配偶者が借金している!・・・気がする

配偶者は日々ともに暮らしているため、パートナーの些細な変化にも敏感に気づくことができます。そこで、パートナーが借金しているのではないかと思った場合、どうすればいいのでしょうか。まずは、借り入れの総額を知る必要があります。どこから借りているのか、いくら借りているのかなども詳細に知って、体制を立て直さなくてはなりません。

ですが、借金をしているパートナー本人の、借金意識が薄くて、どこからいくら借りているかを把握してないこともありえます。日々の返済を利息だけ行い、元本をまったく減らせていないなどのケースが起こりえます。パートナーの借金は、自分には返済義務はありません

ですが、夫婦はお互いの収入を平均しただけの生活をともに行う義務があります。そのため、パートナーの借金だからといって、放置はしておけないのです。配偶者が借金をしていることがわかった場合、まずは借金の全貌をつかむことからスタートするべきでしょう。でも、どこからいくら借りてるのかわからない、借金の全容が見えない・・・という場合には、この手法を使ってみてください。

 

CICなどに開示請求!

まずは、クレジットの履歴がすべて保存されている、CICなどの信用情報機関のデータベースに開示請求を行いましょう。配偶者が申請する場合は、本人の委任状が必要です。

 

  • 申込書(代理人用)
  • 本人確認書類(自分のもの)
  • 委任状(実印を押したもの)
  • 実印の印鑑証明書
  • 1000円の定額小為替

 

が必要です。

委任状が必ず必要です。配偶者の免許証などを勝手にコピーして、配偶者名義でCICに問い合わせをかけることはできません。私文書偽造という犯罪になってしまいますので気をつけましょう。また、配偶者だと名乗って、パートナーの信用情報を本人の許可なく得ることも、個人情報保護の観点からできなくなっています。パートナーだからといって、なかなかプライバシーの問題がありますので、そう簡単に情報を教えてもらうことができないのが現状です。かならず、同意を得て、委任状を書いてもらいましょう。

委任状さえ書いてもらえば、あとは自分の本人確認書類を準備して、委任状に押した印鑑の印鑑証明を取るだけです。印鑑証明は、市役所にて手数料300円前後で取ることができます。

 

委任状があれば借金の総額を知ることができるの!?

委任状があれば、借金の総額を知ることができます。CICなどの信用情報機関に問い合わせることによって、借り入れの情報開示を行うことができ、また同時に残高等もわかりますので、配偶者が今どれだけの借金を毎月いくら返しているのか、延滞はないのかまで調べることができます。延滞していたら、事故情報に載っていますので、信用情報の開示請求ですぐにわかります。ですが、これはあくまで、正規の業者からの借り入れです。友人知人の借金や闇金からの借金はわかりませんので注意が必要です。

 

自分で開示請求する“気持ち“を引き出す

または、配偶者が自分自身で開示請求をかけて、借金の総額やどこで借りているかなどの情報を郵送で送ってもらい、それを見せてもらうという方法があります。そのためには、まずは借金の総額を自分で把握したいという意思、自分で開示請求するという”気持ち”を配偶者から引き出すことが大切です。それができなければ、離婚もありうるのだということをちらつかせて、強い意志を持って説得にあたってください。やはり配偶者の後押しがなければ動けないという人も多いと思いますので、パートナーであるあなたが、積極的にバックアップしていく必要があります。自分で開示請求する場合は、

 

  • 申込書
  • 本人確認書類
  • 1000円の定額小為替

 

だけで済みます。まずは説得してみて、自分で開示請求するように働きかけ、それでもダメなら、委任状を取って開示請求を行ってみてください。

 

延滞してるときはただちに入金を!

信用情報の開示は、リアルタイムで今支払っている借金のこともわかります。そのため、当月の返済が遅れていることなども把握できるのでなかなか使えます。

延滞している場合は、3ヶ月以内の延滞でしたらまだブラックリストに載ることを避けられますので、できるだけ早期に返済をうながしましょう。

なんとかしてお金をかきあつめて、返済をしましょう。ブラックリストに載ってしまうと、5年から10年はクレジットが使えなくなってしまいます。もちろん、いま自分が持っているカードもすべて利用停止になってしまいます。携帯電話の割賦販売も使えず、非常に不便ですので、開示した信用情報は詳細に読み込みましょう。延滞している場合は、ただちに解消しましょう。

 

調査会社を使うのは控えよう

パートナーの借金の総額を知るのに、調査会社を使う方法もあります。ですが、これらは数万円程度費用がかかります。そして、本人の同意を得ずに借金の総額を知る方法はありませんので、何らかの非合法な手段をもちいて、借金を調べているものだと思われます。詳細はわかりませんが、プライバシーの侵害にあたるため、そのような方法で調べるのはおすすめできません。パートナーがあなたに借金がないと嘘をついていたとしても、あなたの方からパートナーにだまって、すなわち嘘をついて、借金を調べ上げるのは避けたほうがいいでしょう。信頼関係が崩れてしまう可能性があります。調査会社が本人になりすまして信用情報の開示請求をしているのかもしれませんし、消費者金融に知り合いがいて、その人が内通して照会しているのかもしれません。いずれにせよ、人には言えない方法でやっているのであり、おすすめは決してできないものです。

 

借金に気がつくタイミング

パートナーの借金に気がつくタイミングはいくつかあります。請求書がポストに入っていた、アコムやプロミスなどのキャッシングのローンカードが財布の中に入っていた、知らない会社からの郵便物を開けたら、請求書が届いていた、知らない人からの電話が自宅にかかってくるようになった、お金のはぶりが急に良くなった、怪しい入出金がある、などなど、さまざまなタイミングで、パートナーの借金に気がつくことができるでしょう。とくに発覚しやすいのが、財布の中のカードを見てしまったタイミングと、延滞を起こしてしまって自宅に郵送物が届いたタイミングです。

このタイミングでは、借金をしていることはほぼ確実ですので、見ないふりはしておけません。パートナーは同レベルの生活を送る義務がありますので、借金によって生活レベルが変わってしまっては困ります。借金が明らかに家族にだまって行われ、コソコソと返済していたり、バレてしまってもまだ隠して借金を続けたりするようでしたら、このパートナーシップは解消を考えるのもひとつの手かもしれません。子供ができたときに、子供の将来にまで悪影響を及ぼしかねないので、借金の問題は早急に家族間で話し合う必要があります。

 

ギャンブル依存症なのであれば、まずは治療を

パートナーの借金が、ギャンブルによる依存症の場合は、治療が先決です。先に治療しないと、ギャンブルによる借金は、完済してもまた繰り返すことになります。そのため、まずは依存症の治療を専門で行っている病院などに通ってもらって、カウンセリングなどを受けていくことも重要です。孤独が原因でギャンブル依存症になっている可能性もありますので、見捨てずに付き合っていくぐらいの気持ちを持たなくては、やっていけませんので注意です。

適切な治療によって、ギャンブル依存症は少し状態が良くなれば、きっぱりとギャンブルと手を切ることもできますし、温かい家族のだんらんもまた戻ってきますので、根気よく治療していきましょう。ギャンブルにはまりこんで借金を繰り返している場合は、依存症の域に達している可能性がありますので、専門の治療が必要です。

 

借金の原因を解明することが大事

ギャンブル依存症もそうですが、パートナーがなぜ借金をしてしまったのか、借金の原因を考えるのも大事です。突発的な支出のためなのか、それとも買い物しすぎたのか、単なる浪費なのか、そこを話し合って、借金の理由を突き止めましょう。でなければ、また繰り返すことになってしまいます。借金が膨れ上がって、破綻寸前まで行ってしまっている場合、債務整理なども検討しながら、徐々に再生の道を探っていきましょう。借金が一時的なものだったのか、それとも持続性があるのかどうかを見極めて、借金と前向きに向き合っていく覚悟が必要です。それはパートナーであるあなたにしかできない仕事なのです。

 

パートナーの借金を肩代わりする是非

パートナーの借金を、代わりに返すことについては、異論があります。代わりに返すことは、かならずしもパートナーのためにはなりません。それが数万円なら話は別ですが、数十万、数百万円規模になってしまっている場合は、金利だけでもバカにならないので、代わりに一時負担して、あとからその借金を個人的に返してもらうのがいいかもしれません。リボ払いは返済総額がとても大きくなってしまうので、一時的に肩代わりするのはありかもしれませんね。ですが、少なくない金額の場合、かならずしも肩代わりするのが本人のためになるとは限りません。借金を肩代わりしたことで、また借金を繰り返してしまう可能性もあります。そうすると、借金は枠の分だけまた借り入れができますので、借金が倍になってしまうリスクもあります。パートナーのことが信用できない場合は、肩代わりするのは避けたほうが良いでしょう。

 

まとめ:パートナーの借金を知る方法は、同意を得ること

パートナーの借金の総額を知るには、信用情報機関に問い合わせて、開示請求を出すことです。そうすると、公に記録されている借金の情報がわかります。順調に返済しているのか、延滞をちょくちょく起こしているのかもわかりますので、今後の対処方法がわかるでしょう。パートナーの借金の総額を知るには、同意を得ることが重要です。本人に内緒で勝手に開示請求するのは、プライバシーの侵害です。同意を得て、開示請求した結果も、本人あてに届きますので、それを見せてもらう必要があります。

パートナーの借金に気がつくタイミングは、それぞれです。ですが、借金が発覚したら、早期に対応することが重要です。まずは話し合って、家族一体となって借金の問題を解決していきましょう。必要であれば、カウンセリングなど外部機関に頼りながら、解決をはかりましょう。どうしても難しいのであれば、債務整理なども検討し、合法的な手段で解決を行いましょう。