と名字が同じということで、家族だということがわかってしまいます。その場合は、子供がカードローンを作れないケースが多いのです。やはり家族ということで、断られることが多いようです。カードローンの審査は、基本的に落ちた理由は通知してくれませんので、なぜ落ちたのかはわからないのですが、A社で申し込むのは止めたほうがいいでしょう。

どうしても申込みたい場合は、世帯をわけて、別の家で一人暮らしなどをするようになってから、申し込んでみると良いでしょう。住所と名字が同じだと、高確率で家族だということになりますので、親がA社で自己破産している場合は、A社の審査で落ちるケースがほとんどのようです。
では、引っ越ししていたり、一人暮らしをしていたり、親の離婚に伴って名字が変わっていたりする場合はどうでしょうか。その場合は、審査に通る可能性はあります。自己破産した親と、住所と名字が異なれば、A社には、親とあなたが親子であると知る手段はほとんどないからです。よって、親の自己破産に関係なく、子供もカードローンに申し込むことが可能です。

理想は、親が自己破産したときに迷惑をかけていない、借りていないB社で借りることです。B社には、親の自己破産の情報も、あなたと親との親子関係を示す資料も何もありませんので、新規の申込人として、普通に申し込むことができるでしょう。カードローンも問題なく借りることができます。

親が自己破産したときの問題点

親が自己破産したということは、借金をなんらかの形で免除もしくは圧縮した貰ったということになります。借りたお金を返さないで免除してもらうことになるのですから、当然、カードローン会社には多大なる迷惑をかけることになります。そのため、その会社ではもう二度と永久に借りることはできません。大きな迷惑をかけているのですから当然ですよね。よって、住所や名字が同じで、書類上で家族だとみなされるような人からの申込みがあった場合も、自己破産した親本人からの申込みがあった場合も、審査で落ちてしまいます。カードローン会社にとっては、顧客は大勢いるので、わざわざリスクのある人に貸さないのです。
また、自己破産で迷惑をかけた会社でまた借りられると考えるのは、すこし都合が良い考え方です。常識的に考えると、一度破産した会社で二度と借りることはできません。

ただし、クレジットカードやカードローンで唯一、例外があります。それは、クレジットカードのアメリカン・エクスプレスカードです。アメックスカードの場合は、過去に破産歴があってもブラックになった場合でも、現在のステータスさえよければ、またカードを発行してもらうことができるのです。今現在のステータスを大変重視するカードですので、一度自己破産しても、またカードを取得して、ブラックカードを目指すことも可能です。ですが、自己破産してから5年または10年が経過しないと、新しいカードは作れませんので注意が必要です。

アメックスの場合は、親が自己破産していても、自分のステータスさえ良ければ、カードを作ることができます。親が自己破産していても、自分のクレジットカードヒストリーが良好で信用が高ければ、ブラックカードを持つこともできますし、実際に持ってる人もいらっしゃいます。

親が自己破産していても、基本的にはカードを持てる

親が自己破産していても、基本的にはカードを持つことができます。個人の信用情報は、親子間で引き継がれないためです。「親の借金を子供が受け継ぐ」のような表現があるため誤解されがちですが、実際にはカードローン会社側での借金は引き継がれません。そのため、また新規で自分自身がカードローンを作ることができます。

ただし、自己破産した親の生活習慣をしっかりみて、自分は自己破産しないように気をつけてください。生活習慣は引き継がれるケースが多いので、親が金銭的にルーズな場合、子供である自分も気をつけないとそのルーズさを引き継いでいるケースが多いのです。ですが、キャッシングとなると慎重になる人か、大胆になる人かの2パターンにわかれます。キャッシングの与信を口座残高だと錯覚してしまうケースでは、破産に近づきますので注意が必要です。

親がブラックリストのケース

自己破産ではもれなくブラックリストに掲載されます。ですが、自己破産でなくとも、延滞を繰り返すことでブラックリストに載ってしまうこともあります。その場合は、延滞を解消して5年から10年が経過しないと、親自身は新規でカードローンを作ることができません。

では、親がブラックリストになってしまった場合は、子供のカードローンはどうなるのでしょうか。この場合も、親が延滞などで迷惑をかけたカードローン会社に対して、借り入れの申込みを行うと、住所や名字などから家族関係がわかってしまい、審査に落ちることがあります。ですが、ここのところはカードローン会社の判断次第なので、親がブラックリストで延滞を起こした会社でも、子供がカードローンを申し込める場合があります。審査に通るケースもあります。延滞などを行っていないカードローン会社ならば、自分自身の属性に問題がなければ、カードローンの審査に通る可能性は高いでしょう。

住宅ローンの親子ローンに注意

自己破産したりブラックリストに載ったりすると、債務が解消してから5年から10年の間、新規の借り入れはできなくなります。ですが、親子関係は信用情報に紐つかないので、子供は親の自己破産やブラックに関係なしにお金を借りることが基本的にできます。ですが、住宅ローンなどで親子ローンを組もうと思った場合には注意が必要です。親はブラックリスト入りしていてローンが組めませんので、審査には通りません。子供本人だけで住宅ローンを組むことになります。住宅ローンも、基本的に担保と保証人なしの銀行借り入れですので、親が自己破産していたりブラックリストに載っていたりしても、子供本人の審査には影響しません。自分の属性さえ良ければ、安心して家を買うことができます。親は住宅購入をローンで行うことはできないので、現金一括払いのみとなりますが、子供の住宅ローンには審査が影響しませんので安心してください。

ただし、親が同じ銀行で住宅ローンを借りていて自己破産した場合は、審査がどうなるかわかりませんので、親が使っていない銀行で借りるよう申込みをしてみてください。やはり信用に関わってくることなので、念には念を入れたほうがいいでしょう。自己破産をすると、信用情報に登録されるだけで、どこの銀行で借りての自己破産かまでは共有されませんので、安心です。また、他行で借りれば、過去の借り入れ状況はわかりません。みずほ銀行で借りて自己破産し、りそな銀行で借りたとすれば、りそな銀行側ではみずほ銀行での借り入れの履歴はわからないのです。

学生や未成年のときは注意が必要

20歳未満の場合や、学生のときは注意が必要です。20歳未満でも正社員で働いているなどすると、本人審査になる場合もありますが、基本的に20歳未満の場合は、親の承認が必要です。そこで、親が自己破産やブラックリストになっていると、カードが発行されない場合がほとんどです。未成年の場合は親の連絡先を記入し、親の信用力が調査されるため、そこで自己破産やブラックリストが発覚した場合は、残念ながら審査に落ちてしまいます。その場合はカードローンを20歳になるまで我慢して、20歳になってから自分名義で借りましょう。

ただし、親の自己破産の履歴がわからないケースもあります。その場合は、借りることができます。やってみないとわからないのですが、出来る限り親が使っていたカード会社は避けましょう。カードローンやクレジットカードの申し込みは、一度審査に落ちると、次の審査で前回の審査結果が参照されてしまい、なぜ落ちたのか不要に勘ぐられてしまいます。余計な審査のリスクを減らすためにも、親の使っていないカードローンを使いましょう。セディナで親が自己破産したとして、子供本人がアイフルで借りるのであれば、両者の間に情報は共有されていませんので、大丈夫です。

自己破産はなんでダメ?

自己破産をすると、債務整理となって、借金を帳消しにすることになります。そこで、借金は払われないまま、親本人が救済されることになるのです。これは親にとっては大変ありがたいことですが、カード会社にとっては大きな損失です。自己破産までには延滞も起こっているでしょうし、遅延損害金などもあわせても大変な損失となります。しかもそのまま何の金銭的な負担もなく、今度からは現金商売でまた生活ができるのですから、カード会社にとっては丸損になってしまいます。そのため、自己破産した本人には救済される代わりにペナルティとして、5年から10年は現金のみで決済となり、カードローンなどは一切借り入れできなくなるのです。

これは、信用情報というデータベースに記載されていることで共有されます。延滞が起きると、信用情報に印がつき、その信用情報の延滞マークが3ヶ月を超えると、今度は異動情報というところに登録されてしまいます。この異動情報が、いわゆるブラックリストと呼ばれるものです。最低でも5年~10年は記録が残るので、親がブラックリストに載ってしまった場合は、親本人は5年~10年は新規の借り入れができなくなります。この信用情報データベースは、子供本人の分もあります。

ただし、親のデータベースとは紐ついていませんので、親がブラックになったからといって、子供までブラックになってしまうことはないのです。親が迷惑をかけていないカードローン会社を選べば、また新規で借り入れすることができるようになります。

まとめ:親が自己破産している場合は、気をつけて借りよう!

親が自己破産していたり、ブラックリストになっていたりする場合でも、奨学金は借りられますし、カードローンの審査にも通ります。親と子はブラックリストで紐ついていないため、信用情報機関には親子関係を示すデータがないからです。そのため、信用情報機関を通じて、個人の信用をはかるカードローン会社には、親がブラックかどうかはわかりません

ただし、自己破産やブラックなどの情報は、カード会社が独自で自分たちのデータベースを持っている場合がありますので、住所や名字などの情報が一致すれば、ブラックリストの家族ということで借り入れができない可能性があります。ですが、過去にどの会社でブラックリストになったかどうかは、カードローン会社の横のつながりでは共有されていませんので、親がブラックリストや自己破産で迷惑をかけていない会社への申し込みであれば、審査に通る可能性は十分あります。気をつけて借りれば大丈夫です。

ただし、親の生活習慣や金銭感覚は何かと引き継がれているものですので、自分は親と違って自己破産やブラックリストにならないことを強く意識して生活しましょう。カードローンは借り入れ、いわば借金です。計画性がとても重要です。破産状態になると、その後の人生計画が大きく狂ってしまいますので、安易な借り入れ、安易な延滞などはやめましょう。特に、若い人の場合は、スマートフォン代金の延滞に気をつけてください。スマホや携帯の割賦販売、クレジットカードやカードローンの借り入れと同種の信用情報を使った、分割払いです。一度ぐらい引き落とし日に間に合わなくとも、特に信用には響きませんが、延滞が3ヶ月を超えるとブラックリストに登録されてしまいます。そうなると、将来結婚して家を購入しようと思った場合、住宅ローンの審査に通らないということが起こります。

延滞を解消しさえすれば、いつかはブラックが解けますが、親子二代に渡ってブラックになるというのは考えものです。親の金銭感覚や計画性のなさを反面教師にして、しっかりとした返済計画を立ててカードローンを使っていきましょう。ちゃんとした方には、カードローン会社はたくさんお金を貸してくれようとします。