信用情報機関とは?

カードローンを申し込もうとして調べていると、信用情報について書かれていることが多いと思います。信用情報とはそもそも何なのでしょうか。信用情報とは、簡単言うとクレジットの履歴がすべて掲載されているデータベースのことです。

そこには、あなたの過去のすべてのクレジット履歴や、個人情報が掲載されていますので、審査の対象になりますし、申し込みと異なる内容を書かれていたら審査に落ちてしまいます。たとえば、個人情報なども載ってるのですよ。属性などが書かれています。氏名、生年月日、電話番号、住所、勤務先、勤務先電話番号、公的資料の確認方法と確認番号、配偶者氏名などがCICには掲載されています。よって、カードローン会社がたとえばCICに加盟していたとして、申し込みの段階でまず住所や氏名をチェックします。これがCICの情報と異なっていたら、その時点で審査にひっかかります。延滞等を起こしていなくとも、ウソを書いて提出していることが、その時点でわかってしまうのです。なので、くれぐれもカードローンの審査は、ウソや大げさな情報を書いて出さないようにしてください。

このように、あなたの個人情報から、クレジット履歴まですべて掲載されているのが、CICJICCJBAなどの信用情報機関です。これらはいわゆる独立行政法人などではなく、株式会社ですので営利企業です。クレジット情報のデータベースがバラバラだったので、40年ほど前に統一された基準を持つために、各クレジット会社の出資で設立された経緯があります。ちゃんとリクナビで新卒の正社員を募集するなど、普通の株式会社と同様の営利活動をしている一般企業です。特別な会社、というわけではありません。

とはいえ、CIC、JICC、JBAの情報は、カードローンでお金を借りたい人には非常に重要な情報です。各カードローン会社は、たとえばプロミスに申し込むとすれば、プロミスはCICとJICCに加盟していますので、その2社に対して照会がかけられます。この人の過去の履歴はどうでしたか?と問い合わせて、個人情報やクレジット履歴を開示請求します。個人的に自分の情報を開示請求しようと思ったら、1,000円の実費が発生するのですが、カードローン会社が審査で行う際は、プロミスが費用負担してくれるので審査に対してお金はかかりません。そして、CICとJICCから回答があった情報を元に、プロミスが審査を行い、あなたにカードを発行するかどうかを決定します。どこの信用情報機関に登録されているかは、各社のホームページに書いていますので、検索してみると良いでしょう。「プロミス 信用情報機関」「アコム 信用情報機関」「ソニー銀行 信用情報機関」などのキーワードで、インターネット検索を行うと、公式ページがヒットしますので、そこから各社が加盟している信用情報機関を知ることができます。

・カードローン、クレジット会社は、裏でつながっている!?

カードローンやクレジットカードを作ろうと思っても、どこの会社に申し込んでも落ちてしまう。または、何度か延滞を繰り返しているうちにカードが解約されてしまい、それ以降、審査に通らなくなってしまった。そんなことになってしまっている人もおられると思います。どこのカードローン会社でも審査に通らない場合、カードローン会社は裏で全部つながっているのではないか?と思うこともあるかもしれません。

それらは、半分あたって半分はずれています。カードローン会社は、CIC、JICC、JBAなどのいずれかの業界団体に加盟しており、CIC、JICC、JBAでは一部情報が共有されています。そのため、各カードローン会社では同じ情報を参照しているため、審査に落ちる人は落ち続けるということが起こってしまうのです。各カードローン会社が横でつながり、アコムとプロミスが情報を交換している、ということはないのですが、アコムとプロミスであれば、CICにどちらも加盟しているため、CICの情報が参照されるので、CICでブラックになっている人は審査に落ちてしまうことが続いてしまうのです。

あまりに審査に落ちてしまう人は、この信用情報機関でブラックになっていることを考えたほうがいいかもしれません。たとえば、クレジットの履歴は良好でも、過去に携帯電話を延滞したことはありませんか?携帯電話の本体代を月賦で払っている場合、それらも立派なクレジットになります。信用情報機関に登録されていますので、携帯電話の延滞などがあった場合は、クレジット履歴がNGになってしまいます。他のカードローンやクレジットカードの審査に通りませんので、注意が必要です。

 

・開示請求で何がわかる?

過去に何のクレジット延滞もなく、思い当たるフシがない人は、開示請求を行ってみましょう。自分のクレジットの履歴がどのように各社で取り扱われ、どのようにカードローン会社に見えるのか、表示されているのかを自分の目でチェックすることができます。実費は1,000円ほどかかりますが、CIC、JICC、JBAの各社とも、開示請求を受け付けています。

もしかしたら、個人情報が違っていて、審査に落ちてしまうのかもしれません。あるいは、記憶に無いぐらいの小さなクレジットを放置して、延滞してしまっているのかもしれません。若い頃の延滞が思わぬ形であとに響いていることがあります。

余談ですが、クレジット履歴がまったくない、スーパーホワイトというのも一部のカードローン会社では警戒されます。たとえば、30歳になってカードを申し込み、作ろうと思ってカード会社が開示請求を行った際、情報が何も登録されていないケースがあるのです。その場合は、スーパーホワイトといいます。信用情報のブラックリストの真逆の状態なので、スーパーホワイトと言われています。スーパーホワイトには2種類の人が考えられます。

たとえば、まったく今までカードを作ったことがない人。現金主義で、カードを使ったことがなく、携帯電話も割賦販売で購入していない場合などです。その場合は、履歴がありませんのでスーパーホワイトとなります。

あとは、過去にブラックだったけれども、5年から10年の時間が経過して、信用情報が削除されてしまった状態などです。その場合は、過去にブラックであるにも関わらず、信用情報が時間の経過とともに消えてしまっていますので、カード会社には非常に警戒されます。

信用情報がまったくない場合、過去のブラックを疑われて、審査に落ちてしまうのです。クレジットカードや銀行系カードローンの一部の会社では、スーパーホワイトを警戒して、審査に落とすケースがあります。その場合は、まずアコムやプロミスなどでカードローンを作って、ちょっとずつ使ってみて、カードの信用情報を少しずつ積み上げていくと良いでしょう。カードローンが嫌な場合は、アコムACマスターカードなどがおすすめです。社会人になることは、クレジット情報と上手に付き合っていくことでもありますので、信用情報を意識しながら、信用を積み重ねて行きましょう。それが社会的信用でもあります。

 

たとえば、CICに開示請求を行った場合、いろいろな情報がわかるのですが、26番目の項目に返済状況という欄があります。ここが、「異動情報」と載っていないことが重要です。通常、61日以上あるいは3ヶ月以上の延滞があった場合、ここが異動情報に変わってしまいます。これがいわゆる「ブラックリスト」の状態です。開示請求をした場合は、この返済状況が異動になっていないかをよくチェックしてみてください。ここが異動になっている場合は、なんらかの延滞が発生していますので、ただちに完済するようにしてください。どうしても完済できない場合は、弁護士や司法書士に頼んで、債務整理を行うしかありません。ここが完済にならない限りは、異動情報はずっと残り続けます。異動情報になっている限り、カードローンの審査には通りませんので注意が必要です。しかも、やっかいなことに、完済してもCICの場合5年は異動情報が消えませんので、5年間はカードローンの審査に落ち続けるということになります。申し込み履歴もデータベースには保存されますので、一度異動になってしまった場合は、どうせ落ちますので申し込まないほうが無難です。

 

支払いの状況もしっかりチェックしましょう。入金情報の項目を確認します。年月日の他に、状況が$マークになっていると思います。$マークは、返済がしっかり行われている状況を指しますので、特に問題ありません。Aマークは、延滞が起こったときです。Cマークは、原因不明の未入金を指します。Aマークが3回続くと、異動情報に掲載されてブラックとなりますので、注意が必要です。開示請求の際は支払状況も確認して、自分がしっかりと支払いを行っているかを確認しましょう。

 

・ブラックは何年で解ける?

異動情報、いわゆるブラックリストは、何年か経つと消してもらえます。問題はそれが何年かかるかということなのですが、通常、5年から10年となります。

 

CICの場合:完済から5年、債務整理から5年

JICCの場合:完済から1年、債務整理から5年

JBAの場合:完済から5年、債務整理から10年

 

となります。10年は長いですよね。JBAは銀行系のカードローンがこぞって加盟している信用情報機関ですので、こんなところでも、銀行カードローンの厳しさがわかると思います。

 

・CIC、JICC、JBAの違いとは?

CIC、JICC、JBAですが、これまで説明してきたことは、それぞれの会社で共通のことです。では、CIC、JICC、JBAの各信用情報期間は、何が異なるのでしょうか。まず、延滞が解消してから異動情報が消えるまでの時間が異なるのは、前述したとおりです。ですが、それらが関係あるのは、すでにブラックになってしまった人だけですよね。普通の、カードローンが借りられる人にとって、何が重要になってくるのでしょうか。

 

○CICとは?

CICは、主にクレジットカード会社などが加盟している信用情報機関です。これまで説明してきたブラックリストなどの異動情報をはじめとした信用情報などを管理しています。アコムやプロミス、SMBCモビット、アイフルなどが加盟しています。レイクは加盟していません。もともと、クレジットカードの会社が情報を共有するために資金を出し合って設立した会社です。事業者向けのローンなどは登録されていません。割賦販売などはここに掲載されます。内閣総理大臣によって指定されており、れっきとした国の認証を受けている機関です。平成22年に貸金業法が変わり、多重債務状態になる人や自己破産状態になる人を予防するためにも、カードローン会社、とくに消費者金融は、総量規制によって利用者の信用情報を把握することが欠かせなくなりました。借り入れが可能かどうか、チェックするための機関となります。

異動情報が掲載される期間は、以下のとおりです。

 

任意整理 5年間
特定調停 5年間
自己破産 10年以内
個人再生 10年以内
過払い請求 関係なし
3ヶ月の支払い遅れで完済した場合 5年間

 

○JICCとは?

JICCとは、消費者金融系や商工ローン系の会社が出資して作った信用情報機関です。そのため、多くの消費者金融系カードローンがJICCに加盟しています。アコム、プロミス、SMBCモビット、アイフル、そして新生銀行カードローンレイクなども、JICCに加盟しています。ちなみに、NTTドコモやAUといった携帯電話会社も加入していますので、携帯電話の割賦販売や利用状況も登録されます。JICCに加盟している会社は1500社近くにのぼり、国内でも最大規模の信用情報機関です。消費者金融系だけでなく、信販会社やリース会社なども加盟しており、多くの会社がカードローンの信用情報を共有しています。CICとあわせて加入している業者も多く、加盟している業者との間で、信用情報の登録と信用情報の提供を行い、与信状況を確認するのに使われています。

CICやJBAは、開示請求を行うのにインターネットや郵送、窓口などでの申請が必要ですが、JICCは、スマホアプリからの受付を行っています。最新のトレンドに強く、バックアップシステムなども構築しているため、情報漏えいなどにもあらかじめ備えているのが特徴です。システム系に強いのです。

 

異動情報が掲載される期間は、以下のとおりです。

 

任意整理 5年以内
特定調停 5年以内
自己破産 10年以内
個人再生 10年以内
過払い請求 関係なし
3ヶ月の支払い遅れで完済した場合 5年以内

 

○JBAとは?

JBAは、主に銀行カードローンが加盟している信用情報機関です。通常、消費者金融系のカードローンを借りるのに比べて、銀行系カードローンを借りるのは審査が厳し目です。そのため、JBAも、CICやJICCに比べて会員になるのは厳しく、審査があります。銀行系のカードローンは、主にJBAに加盟していることが多いです。

JBAは、ただ単に信用情報を登録・管理・提供しているだけでなく、自己破産や多重債務状態を防ぐための啓発活動や、返済に困ってしまった人のために相談などにも乗っていますので、利用者のための活動を行っています。また、不正利用された場合の保証や、振り込め詐欺などの予防活動なども積極的に展開しており、社会的な活動が盛んです。ですが、自己破産で官報に掲載されたことなども登録していますので、自己破産をした人は銀行系カードローンで今後借りられる可能性はありません。10年待つ必要があります。

 

異動情報が掲載される期間は、以下のとおりです。

 

任意整理 5年間
特定調停 5年間
自己破産 10年間
個人再生 10年間
過払い請求 関係なし
3ヶ月の支払い遅れで完済した場合 5年間

 

・結局、3社とも開示請求しなくてはならない?

CIC、JICC、JBAの3社は、システムでつながっています。CRINと呼ばれるシステムで、延滞事故が起きてしまったり、本人確認書類を紛失したりなどのケースに、そのCRINシステムを通じてネットワーク経由で情報が共有されるのです。なので、いずれにせよ情報は共有されてしまいます。また、CICとJICC、JICCとJBAなどの2つに加入しているカードローン会社も多いため、開示請求は複数行ったほうがいいかもしれません。一回につき平均で1,000円程度かかるので、予算がかかりますが、それでも一社開示請求しただけでは、わからないこともあるのです。どうしてもカードローンの審査に通りたい人、自分がカードローン会社からどのように見られているか気にかかる人は、3社とも開示請求してみるといいでしょう。

 

・それでも、何の身に覚えもないのに事故情報が登録されていたら・・・

過去に何の延滞もなく、完璧に支払ってきて、スーパーホワイトでもなく、ブラックリストでもないはずなのに、カードローンの審査に通らない、開示請求を行ってみると、身に覚えがないのに異動情報が掲載されていて、自分が勝手にブラックリストにされていた!考えたくないですがそのようなことは現実に起こります。2013年に、ソフトバンクが誤って6万人以上の人を、事故情報に登録するというミスが起こりました。それによって、約1万人以上の人が、何も悪くないのに住宅ローンの審査などに落とされるという重大な影響を受けてしまいました。人が目で見て人力で入力していますので、ヒューマンエラーが起こることは十分にありえます。ソフトバンクのミスなどで、自分の情報が誤って事故情報に登録されてしまっている場合は、苦情や訂正などを行うことによって、異動情報を消すことができます

ですが、これはあくまで、信用情報が誤って登録されていた場合に限ってのことです。「ブラックリストを消します!」といってお金を請求する業者もありますが、それは単に詐欺会社です。ブラックリストは完済から年月が経たないと消えませんので、ブラックリストを消しますという業者の誘いには乗らないように気をつけてください。

 

・まとめ:CIC、JICC、JBAには重要な情報が記載されている!

いかがでしたでしょうか。CIC、JICC、JBAには、あなたの個人情報だけでなく、カードローンやクレジットカード、その他各種ローンの情報が記載されています。しかも返済事故を起こしたことは共有されてしまいます。なんだか自分の手の届かないところで勝手に情報が共有されているような気がして、怖いかもしれません。ですが、これらは利用者が多重債務状態や自己破産にならないように、借りすぎを予防するためでもあるのです。普通に返済を行っている分には、信用情報機関を意識することはあまりないと思います。

ですが、社会勉強のためにも、こうした信用情報機関のことをよく知っておくことは重要ではないでしょうか。クレジットカードの分割払いも、カードローンのキャッシングも、すべて社会的信用があってのものです。その社会的信用が具体的なデータとなって登録されているのが、このCIC、JICC、JBAなのです。とても重要な情報で、将来の住宅ローンの審査などでも使われますので、自分の信用がどうなっているかが気になる人は、一度開示請求を行ってみると良いでしょう。CIC、JICC、JBAは、加盟しているカードローンの会社が異なります。クレジットに強い、消費者金融系カードローンに強い、銀行カードローンに強いなどの違いがあります。また、事故情報がどれぐらいの期間で消えて、また借り入れできるようになるかが異なります。信用情報機関のことに詳しくなって、より有利にカードローンやクレジットカードの審査に通りましょう。