カードローンやキャッシングを利用する人は「生活苦なんだろう」と考えてはいませんか?

日本人は「お金を借りる」という行為に対して、ネガティブな印象を持ちやすい民族です。そのため、キャッシングやカードローンなどを利用する人は、生活に困って仕方なくお金を借りているんだという認識になるのでしょう。

本来キャッシングやカードローンというサービスは、生活苦だからお金を借りるというものではありません。未来の自分から今の自分に対する先行投資用なのです。

今回の記事ではカードローンやキャッシングを利用する人が、貧乏や低所得で生活に苦しんでいる人ばかりなのか?という側面についてご紹介したいと思います。

カードローンなどで「お金を借りるのは恥ずかしいこと」と考えられている方は、1度目を通してみてください。キャッシングやローンに対する価値観が変わるかもしれません。

■カードローンを利用するのは特別悪いことなのか?

日本人はお金を借りるという行為に対して、卑しい・生活費管理ができていない・ダメなことのような感情を抱きやすい傾向があります。

だからカードローンを利用している事実を周囲に隠しながら、ひっそりと借りているという人は少なくありません。

その一方「住宅ローンでマイホームを買った」「新車を5年ローンで購入した」というようなことは、普段の雑談でフランクに語ったりもします。そしてこれらの事実は決して「ローンなんか利用して、生活苦しいのかな」とは思われません。

 

青 左 なるほど

カードローンも住宅ローンも同じローンであり「借金」です。

そして新車やマイホームを一括払いで購入するという人はほとんどいません。

つまり「ローンでお金を借りるのはごく一般的なこと」なのです。

■カードローンは手数料で時間と可能性を買うサービス

カードローンに対して否定的な意見を持っている人の多くは「どうせ同じ金額を払うのだから、手数料を払ってまでお金を借りる理由が分からない。手持ち金がなければ貯めてから買えばいい」という考え方を持っています。

もちろんこれも一理あります。

ワカル編集部ワカル編集部

ワカル編集部も無計画にローンを利用するのを推奨しているわけではありません。

計画的に利用するのは大前提です。

しかし、絶対にそのときにお金が必要という状況は誰にでもあると思います。

例えば住宅ローンを組まずに貯金だけでマイホームを建てるためには、何年の時間が必要になるでしょう?

家族が突然亡くなって、お葬式に200万円すぐに必要になったとき、お金が貯まってからお葬式をやろうという考えになるでしょうか?

その費用をカードローンで支払えば、今必要な間に必要なだけのお金と時間を前借することができます。

ローンとは手数料で時間と可能性を買うサービスです。未来の自分から今の自分への先行投資と考えてもいいでしょう。今借りたお金と時間は、将来の自分が少しずつ返済していくものです。

むやみやたらに借入する行為は避けるべきですが、しっかりと返済計画さえ立てればカードローンも非常に便利なものだと思いませんか?

■ほとんどの人は「借金」を利用している

ここまでの内容でもお分かりいただけるかと思いますが、大半の人は住宅ローン・自動車ローン・奨学金・クレジットカードなど、ほぼ確実に何かしらの借金を利用しています。

それは将来ではなく今お金が必要な状況だからに他なりません。手数料を支払うことで、目的を達成するための「時間」を前借しているだけなのです。

カードローンも同様でレジャーや旅行・限定品の購入など「今しかできないこと」のために、手数料や金利を支払って時間とお金を前借しているに過ぎません。

多くの人がこれらのサービスを使う理由として、お金は後から返済すれば取り戻せますが、時間はどれだけお金を積んでも取り戻せないという点が挙げられます。

女性オペ

家族との時間・ビジネスチャンス・自己投資など用途はさまざまですが、いずれも後から取り戻すことができないことばかりです。

カードローンなどのキャッシングは本来、このような自己投資費用及び非常用口座として活用するのが賢い使い方ではないでしょうか。

もちろん、生活費が常に赤字だからカードローンを利用するというのは避けるべきです。

今月が赤字で来月には黒字になる根拠や計画がないのであれば、借金地獄に陥るのは目に見えています。

結論として、キャッシングは「今、どうしてもお金が必要なこと」に対し返済を未来の自分に託して、時間とお金を前借する行為です。その「今でなければならない状況」は人生でそう何度もあることではありません。

カードローンは計画的にかつ有効的に活用しましょう。

■カードローン定期利用者は裕福層の方が多い

ここまでお話した内容から、カードローン利用者=生活苦な状況ではないとざっくりご理解いただけたかと思います。

実はカードローンやキャッシングの定期利用者は、年収1000万円以上など高所得な家庭の比率が高いのです。

下記の表をご覧ください。

 

ジャパンネット銀行

 

2つの表はジャパンネット銀行が自社カードローンの利用者3142名を対象に行ったアンケートの結果です。

上の表はカードローンを定期的に利用している家庭の年収別の比率になります。

低所得な家庭よりも、年収800万円以上の家庭の比率が高くなっているのです。

 

2つ目の表は、各年収別のカードローン利用目的の一覧になります。

利用目的1位と2位は、どの年収家庭も娯楽費・交際費・生活費のどれかです。

ただ年収600万円以上の家庭と比べて、600万円以下の家庭は生活費の割合が高くなっています。逆に年収が高くなるほど、生活費ではなく娯楽費・交際費・住宅費・投資資金などの比率が上昇。

女性オペ

全体的に1回の借入額は10万円未満と少額融資が多いようです。

投資資金や旅行などへの利用が多いのは、生活費に余裕があるからこそ、それ以外の部分をカードローンで補てんしているのかもしれません。

逆に年収が低い家庭は1人暮らしなどの家庭も多く、年代的に若い人の票が集まっている可能性もあります。年齢が若ければ両親などからの支援を受けられる環境も増えるため、結果としてカードローンの定期利用にあまりつながっていないのではないでしょうか。

個人的観点からの推測なので事実は不明です。これらのデータから、カードローンの利用と低所得の関連性が薄いことは証明されたかと思います。

■返済の計画をしっかり立てればリスクは低い

カードローンやキャッシングなどで大半の人が二の足を踏んでしまうのは、返済に対する不安があるからではないでしょうか。

無計画にあちこちから借入していては、首が回らなくなるのが当然です。しかし、返済は計画をしっかりと立てて行えば必要以上に不安がる必要はありません。

家庭の収入から月々の返済額と返済期間が負担とならないよう、バランスを考えて利用すればいいのです。

カードローンの返済額はある程度融通が利くため、多く返せるときは多めに返済。少し厳しいなと感じる月は少し抑えて返済するなど、無理のない形で完済を目指すと良いでしょう。

 

女性オペ

返済に関しては各サイトに「返済額シュミレーター」が設置されているので、利用してみることをオススメします。

⇒プロミス返済シュミレーション

こちらはプロミスの公式サイトですが、返済シュミレーションを無料で利用できます。

金利や借入額・返済回数の変更なども自由にできるので、概算で確認したい方は利用してみてください。

◆低リスクな返済計画を立てる方法

カードローンをより低リスクにするためには、確実性の高い返済計画を立てることが重要です。

そのための具体的な方法をご紹介します。

シュミレーションを利用する

まずは上記でご紹介した「返済シュミレーション」を行ってみましょう。

ご自身が借入した金額を、何カ月で完済するのか。また月々いくらずつ返済して利息はいくらになるのかなど、普段の収支を視野に入れつつ考えてみてください。

常にギリギリではなく、ある程度余裕を持てるようにしておきましょう。

自分に最適なカードローンを選択する

ローン返済による負担を削減するには、とにかく金利が低い金融業者を利用するのがポイントになります。ローンの使用用途によっては、目的型ローンがあるケースもあるので、カードローンとどちらがお得か比較してみてください。

目的型ローンは融通性が悪い反面、金利はカードローンより低めに設定されています。目的次第ではカードローンよりも金利負担が少なくなるのです。

追加融資を利用しない

カードローンはカードを使って、いつでも追加融資を受けられるのが魅力のローンです。しかし、完済までの不安があるのなら追加融資を可能な限り使わないようにしましょう。

常に借りたものを完済してから、次を借りる。これを意識するだけでも返済への危機感は随分薄くなります。

カードローンの利用に慣れて返済の不安感ともうまく付き合えるようになってから、返済計画を立てた上で追加融資や臨時返済を活用するといいでしょう。

■普段からお金を貯めやすくする方法と考え方

最後に普段から生活の中で、お金が貯まりやすくする方法と考え方について触れておきましょう。簡単なことばかりですが、これを意識するだけでも無駄遣いを減らすことができます。

必要に応じてカードローンを利用するのはいいのですが、普段の生活で無駄な出費が多いのならまずはそこを改善しておくべきです。お金の上手な使い方を知れば、自然とカードローンとも上手に付き合えるようになります。

◆目安の支出よりトータルコストで判断する

安物買いの銭失いという言葉があるように、安ければ何でもお得というものではありません。お金を上手に使いたいのなら、目先の出費よりもトータル的なコストで考えましょう。

食品で例えると卵などは分かりやすいと思います。

  • コンビニで売られているゆで卵1つ80円
  • スーパーで10個入り190円の卵

おかずにちょうどいいとゆで卵1つ80円を買うのと、スーパーで生卵10個入り190円で買うのとでは、恐ろしいほどの差額が生まれます。

 

  • コンビニのゆで卵は10個で計算すると800円。
  • スーパーの卵を自炊でゆで卵にして持参すれば10個で190円。

手軽さと目先の安さではコンビニのゆで卵がお得に思えますが、10日後には4倍の差額が生まれてしまうのです。

 

このように、目先の金額ではなく最終的にかかるコストで判断するようにすれば、無駄な出費を極力抑えられるようになります。

◆小銭貯金をする

原始的ですが、もっとも手軽に始められる貯金方法です。毎日財布に残っている100円や500円などを1枚入れるだけでも、1年後には数万円になります。

財布に入れたまま、何に使ってしまうか分からないお金を先に抜いておくのも、お金のコントロールには有効な手段です。

◆生活費と娯楽費の口座を分ける

より厳密にお金をコントロールするのなら、家計簿をつけましょう。そして生活費と娯楽費を入れておく口座を分けておくと、より効果的です。

月々にあらかじめ使える金額を決めて、その中でやりくりすれば無駄なところでカードローンを使うことにはなりません。

それらの記帳した上で、今どうしてもお金が必要というときはカードローンやキャッシングを利用するといいでしょう。

■まとめ

カードローンやキャッシングは使い方次第では、時間を購入できる素晴らしいサービスです。しかし、使い方を誤れば自己破産や多重債務などで苦しむことになります。

返済スケジュールをしっかりと立てて、無理のない範囲で借入を活用していきましょう。