損保ジャパンのマイカーローンとは?
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損保ジャパンは、損害保険を扱っている会社というイメージが強いでしょう。
損保ジャパンのマイカーローンとは、同じSOMPOホールディングスグループの損保ジャパン日本興亜クレジットが提供している「ジャパンダ・ネットマイカーローン」のことをいいます。
変動金利が多い中固定金利であること、ネットで簡単に手続きできる点で、人気のあるマイカーローンです。
ここでは、損保ジャパンのマイカーローンについて特徴を紹介するとともに、金利・審査・評判の面から、同ローンを分析していきたいと思います。
損保ジャパンのマイカーローン~概要
名称 | ジャパンダ・ネットマイカーローン |
---|---|
提供会社 | 損保ジャパン日本興亜クレジット |
利用条件 | 満20歳以上60歳以下であること等 |
金利形態 | 固定金利 |
金利 | 1.90%~2.85% |
保証人 | 不要 |
保証料 | 不要 |
借入金額 | 20万円~999万円 |
借入期間 | 6ヶ月~10年(120ヶ月) |
キャンペーン |
|
審査手数料 | 不要 |
損保ジャパンのマイカーローン~特徴
損保ジャパンのマイカーローンの特徴は、下記の5点です。
- 固定金利で低金利
- ネットで簡単に申し込みができる
- 金利優遇キャンペーンがある
- 新規口座開設が不要
- 審査後のキャンセルが可能
固定金利で低金利
損保ジャパンのマイカーローンの金利は、固定金利で1.90%~2.85%。
大半のマイカーローンは変動金利なので、経済情勢に応じて金利が上る可能性もありますが、損保ジャパンのマイカーローンでは固定金利なのでずっとこのままの金利です。
そのため、金利が上がったとしても安心して返済できます。
ネットで簡単に申し込みができる
損保ジャパンのマイカーローンは、ネットと郵送で申し込みを行います。
損保ジャパンのマイカーローンのページから申し込みを行うと本審査が行われ、最短12時間で審査結果と金利の案内があります(土日祝日も対応)。
その後、ローンの申込書と必要書類を郵送するだけと簡単。
WEBページに必要事項を記入して送信するだけなので、早い人だと10分前後、苦手な人でも30分程度あれば申し込みが可能です。
また、ネットと郵送での申し込みなので、日本国内であればどこにいても申し込みできます。
ただし、最初の申し込みはネットからだけです。
申し込みにはネット環境があることが最低条件となることに注意してください。
金利優遇キャンペーンがある
銀行のマイカーローンでも金利優遇キャンペーンを行っていますが、損保ジャパンのマイカーローンでも同じようなキャンペーンを行っています。
銀行の場合であれば、「給与振込口座に指定していること」や「クレジットカードを発行していること」などの条件がつきますが、損保ジャパンのマイカーローンでは「申込時満20歳以上満25歳以下」など簡単な条件です。
新規口座開設が不要
銀行系のマイカーローンでは、利用する銀行の普通預金口座の開設が条件となっている場合がほとんど。
しかし、損保ジャパンのマイカーローンではマイカーローンのための口座開設は不要です。
一部のネット銀行等、利用できない金融機関もありますが、ゆうちょ銀行や都市銀行など多くの銀行口座を返済口座に指定できます。
さらに、損保ジャパンで保険の取引がなくても利用可能な点は、嬉しいポイントといえるでしょう。
審査後のキャンセルが可能
先に説明した通り、損保ジャパンのマイカーローンでは、インターネットで申し込み手続きを行うと、審査結果と金利の案内が行われます。
その後、ローンの申込書や必要書類を送って契約内容の確認を行わない限りは、他社比較を行って申し込みをキャンセルしても問題ありません。
損保ジャパンのマイカーローン~利用条件
利用条件
損保ジャパンのマイカーローンでは、以下の条件を満たしている方が申し込みできます。
- 申込時の年齢が、満20歳以上満60歳以下の人
- 前年度の税込年収が280万以上の人
- 安定した職業・安定継続収入のある人
年齢については、銀行系のマイカローンと変わりありません。
勤続年数についても特に記載はされていませんが、年収が「前年度年収が280万円以上(税込)」となっています。
銀行系であれば、年収条件は特に定められていないか、定められていても200万円以上(税込)のところが多いので、やや年収面の条件は厳しいといえるでしょう。
使用目的
個人間の売買や事業用車両の購入について対象外となるのは銀行系のマイカーローンも同じですが、損保ジャパンのマイカーローンでは使用目的が車・バイク(251cc以上)及びオプションなどの諸費用に限られます。
例えば、車検費用や運転免許の取得費用には利用できません。
運転免許をこれから取得する段階で申し込む人も多くいらっしゃいますが、運転免許取得費用も含めて借入を行いたい場合は、銀行系のマイカーローンがおすすめです。
年収条件がやや厳しい点と使用目的に制限がある点の2点をクリアできれば、損保ジャパンのマイカーローンは申し込んで損はないといえるでしょう。
損保ジャパンのマイカーローン~借入・返済・諸費用
借入
借入金額は最低20万円~最高999万円まで申し込み可能です。
実際の借入金額は、審査によって決まります。
借入金額については、契約書類の到着、内容確認後、原則5営業日以降の希望日に本人の口座に振り込まれます。
振り込まれた金額を販売店に支払った後、返済が開始されます。
返済
借入期間は6ヶ月~10年(120ヶ月)で、6ヶ月単位で設定可能です。
返済方法は、元利均等返済になります。
元利均等返済とは、毎月一定額(元金と金利の合計額)を支払う方法です。
毎月一定額を支払うので、返済の管理をしやすい点がメリットといえます。
ボーナス月には増額して返済することも可能です。
ただし、ボーナス月の増額は借入金額の60%以内となるので注意してください。
返済日は毎月10日です(土日祝日の場合は翌営業日)。
なお、返済開始は借入月の翌々月10日となります。
諸費用・手数料
借入金額や金利、返済金額も気になると思いますが、借入時の諸費用や繰り上げ返済時の手数料も忘れてはなりません。
借入時にかかる費用は、下記の2つです。
- 振込手数料
- 収入印紙代
これに、一括繰上返済を行った場合、「一括繰上返済手数料」が発生します。
損保ジャパンのマイカーローンでは、振込手数料と収入印紙代はお客様負担です。
借入時に、借入金額から差し引かれた金額が振り込まれます。
振込手数料<
432円(消費税込)が、借入金額から差し引かれます。
収入印紙代
借入金額ごとに発生する収入印紙代は、下記のとおりです。
収入印紙代も同じく、借入金額から差し引かれます。
借入金額 | 収入印紙代 |
---|---|
50万円以下 | 400円 |
50万円超100万円以下 | 1,000円 |
100万円超500万円以下 | 2,000円 |
500万円超999万円以下 | 10,000円 |
一括繰上返済手数料
一括繰上返済手数料は、5,400円(消費税込)です。
繰上返済については、全額一括のみです。
一部繰上はできないので注意してください。
損保ジャパンのマイカーローン~金利優遇条件
損保ジャパンのマイカーローンでは、金利優遇条件が2つあります。
- フレッシャーズ優遇
- バイク割引
いずれも条件にすべて該当する人に限り、適用金利から-0.1%優遇されます。
なお、フレッシャーズ優遇とバイク割引は併用できないので、注意が必要です。
フレッシャーズ優遇
フレッシャーズ優遇は、2つの条件を満たしている人が対象となります。
- マイカーローン申込時の年齢が満20歳以上満25歳以下の人
- 借入金額が200万円以下の申し込みであること
バイク割引
バイク割引は、下記2つの条件を満たしている人が対象です。
- 排気量251cc以上のバイクを購入していること
- 借入金額が499万円以下の申し込みであること
銀行系の場合は、クレジットカードの保有や給与振込口座への指定が条件となっていることが多いですが、損保ジャパンのマイカーローンはかなり簡単にクリアできるのではないでしょうか。
損保ジャパンのマイカーローン~金利
損保ジャパンのマイカーローン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の金利は、固定金利です。
経済情勢の変化で金利が上昇傾向にある場合でも、このままの金利なので返済計画が立てやすいというメリットがあります。
金利表
借入金額 | 借入期間 | 金利 |
---|---|---|
20万円~499万円 | 6ヶ月~5年(6回~60回) | 2.00%~2.80% |
20万円~499万円 | 5年6ヶ月~7年(66回~84回) | 2.00%~2.85% |
500万円~999万円 | 6ヶ月~5年(6回~60回) | 1.90%~2.45% |
500万円~999万円 | 5年6ヶ月~10年(66回~120回) | 1.90%~2.55% |
金利は審査結果により、上記の範囲内で決定されます。
また、上に書いた金利優遇については、仮に審査で2.50%と案内された場合、どちらとも-0.10%なので、年2.40%となります。
金利の比較
借入金額ごとの金利がわからないため、完全な比較はできませんが、銀行系のマイカーローンと金利を比較してみましょう。
業者名 | 金利 |
---|---|
損保ジャパン | 1.90%~2.85% |
三菱UFJ | 1.72%~2.975%(キャンペーン金利) |
静岡銀行 | 2.4%~4.4%(キャンペーン適用後) |
住信SBIネット銀行 | 1.775%~3.975% |
いかがでしょうか。
金利については、どの銀行も審査により決定されます。
場合によっては、損保ジャパンのマイカーローンより、金利が良いものもあるかもしれませんが、概ねどの銀行よりも損保ジャパンのマイカーローンの方が金利条件が良くなる可能性があるということがおわかりいただけることでしょう。
ここでは比較対象には出していませんが、ディーラーのマイカーローンと比べると、審査が厳しい分かなり好条件になっています。
銀行に申し込んで、もし3%以上の金利が提示されたのであれば、ぜひ損保ジャパンのマイカーローンを検討してみてください。
損保ジャパンのマイカーローン~申込方法
- 申し込み
- 審査後、審査結果と金利の案内
- 申込書・必要書類の郵送
- 契約内容の確認
- 申込者本人名義の口座へ振込
- 返済予定表の送付
申し込み
申し込みについては、WEBからのみの取り扱いです。
ジャパンダ・ネットマイカーローンから申し込みを行います。
申し込みは「20万円~499万円」と「500万円~999万円」の2つあるので、どちらかを選んでボタンをクリックしてください。
同意条項を確認後、申し込みページに行くので、必要事項を記入します。
少し特殊な記入方法となっていますが、全事項の記入完了まで15分程度あれば完了できるでしょう。
審査後、審査結果と金利の案内
審査結果については、最短で12時間以内にメールで連絡が来ます。
なお、審査営業時間は9時~17時までです(土日祝日を含む)。
受付時間や審査状況によって、翌日以降もしくは12時間を超える場合もあります。
申込書・必要書類の郵送
必要書類を揃えて、損保ジャパンあてに郵送します。
必要書類は、下記のとおりです。
- 外国PEPsに関する申告書(該当がなくても記名・捺印が必要)
- 収入証明書の写し(源泉徴収票、確定申告書など)
- 購入予定となる自動車注文書の写し
- 印鑑証明書(原本。発行日から3ヶ月以内で申込書記載の住所と一致しているもの)
- ローン申込書
このうち、審査結果連絡後に郵送されるのは、外国PEPsに関する申告書とローン申込書です。
こちらについては、必要事項を記入・捺印の上、郵送してください。
同封の返信用封筒を使用して、郵送することが可能です。
ただし、急いでいる場合は市販の封筒を使って、期日指定郵便にて送付してください。
送付先住所
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
損害保険ジャパン日本興亜株式会社 投融資部 ネットローンセンター
ローン申込書と必要書類が到着したら、損保ジャパン側で必要書類の確認を行います。
なお、申込時の記入内容と、必要書類の内容に相違があった場合、借り入れできないことがありますので注意してください。
契約内容の確認
契約内容の確認は電話で行われます。
申込者本人宛に電話をかけて、確認を行います。
その際、購入予定となる車両の車台番号(車両に固有の識別番号)を確認されます。
車台番号を確認できなければ借入ができないので、必ず答えられるようにしておきましょう。
車台番号は、車両本体へ打刻されているものを確認するか、車検証の「車台番号欄」を確認すると載っているので、車検証をお手元に置いておくと便利です。
申込者本人名義の口座へ振込
契約内容確認の連絡後、原則4営業日以降の希望日に本人名義の口座へ振り込まれます。
振込を確認したら、販売店へお支払いください。
返済予定表の送付
借入後、契約者本人の自宅あてに返済内容が記載された「返済予定表」が郵送されます。
転送不要の簡易書留郵便を利用します。
車検証提出が条件となっている場合は、借入後に車検証の写しを同封の返信用封筒にて送付してください。
損保ジャパンのマイカーローン~審査
損保ジャパンのマイカーローン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の最大の特徴は、審査結果回答までの速さにあります。
審査営業時間内であれば、最短で12時間以内に審査結果の回答が出てきます。
平日だけでなく、土日祝日も含んでいるので、平日は忙しい方でもストレスを感じることなく申し込めるでしょう。
審査基準
審査基準については、銀行系のマイカーローン同様、損保ジャパンでも公表されていませんが、一般的には下記のような点を見ています。
- 借入時の年齢
- 返済負担率
- 勤続年数
- 雇用形態
- 年収
年収は280万円以上という制限があるので、これを満たしていなければ審査に通過できません。
そして、信用情報にある過去のローン返済や使用履歴を見て、延滞や遅延の情報がないかどうかが見られます。
過去に、そのような履歴があれば、やはり審査に通過することはできません。
その他、現在の借入や返済状況も見られます。
しっかりと返済できていれば問題ありませんが、あまりに件数や金額が多すぎると、やはり影響が出てくるかもしれません。
多く返済できる時に、増額返済をしておくことでなるべく残債を減らすこと、クレジットカードの所有枚数を減らすなどの対策が必要です。
在籍確認については明記されていませんが、申し込み後の審査で勤務先に電話があります。
こうしたローンの場合は、担当者の個人名で行われ、ローンの話はされないので安心してください。
審査に落ちやすい人とは?
審査に通過できない理由としては、下記のような点が考えられます。
- 年収が低い
- 信用情報に問題がある
- 他社借入件数や借入額が多い
年収が低い
損保ジャパンのマイカーローンでは、申し込み条件に「年収280万円以上」と明記されています。
正社員である程度勤続年数のある方であれば、条件を満たしている人も多いと思われますが、新卒で入社したばかりの人や転職したばかりの人であれば、満たせない人もいるかもしれません。
申し込み条件を確認せずに申し込んで、審査落ちしてしまう人は一定数いるようです。
年収が足りないために審査に落ちた場合、信用情報に申し込みの事実が記載されます。
当然申込件数に載ってくるので、これに加えてカードローンやクレジットカードの申し込みをしていたとしたら、申し込みブラックになってしまう可能性もないとは言えません。
申し込み時にしっかりと確認することを忘れないでください。
信用情報に問題がある
過去にローンやキャッシングで延滞や遅延をしていた場合、債務整理などをしていた場合、それだけで審査に落ちてしまいます。
金融事故が起きた場合、支払完了後から5年~10年間、その履歴が掲載されます。
情報が掲載されている間は間違いなく審査に落ちてしまうので、所定の年数が経過するまで申し込みを我慢してください。
他社借入件数や借入額が多い
現在の借入状況も重視されます。
無理のない範囲で借入を行っていて、しっかりと返済できていれば問題ありませんが、借入件数や借入額が多い場合は、あまりいい印象を持たれないでしょう。
他社の借入件数については、2件以上あれば審査通過が難しくなる可能性もあります。
損保ジャパンのマイカーローン~評判
ここでは、損保ジャパンのマイカーローン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の口コミについて紹介していきます。
新卒で入社して4年。そろそろ通勤用に車がほしいと思っていました。
ディーラーでローンをすすめられましたが、金利が高いように感じたので、比較してみようと思い、一番金利の低そうな損保ジャパンのマイカーローンを選びました。
審査結果の連絡は、夜遅くの申込みだったこともあって少し時間がかかりましたが、申込みはネットで簡単でした。
実は別の銀行でも申し込んだのですが、そこでは3.5%と出ました。
次に申し込んだここで、2%台だったのでここに決めたという感じです。
申込み当時は、年収が280万円とギリギリだったので審査に通過できるかどうか心配でしたが、電話で相談に乗ってもらえて安心できました。(20代女性)
ィーラーでローンを組んでみると、すごく利息が高いことに気づきました。
そこで以前から気になっていた損保ジャパンで申し込もうと思い、申し込みました。
購入したのは中古車で、あまり金額が大きくなかったこともあってか、金利が安いのかどうかというのが実感できないように感じた時もありました。
ただ、返済予定表を見ると、ディーラーのローンよりも完済までの期間が少なくなったので、申し込んで良かったと思います。(30代男性)
23歳の時に自動二輪免許を取得、会社員となって20年を迎えて趣味のバイクを買おうと決心。
バイク割引に惹かれて申し込みを行いました。
何より嬉しかったのは、優遇を受けられる条件がシンプルだった点です。
「排気量が251ccで、借入金が499万円以下の申し込み」という条件を満たしていれば優遇されるというのは、実に魅力的だと思います。
銀行の場合は、銀行クレジットカードの保有などの条件がつくので、簡単に条件を満たせないものもあります。
一方、損保ジャパンのマイカーローンは優遇条件がシンプルで金利も低いので、条件に当てはまりそうであれば十分申し込む価値があるでしょう。(40代男性)
損保ジャパンのマイカーローン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の口コミは殆ど見られませんでしたが、概ね高評価なものが多いようです。
特に金利が低い点、優遇条件がシンプルな点に人気が集まっているようです。
まとめ~損保ジャパンのマイカーローンは低金利!ただし、しっかりと比較した上で選ぼう!
損保ジャパンのマイカーローンは、低金利な点が大きな魅力です。
実際、「他の銀行の金利よりも低金利だった」という声も多く聞かれます。
しかし、申し込み条件にもあるように「前年度の年収が280万円以上」という条件があるので、確認して申し込むことが大切です。
また、マイカーローンは銀行ごとにキャンペーンや各種優遇条件を打ち出しています。
これは銀行ごとに異なるので、どちらがお得になるかを考えながら選ぶようにしてください。