お葬式や葬儀の費用を賄えるローンをお探しでしょうか。

家族や親戚が亡くなったときの葬儀を開くためには、高額な費用が必要になります。

葬儀一式にかかる費用は規模や種類・お寺などによって千差万別ですが、一般相場は総額として100万~200万円ほどです。

最近はコンパクトに行える葬儀も増えてきましたが、それでも急な出費としては非常に苦しい金額だといえるでしょう。

そんなときは葬儀に利用できる多目的ローンやカードローンをおすすめします。

各種ローン審査に通過さえできれば、すぐに葬儀費用を捻出することができるのです。

ここでは葬儀・葬式にかかる費用相場や、それに対処するための葬儀ローンやオススメのカードローンについて詳しく解説します。

家族や親戚が亡くなって「葬儀代が高い!お金がないからちゃんとしたお葬式はできない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

■葬儀・葬式に必要な費用と金額

お葬式にかかる費用は、大きく分けると下記の3つに分かれます。

家族や親戚が亡くなったときに葬儀屋さんから見積もりを取ることになりますが、その見積額は上記の【お葬式そのものにかかる費用】のみの金額です。

◆都道府県別の平均葬式費用

鎌倉新書が運営する「いい葬儀」が全国1851人に行った調査によると、一般的なお葬式一式にかかる費用は、平均119万円という結果が出ています。

この調査の結果を見ると、より高額なところでは240万円以上の費用をかけている家庭もあるようです。

お葬式一式以外にも、飲食接待費と寺院費用が上乗せでかかってくることを忘れてはいけません。

さらに言えば、お葬式以外にも納骨するためのお墓にも別途費用がかかります。

お墓に関しては“お墓に使える墓石ローン(メモリアルローン)とは?金利やメリット・デメリット比較ガイド”で詳しく解説しているので、ご参考にどうぞ。

◆寺院費用

お葬式本体の費用と合わせてかかってくるのが、お坊さんやお寺に支払う「寺院費用」です。

金額はお寺や、お経を読んでくれるお坊さんによっても異なってきます。

寺院費用には相場らしい相場がなく、お坊さんの格(法名や法号という)次第で5万円から500万円までピンキリです。

一般的なお葬式では、10~30万円ほどのプランで行う人が多くなります。

また寺院費用の内訳は読経料+飲食代+お車代であることがほとんどですが、この辺りはお寺によって多少違います。

◆飲食接待費

同じく「いい葬儀」が行った調査ですが、お葬式での飲食代にかかった費用の平均は30万円ほどとなっています。

少数ではありますが、中には飲食代だけで100万円以上をかけている家庭もあるようです。

基本的にお葬式に関係する費用は、親戚の人数や選ぶ寺院などで大きな価格差があるため、いくつかの葬儀屋・お寺に見積もりをお願いしておくといいでしょう。

以上のお葬式費用・寺院費用・飲食代を総合して、最終的には1人あたりのお葬式を完了するまでに約200~300万円ほどの費用が必要になります。

またお葬式のあとにはお墓の準備も控えており、そちらでも100万円前後のお金が必要になると考えておいたほうがいいでしょう。

■どのローンが1番お得?おすすめ?

後述で詳しく解説しますが、お葬式の費用で利用できるローンは葬儀ローン・多目的ローン・カードローンの3つです。

多目的ローンとカードローンはほぼ同じなので、実質は葬儀ローンとカードローンの2種類と考えても問題ありません。

葬儀ローンとカードローン、お葬式ではどちらを利用するべきなのでしょう。

◆葬儀ローンはおすすめできない

基本的に葬儀ローンを選ぶメリットとしては、お葬式という目的が明確なので、初めての利用でもそれなりに高額な融資が受けられるという点です。

それ以外の部分においては、正直なところあまり目立った利点はありません。

葬儀ローンの金利は7~10%が相場となるため、銀行系カードローンよりも割高ですし、目的ローンなので使用用途も限られます。

そのため、基本的に葬儀ローンの利用はおすすめできません。

同じお金を借りるのであれば、総量規制の対象にならず、使用用途も自由で低金利な銀行のカードローンや多目的ローンを使いましょう。

◆こんな人は多目的ローン・カードローン

お葬式に限らず、冠婚葬祭が行われるときは、基本的な費用以外にも人件費やその後の手続きなどさまざまなところでお金が必要になります。

葬儀ローンは葬儀に関係する範囲でしか利用することができませんが、カードローンや多目的ローンであればそのような縛りはありません。

銀行系カードローンであれば、総量規制の対象にもならず金利も低いので、目的型ローンよりもカードローンをオススメします。

カードローンのデメリットははじめての申し込みだと、一定額以上の借入枠を付けてもらえない可能性が高いという点です。

ローンカードは持っているだけでも問題ないのですし、信用情報を高める意味も含め少しずつ利用しておいた方が、いざというとき役立ちます。

1つのカードローンを長期的に利用していれば、個人信用情報に記録が蓄積されて、その他のローン審査にも通過しやすくなるのです。

お金を借りるということに抵抗がある人も多いですが、突然の高額出費に備えて計画的に信用情報を高めておくのは、有効な利用方法ではないでしょうか。

■お葬式とは別に墓石や仏具の代金も必要

お葬式のあとには、お墓や仏具にかかる費用についても考えなくてはいけません。

墓石の素材や規模などにより金額はさまざまですが、最低でも100万円前後は考えておいた方がいいでしょう。

お墓関連に使えるメモリアルローンもありますが、お葬式の時点でローンを組むのなら、お墓関連の費用も含めて、銀行カードローンで賄えるように借入枠を作るのが理想的です。

カードローンは原則使用用途を問われないので、お葬式やお墓関連以外に思わぬ出費が発生したときでも使える非常用口座になります。

総合的に見て、葬儀ローンよりも銀行カードローンの方がメリットは大きいです。

■いざとなればキャッシングも選択肢

もし、カードローンや目的型ローンの審査に落ちてしまったら、クレジットカードのキャッシングも視野に入れてみましょう。

ローンカードよりもクレジットカードを持っているという人の割合は圧倒的に多いです。

そして、知らないだけでクレジットカードにキャッシング枠が設定されている人も少なくありません。

キャッシングは金利18%、返済はリボ払いで銀行カードローンと比べると待遇面は劣りますが、ひとまずの資金調達には利用できます。

できれば避けたほうがいい方法ですが、どうしてもお葬式やお墓の費用が捻出できないときは、検討してみてください。

■葬儀費用に使えるオススメのカードローン

人はいつどんなタイミングで亡くなるかわかりません。

当然ですが、人が亡くなったタイミングでお葬式を行う必要が出てくるので、出費としてもかなり急な部類と言っていいでしょう。

金額も大きくなるので、費用の捻出が難しいという人も多いと思います。

そのようなときは葬儀ローンやカードローンなどの、目的型ローンやフリーローンが便利です。

多少の金利は発生しますが、早期にお金を借りることができて、返済も自身の収入状況に合わせて行えます。

お葬式で使えるのは大きく分けると“葬儀ローン”“多目的ローン”“カードローン”の3種類です。

ここからは、それぞれのローンの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します。

◆葬儀ローン

葬儀ローンとは事実上、多目的ローンやメモリアルローンと同じです。

葬儀屋でローンを申し込むと、そこで提携しているオリコやJACCSで費用分のローンが組まれます。

クレジットカード会社が中心となるため、葬儀ローンの金利は8~18%とフリーローンなどと比較すると、やや高めです。

借入上限額は500万円前後が中心になります。

葬儀ローンのメリットとして、審査から融資までのスピードは速く、申し込んでから平均2~3時間ほどで審査結果が連絡され、可決であればすぐに融資を受けることが可能です。

ただ、ワカルでは金利面・限度額・総量規制などの関係から、クレジットカード会社の葬儀ローンよりも銀行のカードローンやメモリアルローンの利用を強くオススメします。

◆カードローン・多目的ローン

お葬式に使う費用なんだから、葬儀ローンや葬式ローンを使うのが普通じゃないの?

と思う人も少なくありませんが、実際はカードローンでもOKです。

そもそも葬儀ローンという名称で提供されている商品には、あまり大きなメリットがありません。

ただ「葬儀」という使用用途が明確な目的ローンなので、最初から高額融資を受けやすいというのは利点の1つです。

しかし、信用情報さえ満たすことができれば、これらのメリットは銀行カードローンの方が優れています。

例えば、三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」は、金利1.8~14.6%、限度額500万円が基本内容です。

下記はバンクイックの利用限度額とそれに比例した年率表になります。

利用限度額 借入利率
400万円~500万円以下 1.8%~6.1%
300万円~400万円以下 6.1%~7.1%
200万円~300万円以下 7.1%~9.6%
100万円~200万円以下 9.6%~12.6%
10万円~100万円以下 12.6%~14.6%

お葬式本体にかかる費用相場は200~300万円なので、寺院費用や飲食代なども考えると借入枠400万~500万円は必要になるでしょう。

バンクイックの年利設定であれば、300万円以上400万円未満で6.1~7.1%、400万円以上だと1.8~6.1%となるので、葬儀ローンの年率相場である8~10%よりも低金利で借りられます。

バンクイックに限らず、金融機関との契約時に設定される年利率は、可決できた借入限度額によって決まるのが一般的です。

限度額が高くなればなるほど、金利は安くなっていくので可能な限り高い枠を設定してもらうことがポイントになります。

なお、総量規制の関係があるため、クレジットカード会社の葬儀ローンではどう頑張っても年収の3分の1以上の金額は借りられません。

それ以上の金額を借りたい場合は必ず銀行のローンを利用しましょう。

■まとめ

お葬式やお墓には銀行カードローンや多目的ローンがおすすめです。

ただ限度額などの関係上、足りない場合は葬儀ローンメモリアルローンなどの目的ローンも含めて銀行に相談してみましょう。

どのローンでも共通ですが、原則消費者金融業者よりも銀行の方が有利な条件で融資を受けることができます。

その分、審査はやや厳しめです。

冠婚葬祭など高額な出費が重なったときは、銀行のローンを賢く利用して無理なく乗り切りましょう。