昨今、金融業界においてカードローンの最低金利競争が激化してしており、ネット銀行を中心に2%を下回る低金利のカードローンを提供する銀行も!!

Aカードローンが最低金利を1.9%まで引き下げ業界最低水準の低金利と注目されるようになったと思えば、B社はさらに低い金利を!ということで1.8%に引き下げる。また、所定の条件を満たす顧客には基準金利よりもさらに低金利で利用できる優遇金利を設定する、といった独自サービスにより1%を割る驚異の低金利を叩き出す銀行カードローンなども登場しており最低金利競争は今後も続きそうな気配です。

最低金利競争が起きた理由

2006年12月に成立した貸金業法の総量規制は段階的に施行されてきましたが、2010年6月18日に完全施行となりました。
それに伴い、貸金業者からの借り入れは年収の1/3までとなり、それ以上の借入を行っていた方は新たな借り入れが出来なくなりました。

そもそも総量規制が導入されたのは、多重債務者救済のため・多重債務者をうまないための策でした。
しかし、既に多額の債務を負っていた方達からは、金利が下がったことは喜ばしいこととはいえ、返済に回すためのお金を貸金業者から借りることができなくなったことにより別の意味で大変になった。借金返済の術を失ってしまいさらに苦しくことになった…という声も多数寄せられるように!

そんな折、貸金業者からの借り入れが難しい方の受け皿的存在としてカードローンに力を注ぎ始めたのが総量規制対象外である銀行だと言われています。

そして、瞬く間に銀行!特にネット銀行はカードローンに参入。
それに伴い低金利競争も自然と生じ始めた、とも言われていますが、実は法人向け融資の伸び悩みや、利ざやの稼ぎ先の減少、といった金融機関の抱える問題もある…など諸説あります。

ですが、一番大きな理由は、やはりどうせ提供するのであればカードローン低金利ランキングなどランキングサイトでトップに君臨し注目を集めたい&広く認知させたい!という宣伝効果を狙って、最低金利競争が激化の一途を辿っている!という見方が正しいのかもしれません。

最低金利2.0%以下の銀行カードローン

20017年1月現在、人気のカードローンとして脚光を浴びている最低金利2.0%以下の銀行カードローンをピックアップしてみました。
上限金利が低金利な点が住信SBIネット銀行の人気を特に持たせています

カードローン名 年利 最大利用限度額
住信SBIネット銀行 ミスターカードローン(プレミアムコース ) 1.59%~7.99% 1,200万円
じぶん銀行カードローン(じぶんローン)au限定割 借り換えコース 1.7%~12.5% 800万円
三菱東京UFJ銀行カードローン(バンクイック) 1.8%~14.6% 500万円
楽天銀行スーパーローン 1.9%~ 14.5% 800万円
横浜銀行カードローン 1.9%~14.6% 1,000万円

ご覧の通り、「ネット銀行だからできる驚きの金利水準」と公式ホームページでも金利の低さを前面に押し出している住信SBIネット銀行「ミスターカードローン」のプレミアムコースが現在業界で最も最低金利が低いです。

ですが!!住信SBIネット銀行「ミスターカードローン」は、実は所定の条件を満たすことができれば上記記載の基準金利よりもさらに最大年-0.6%の金利優遇を受けることができ最低金利は年0.99%になります。

もちろん、この金利は所定の条件を満たすことができた方に適用になる最低金利ではありますが、最低金利が1%を切るのは今のところ住信SBIネット銀行「ミスターカードローン」だけです。

ですから、徹底的に低金利に拘りたい!低金利のカードローンを探している!という方々から注目を浴びているのですが、最低金利だけで飛びつくのは少々早計です。(もちろん、住信SBIネット銀行「ミスターカードローン」は選ばないほうが良い!なんてことを申しあげているのではありませんので、その点は誤解のないようにお願いいたします!!)

また、他の低金利で知られる銀行カードローンへ目を向ける場合も、注目すべき点&留意しなければならない点もあります。
誰もが最低金利で利用できるわけではない、ということも念頭に自分にとって最適なカードローンはどれなのか?を考える必要があります。
その辺のところをわかりやすく説明していきたいと思います。

ちょっと待って!住信SBIネット銀行「ミスターカードローン」は本当に業界最低金利なの?

業界最低水準の低金利で知られる住信SBIネット銀行のミスターカードローンですが、実はミスターカードローンには、最大限度額300万円、基準金利年8.99%~年14.79%のスタンダードコースと最大限度額1,200万円、基準金利年1.59%~年7.99%のプレミアムコースがあります。
申し込み時にコースを選ぶことが出来ない&利用限度額同様どちらのコースになるかは審査次第!ということをご存知でしょうか?

確かにプレミアムコースでの利用が認められ最低金利で利用できるとなれば基準金利で年1.59%です。
また所定の要件をすべて満たすことが出来、年-0.6%の金利優遇も受けることが出来るのであれば年0.99%の金利が適用となりますから、他銀行カードローンと比べても圧倒的に低金利です。

ですが、プレミアムコースは低金利なだけに利用が認められるのはかなり属性の高い方だけという口コミが多く寄せられているように、ハードルはかなり高めです。

申し込みの際にコースを指定することが出来ない&審査難易度(最大限度額で承認がおりるか?なども含め)も視野にいれ検討する必要がありそうです。

最低金利だけ確認して飛びつくのは早計です!!

カードローンを作り利用するのであれば出来るだけ金利の低いカードローンを!と考えるのは当然のことだと思います。
また、気になるカードローンや聞き覚えのあるカードローンのなかから選ぶ場合であっても各公式ホームページを見て回り決めるよりも、低金利ランキングなどを参照し比較して決める方が簡単で効率的、と考えランキングサイトを参考にされる方も多いことと思います。

確かに、低金利ランキングサイトは最低金利を効率的に確認できるので大いに活用したいところですが、最低金利だけ確認して「この銀行カードローンは低金利!」と飛びつくのは早計です。

何故なら…例えば、上記低金利一覧をご覧ください。
楽天銀行スーパーローンと横浜銀行カードローンの最低金利はどちらも1.9%ですよね。
ですが、最大利用限度額に目を向けると楽天銀行スーパーローンは800万円、横浜銀行カードローンの方は1,000万円です。

金利設定の方法は利用限度額に関わらず審査によって決定される、というカードローンも少数ながらありますが、銀行カードローンの大半は利用限度額に応じて予め決められている利率もしくは借入利率の範囲内で決定されることが多く、上記2つのカードローンも利用限度額に応じて金利が設定されるタイプのカードローンです。

そして、各カードローンの公式ホームページで確認したところ楽天銀行スーパーローンは利用限度額が600万円以上800万円未満の場合、年利3.0~7.8%、利用限度額が800万円で年利1.9%~4.5%。

横浜銀行カードローンの方は、利用限度額が700万円超800万円以下 の場合で年利3.5%、利用限度額が800万円超900万円以下の場合は年利3.0%、利用限度額が900万円超1,000万円未満 の場合で年利2.5%、利用限度額がマックスの1,000万円で年利1.9%となっていました。

楽天銀行スーパーローンは、利用限度額に応じて設定されている借入利率の範囲内で決定されるタイプ、横浜銀行カードローンは利用限度額に応じて利率が決められているタイプなので少々わかりにくいかもしれませんが、最低金利が同じ1.9%。

横浜銀行カードローン 楽天銀行スーパーローン
1,000万円 1.90%
900万円~1,000万円未満 2.50%
800万~900万円未満 3.00% 800万円 1.9%~4.5%
楽天銀行スーパーローンは利用限度額がマックスの800万円で年利1.9%の最低金利で借りられる可能性があるけれど、横浜銀行カードローンの場合、楽天銀行スーパーローンのマックスの利用限度額である800万円の利用限度額が設定されたとしても年利は3.0%であり最大利用限度額の1,000万円の枠が設定されなければ年利1.9%にはなりません。

よって、最低金利は同じであっても800万円の利用限度額を希望して申し込みする方であれば、楽天銀行スーパーローンのほうが低金利で借りられる可能性が高い、ということになります。

ちなみに、業界最低金利を誇る住信SBIネット銀行「ミスターカードローン」のプレミアムコースで利用限度額800万円の枠を貰えた場合の金利を確認したところ(利用限度額700万円超~900万円以下に該当)基準金利で年2.99%、年-0.6%の金利優遇(最大)を受けたとしても年2.39%でした。

最低金利は限度額MAXの場合

同じ限度額で比較する

以上のことから、最低金利が同じ銀行カードローンがいくつかあったとした場合、最大利用限度額や利率の設定方法、希望限度額に適用される金利をしっかり確認しなければどのカードローンが本当に金利が低いといえるのかはわからない。

また、最低金利がダントツに低いカードローンであっても実際に申し込む金額、また実際に与えられる利用枠によっては業界最低金利で利用できるとは限らない!ということもあります。

低金利ランキングサイトなどを参照する際は、最低金利」だけに目を向けるのではなく、最大限度額や限度額に応じて適用になる金利もしっかりと確認する必要があるのです。

楽天銀行カードローンの手続きから審査まで一括ガイドを見る!

横浜銀行のカードローン※口コと評判、審査ナビを見る!

最低金利を利用できる利用者は?

最低金利(下限金利)が低いカードローン=低金利で利用できるカードローンと思い込んでいる方もいらっしゃるようですが、残念ながらそれは違います。
何故なら、カードローンの金利は年〇.〇〇%~年〇〇.〇〇%という風に幅を持たせているものが多いこと。
銀行カードローンの中にはセブン銀行カードローンのように、限度額に関わらず金利は一律!というカードローンもありますが…

また、下限金利が低い銀行カードローンは上限金利も低いかといえば一概にそうとは言えず、下限金利は業界でもトップクラスの低金利であっても上限金利は14%台の銀行カードローンも珍しくありません。

それに、第一「最低金利」と呼ばれる下限金利で利用が許される方は、ごく一握りの方だけ!と言われています。
では、最低金利を利用できる利用者はどのような方なのでしょう?

カードローンの審査基準は、金融機関ごと、またカードローンごとに設定されているようですが、どの金融機関も公開していないため明確な基準はわかりません。
ですが、カードローンを提供する金融機関の大半は「属性」と「信用情報」の二本立てで審査を行っている、と言われています。

属性

属性は、貸し倒れのリスクがどのくらいあるかを判断するための材料として申込者の社会的信用度を図るために、職種や勤務先、健康保険証の種類、勤続年数、居住年数、家族構成などを基に項目ごとに点数化(スコアリング)し評価されます。

信用情報

信用情報についてはご存知の方も多いと思いますが、こちらは銀行や消費者金融、信販会社などの過去の利用履歴や申し込み情報、現在他社借り入れはあるかなどについて信用情報機関に照会を行い信頼に値する人物であるか?きちんと返済し続けることができる申込者であるか?の確認が行われます。

その結果をもって、可決か否決か、可決の場合の利用限度額や利率も審査結果によって決定されます。

おまとめローンや借り換えローンを申し込んだ場合は、ある程度高額な限度額を設定してもらえる可能性はありますが、通常は初回から何百万円といった利用額で承認されることは少ないです。
レアケースを除き多くの方は50万円程度の利用枠で利用を許され、その後実績に応じて増枠が期待できる!という感じです。

そして、多くの方が設定されることが多い50万円程度の利用額の場合、最低金利(下限金利)ではなく上限金利もしくは上限金利に近い金利が設定されることになります。

では、最低金利で利用できる人などいないのか?といえばそうではなく極々稀にいるようではありますが、それはよほど属性が高く、過去に高額な融資を繰り返し(利用枠内で)受け、尚且つ返済遅れなどない方だけ、と言われています。

ちなみに、月収何千万と高収入で過去に金融機関から融資を受けたことがない方の場合、カードローンの最高限度額&最低金利が設定される可能性があるのでは?と考える方もいらっしゃるようですが、残念ながらそういったことはまず考えられない!というのが一般的解釈です。銀行カードローンの場合、申し込み条件のなかに「原則安定した収入がある方」という旨の記載が含まれていることが多いのですが、これはあくまで継続&安定した収入ということであって高収入であることが条件ではありません。

そのため、属性の「職種」でも医師や弁護士に続いて公務員の評価が高く続いて正社員、自営業者…となっています。

つまり、大企業に正社員として勤めていて年収数千万円、という方や繁盛している自営業者よりも転職率が低く、また景気に左右され倒産!なんてこともない公務員の方が安定していると判断されるため、例え年収が400万円程度であったとしても公務員のほうが評価が高いのです。

それから、過去に金融機関から融資を受けたことがない、という方の場合は当然金融事故も起こしていないですし、信用情報機関に照会を行っても真っ白な状態です。
真っ白な状態ということは、逆に返済実績もないため「収入が高い低いに関係なく、しっかりと返済をし続けることができる人物であるか?」の判断がつかないため、初回は低めの限度額が設定されてしまうことが多いと考えられています。

以上のことから、初めから高額な限度額が設定され最低金利でカードローンを利用できる方などまずいないと考えるのが賢明であり、ある程度属性が高く、お金に関する傷のない方であったとしても、おまとめローンや借り換えローンとしての申し込みを除いた場合は、50万円~100万円の利用枠がもらえたら御の字!と考えましょう。

利率の低いカードローンを選ぶ際には、最低金利(下限金利)ではなく上限金利はいくらか?または(カードローンによっては設定が細かい場合もあるので…)希望限度額通りの融資を受けられた場合の利率はいくらになるのか?を確認することをおススメしたいと思います。

カードローン!最低金利についてのまとめ

カードローンの最低金利競争が激化する昨今、ユーザーにとっては有難いご時世のようにも感じます。
しかし、業界で最低水準!低金利ランキングでトップのカードローンだからと言って誰しも低金利で利用できるわけではありません。
むしろ利用できるのは極々一部の方のみで、多くの方は上限金利もしくは上限金利に近い金利設定になります。
最低金利に踊らされることなく、申し込み前に実際適用となる利率がいくらになりそうかという目処をしっかりとつけることが大切です。

また、《最低金利だけ確認して飛びつくのは早計です!!》でも解説いたしましたが、限度額に応じて設定される金利(金利幅)もカードローンごとに異なりますので、複数のカードローンを比較検討する場合は、その辺のところもしっかり確認されることをおススメいたします。

 

カードローン借り換えの注意点については、こちらで詳しく解説しています。
カードローンの借り換えガイド※損、失敗しない為に知っておくメリット・デメリット